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『十三人の刺客』@ロンドン国際映画祭

本日は、ロンドン国際映画祭に参加してきました。ヴェネチアと比べると規模も小さいですし、上映だけで監督や俳優さんが来るわけでもなく、プレス会見が事前にあるわけでもないです(笑) とにかく、一般の方に見てもらうというシンプルな映画祭。でも、『十三人の刺客』は売り出しから即効でチケットが売り切れただけあって劇場内満員御礼でした。

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ロンドン国際映画祭上映劇場 『vue』

なんせ、チケット取るのが今回はヴェネチアよりも大変だったので一番前の席しか残っていなかったのですが、これが二度目の鑑賞には適していたかもしれません。これは、このあと感想で書かせて頂きますね。まず、始まる前に一番前から劇場内を見回してみると、日本人はほとんどいなく(ロンドンだから半分ぐらいは日本人かなぁと思っていたんですが)、ローカルの方たちばかりで男性がすごく多かったですね。ヴェネチアは、コンペティション部門ということで、ほとんどが関係者ばかりだったのですが、今回は一般の観客ですから普通の映画館で見る感覚。ポップコーンやらジュースやらを席に持ってきてパリポリ食べる風景も見られました(笑) ヴェネチアでは、これが皆無だったので。ただ、始まると思わず手が止まって見入る人がほとんど。なかなか良い出だしだと思いました。

映画の楽しみ方としては、ここはやはりイギリス人。イタリア人ほど途中で拍手が起こったりする派手なリアクションはないにしろ、箇所箇所で笑い声はしっかり起こっていました。ここロンドンでも、やっぱり伊勢谷さんのキャラは大人気でしたね。イタリアでは、殺陣のシーンで思わず「おぉ!」という拍手が起こったのですが、それは残念ながら見られませんでしたが、イギリス人のことだからそれは映画の途中でマナー違反と思っている人が多かったと思います。まぁ、いわゆる国民性の違いで、確実に殺陣の50分のシーンはイギリス人の心も震わせたと思いますね(笑) エンドロールが始まると、特に関係者がいるわけでもないのに、やはり拍手が起こりました。ヴェネチアでの関係者への大絶賛の拍手というより、素直に良い映画だったと思わず拍手が起こったという感じでした。そして、エンドロールが終わったあとも拍手。イギリス人にも、しっかり受け入れてもらえたようで嬉しかったです。

映画の感想としては、ヴェネチアで鑑賞したときにたっぷり書かせてもらったので、今回は二度見たあとに気づいた感想を。最初の、殿のシーンは海外版ではカットされていると思ったのですが、何をヴェネチアで見ていたのやら(きっと劇場の雰囲気に圧倒されて興奮していたんでしょうね)しっかり入っていました。これ、何をしているところか外国人にはわかっていたのかなぁ。今回は、英語のみの字幕だったし一番前だったのでしっかり字幕も確認しながら見ていたのですが、英語字幕に関してはかなり忠実に翻訳されていたと思います。山田さんが「すぐに帰らないようならお盆のときに・・・」というシーンも、しっかりわかるように訳されてましたね。

あと、一番前で吾郎の殿を最大限に拝ませてもらったのですが、ヴェネチアではほとんど全体像で受け取っていたのをUPの様子も堪能させて頂きました。「やっぱり吾郎の殿は美しい!」 これに尽きます(笑) 白い着物がまたすごく似合っていて、足も長いのでとっても素敵だなぁなんて余裕も二度目にして実感させてもらいました。やはり、稲垣吾郎は元から殿の雰囲気を持っている人なんですね。表情で演技する様子もしっかり今回は判断できました。ちょっとした表情にも、殿の気持ちが入っていてさらに映画が楽しめた気がします。一回しか観ていない方には、是非もう1度観に行くことをお勧めします。私は、ロンドンで観た今回のほうが、さらに映画作品を楽しめました。ヴェネチアでは、周りのリアクションで感激したのが大きかったのですが、今回は作品自体に入り込めることができて最後のほうは刺客たちの熱い想いに涙が出そうになりました。これは、しっかり見てくれていたイギリス人たちの見方にも関係あるかもしれません。なんせ、ヴェネチアでは本当に良い意味でお祭りだったので(笑)

ロンドンではどういう風に賞が決まるのかわかりませんが、観客は全員とても楽しんでくれていました。イギリスで上映が決定して、一人でも多くのイギリス人の方に見てもらいたいと思いましたね。改めて、吾郎が役者としてこの役に向きあった姿勢と、素晴らしい作品に参加したことを誇りに思いました。とにかく、海外版は日本より17分も短くカットされているので、DVDでのフルヴァージョンを楽しみにしていたいと思います。

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コメント

おはようございます^^お疲れのなのに早々アップして下さりありがとうございます。
ロンドンはすっかり秋景色なんですね~雰囲気バリバリですごく羨ましいです。
2回目の殿を堪能されたようでよかったです(笑)自分のことで申し訳ないのですが、私も1回目は見るのがいっぱいいっぱいで殿まで楽しめませんでした。っていうか、一揆の娘のエピにドン引きして(苦笑)どうにも駄目だったんです。でも、2回目だと何だか安心して大丈夫だったんですよね~
殿は何回見ても新鮮な気持ちで向き合えます。そして映画自体も毎回発見があって楽しめる、まさにエンターテイナーな作品に仕上がっていますね!
ヴェネチアとロンドンというまったく違う場所でご覧になったKazuyoさんの感想も興味深いです。ロンドンの皆さんにも受け入れられたようで、こんな嬉しい事はありません(号泣)個人的に殿の評判が気になりますけどね・・・速報、ほんとうにありがとうございました。ごゆっくりお休み下さいね~

投稿: そよ | 2010/10/25 08:56

おはようございます

ロンドン映画祭、アットホームな感じなのですね^^
やっぱり鑑賞の仕方にも、お国柄が出るのですね~。映画は映画で、それはそれで人間ウオッチングしたくなりそうです(笑)
 日本の映画だから、翻訳って難しいでしょうね~。ましてや時代劇だと、独特の節回しだのその頃の日本の時代背景もかかってきますからね。訳した方次第で、お客さんへの伝わり方も、反応も変わってしまいますもんね。
私も2回観に行きましたが、1回目は気持ちに余裕がなかったから、映画に着いて行くのに精いっぱいで、内容が頭に残ってなかったですから。
2回目でやっと色んなものが見えてきた感がありますもんね。
あと1回くらい行きたいな~。
にしても、吾郎めっちゃハマりましたね殿役が。色んな意味を込めてハマり役!この役は他のどの若手俳優さんが熱演しても、ハマらなかっただろうと思うくらいに。監督さん、それからすると本当に人を見る目があるのでしょうね~。


投稿: むっちー | 2010/10/25 09:56

Kazuyoさま

ロンドン国際映画祭のレポ、ありがとうございます。国によって観客の反応の違いも分かり楽しく読まさせていただきました。

本当に、こんなに何回も観たくなる映画は始めてです。役者一人、一人の演技の上手さがそうさせるのでしょうが、観る度に殿の一言、一言も、新左衛門、半兵衛、新六郎の言葉も、聞けば聞くほど奥が深く心に響き、考えさせられます。そして、何と言っても「殿」が美しい!どんなに暴挙な振る舞いをしていても全体に漂う雅な雰囲気は誰にでも出せるものではなく、生来吾郎さんが持っているものと、演技力の賜物ですね。そこを見抜いてキャスティングした監督もお目が高い!!でもそれに応えてあそこまで素晴らしい「殿」を演じきった吾郎さんの演技は賞賛に値しますね。イギリスの一般の観客の感想も聞きたいです。

Kazuyoさんのレポを読み、また観に行きたくなりました。

投稿: さやか | 2010/10/25 11:54

国内の評判はいろいろ聞こえてきますが、海外となるとヴェネチアくらいのビッグネーム以外はなかなかどんな様子なのかわからないので、Kazuyoさんが生の反応を伝えてくれるのはとってもうれしいです。
評判、反応がいいとなったらなおさらです。

回数を重ねると、登場人物の内側までいろいろ想像してしまいます。
斉韶がもっと幼少のときからお側に半兵衛のような家臣がいたなら、もう少し人間的に育つことができたのではなかったか、とか。
そんなことを考えさせられるほど役者陣が熱演し、もちろん殿である吾郎の演技がさらに脚本に厚みを持たせたと思っています。

偶然かもしれないけれど、ラスト、血まみれ泥まみれになりながら
「これまで生きてきて、今日という日が一番楽しかった」
という殿の瞳に、光が映りこんでいるんです。
それまではほとんどセットの中か戦闘シーンでは曇りだったりして瞳に光が入るということはなく、参勤交代の駕籠の中に象徴されるような何を映しているのかわからないような黒い瞳の印象なんですが。
それが、死を迎える直前、瞳に光が入り生き生きと輝いて見えるのがまた、死を目の前にして初めて生きることの楽しさを知った、殿の心情をありありと描き出している気がします。
ほんとにたまたま日がさしてきたため、なのかも知れないんですけれど。

投稿: ドルチェ | 2010/10/25 18:03

Kazuyo様
さっそくのご報告ありがとうございます。
私も一度目と二度目以降では、かなり見方が違っていたと思います。
一度目は緊張からなのか構え過ぎだったのかな・・・いま思うと感覚がちょっと鈍化?麻痺?していたかと
思うくらい(苦笑)たいそう冷静だった気がします。二度目以降のほうがずっと楽しめていますもん(笑)
2時間20分のうち17分のカットというのは、けっこうなウェイトですよね。犬食いや絶倫シーン(笑)の他、
どこをどうカットしているのか気になります。逆に短縮バージョンを観る機会、私にはないんですよねぇ。

投稿: ひなつ | 2010/10/25 20:56

 さて2度目を拝見して、本当にベネチアで観た時に見落としていたことの多さにびっくりしました。一回目もある程度の予習はしたのですが、日本の俳優さんに疎い私にとっては誰が誰かわからず、「前半のシーンが退屈」と評した外国人評論家と近い状態だったのです。そこで2度目を見るにあたり、かなり勉強しまして刺客の一人一人まで区別がつくようになると、がぜん面白さが違ってきました。いろんな伏線が張り巡らされ、一人ひとりの背景も見えてくる素晴らしい脚本です。おかげで本当に血沸き肉踊るような興奮状態になって手がブルブル震えてきました。私見ですが、この映画に限っては、ネタバレ厳禁よりも、グロいところとか、見所とかを少し説明してあげたほうが成功しますね。そして何回も見れば見るほど面白くなります。

 殿についても、あ、こんなカットあったっけと思うほど見落としていた部分を発見できて嬉しかったです。最初の「竹筒」(笑)とか、最後への伏線となる蹴鞠を蹴り飛ばすシーンとか、御簾の中で小姓に酌をさせながらお酒を飲むシーンとか。きっとこの後がカットされた犬食いシーンにつながると思うのですが、一瞬の御簾の中の情景でも殿の孤独さが伝わってきました。その前が山の中を歩いている二人の刺客が仲間同士ってかんじできゃっきゃっ(笑)しているシーンでしたから、その対比が際立って、この殿には同年代の親友や愛しいと思う女もいないんだなと背景が伝わってきました。

 私が映画を観ているときの顔は絶対に見せられないくらいニヘラニヘラしてたと思います。だってkazuyoさんとも話したけど、本当に殿の描写が悪魔のようなヤツなのに、美しすぎる、、、、!! 一回目はそこまで余裕がなくて気づかなかったんですね。特に弓を射るシーン、弓を引くシーンはわりと予告や番宣でおなじみだったんですが、そのあと、やんごとなきお血筋を引き立てる白い着流しで、武士の道を説きながら歩く姿のまるで絵画のような美しさ。着物って柳腰の色っぽさを強調しますよね。まつわり付いたり、♪乱れる裾の恥ずし、嬉し♪ まったく上村松園の美人画にでもしていただきたいような凛として、艶なるありさまは、外国人をも魅了しきったことと思います。隣のストリート系のお兄ちゃんが「wow ! wow!」言っててうるさかった(笑)。シッチェス映画祭での美術賞受賞はもちろん広重の浮世絵のような山中をいく大名行列とか、国宝を使っての日本建築の見事さもありましょうが、殿だってその一翼を担っていたと密かに思っているのです。

 一般の感想で「こんな汚れ役やって稲垣ファンは面白くないのでは、、、」みたいに言われていた最期のシーンも、前回見たときよりずっと私の眼には美しく映りました。ベネチアでもロンドンでも最期の泥まみれで島田に礼を言うシーンはくすくす笑いが起こったんですよ。でも今回見て、斜め横顔のあたりから、なんて美しい輝く少年のような瞳だなあと思いました。これはドルチェさんが書いてくださってるとおりですね。

  そうそう、少年のようなで思い出したんですが、最初の頃、老中と島田が殿について話しているシーンで英語字幕をみていたら「that boy」という訳を当てていたのです。naritusguと書いても外国人にはローマ字表記だと誰が誰だかわかりにくいので、そういう意訳にしたと思うのですが、なぜ「man」ではなく「boy」なのか、やはり外国人(翻訳者は外人男性)から見ると吾郎殿は幼く見えるのだなと思ったり。ちょうど同じく残虐さで有名なローマの「少年皇帝」といったイメージも湧いたのかしらと。もちろん英語の使い方のなかで中年でもBOYとか言うときはあるのですが、語学の話になるとキリがないので、ただふと疑問に思ったことを書いてみました。ジェレミートーマスがいたら、殿の年齢設定と、殿の生い立ち、前将軍、現将軍が老中職に押すくらいご寵愛される理由、そしてなんで犬食いシーンがカットなの!!とかいろいろ聞きたいことあったのですけどね、ねえkazuyoさん。
  
最後に、なによりもイギリスにいる吾郎ファンが5人も(一人はまだ発展途上ですが)一同に会して、「13人の刺客」を見ることができたことは感無量でした。まだイギリス在住吾郎ファンで名乗り出てない方、是非kazuyoさんまで連絡してくださいね。もちろん他メン一押しでもスマオタなら、我が家での(合宿もありな)オフ会大歓迎です。


投稿: kim | 2010/10/25 21:12

こんばんは。
『刺客』モードがまだまだ続いているので、ついついコメントを書き込んでしまいますっ。

ロンドン映画祭のレポありがとうございました。
やはりイタリア人と比べてイギリス人の方々は日本人に近い感じなのですね。独特の三池節が効いている時代劇なのでロンドンではどうなんだろう?と思っていましたが、偏見なく受け入れて下さったみたいで嬉しいです。
しかも、チケットが即完売だなんて凄いですね。それだけ注目度が高かったということですよね。観客の反応も概ね良好のようですから、イギリスでも公開されることを切に願っています。

それにしても、この作品はスルメみたいというか回を重ねて観ていくほど味が出るし、内容をしっかり把握してから観た方が断然その世界観に入り込めますね。
初めて観た時は斉韶が凄く憎たらしかったけど、2回目以降は「自分自身」を誰も認識してくれない孤独感に閉じ込められている斉韶の苛立ちみたいなのを感じたし、先週4回目を観た時は斉韶が誰よりも色っぽく撮られていることに目が釘付けになったり(笑)←そろそろヤバイ兆候
単純明快なストーリーでありながら、根底には"侍社会の虚しさ"があるので奥深いんですよね。ハッピーエンドのようで決してハッピーエンドではない、本当に好みの作品です。

>kimさん
斉韶は英語字幕では「boy」表記なんですか!
でも普段の吾郎よりも凄く幼く見える時もあったし、落合宿ではホントに子供みたいにはしゃいでいたから、成人なんだけど幼児性が強いという演出もあったとは思いますが、斉韶の年齢設定て気になりますね。史実だと20歳そこそこになるみたいですが…

あと海外版ではカットされている犬食いシーンは、鬼頭半兵衛が島田邸に訪れた直後に流れます。半兵衛が新左衛門に「我ら侍の成すべきことは、主君に仕えることではないのか!」と訴えた後なだけに、半兵衛が凄く哀れに感じてしまいました。
しかし、このシーンもエロいんですよね。明らかに三池監督は狙っていたと思うんですけど(斉韶の台詞もそういう意味合いのものだったし)、色を好み残忍な狂気に満ちている…という老中たちが噂する通りの姿だったのでカットされたのは残念でなりません。

是非、DVD化された際にはリピートしまくって下さい!

投稿: ななんぼ | 2010/10/26 00:15

kazuyoさん、kimさん、ご同行の英国吾郎ファンの皆様御鑑賞お疲れ様です。(一番前は首とか腰がきついですもんね。)英国の方の映画鑑賞は日本に近いものがあるにですね。劇場「vue」も趣のある感じでこんな所で刺客を鑑賞したらまた違った感動があるのでしょうね(流石歴史あるロンドン)。本当に刺客は観れば観るほど発見のある作品ですね。そして殿も観れば観るほど色っぽいし美しいですよね(ウットリlovely)kazuyoさんやkimさんがおっしゃるように白いお着物姿が艶っぽい。たぶん三池監督が外国の布を使った旨の事をおっしゃていたので殿のお着物も日本の絹や綿とは布の厚みも違って体に纏わり感のある感じがスタイルの良い吾郎ちゃんの美しさを一層引き出しているようですね。もちろん吾郎ちゃんの演技力もあるわけで。何回観ても集中して飽きることなく観れて鑑賞後は心地よい疲れを残してくれる素晴らしい作品です。英国では本上映も短縮バージョンなのでしょうか?是非殿の犬喰いシーンをご覧頂きたい!まさに色っぽいです!犬喰いなのにどこか品があり色っぽい摩訶不思議な光景です。日本では上映回数も少なくなってきて鑑賞できる期間も短くなってきたようなので1回でも多く目に焼き付けたいと思ってます。

投稿: ピカチュウ | 2010/10/26 00:35

crownそよさん
イギリスは、秋を通り越してすぐに冬になりました(笑) コートはもちろん、マフラー、手袋をしていても何らおかしくありません。吾郎が大好きな冬。そして、きっと彼ならロンドンの街にイギリス人の男性と遜色なく美しく溶け込むと思います。映画は、どうしても初回は吾郎を観ることでいっぱいいっぱいの気持ちになるから、作品を楽しむまではなかなか難しいですよね。加えて、私の場合は初めてヴェネチア国際映画祭に参加してレッドカーペットを見たあとなので高揚していたんだと思います(苦笑) ほとんど、作品はおろか吾郎の出演部分もしっかり見れてなかったことに二回目の鑑賞で実感しました。殺陣のシーンが始まると女性でもワクワクしますよね。本当によくできたエンターテイメント満載の作品だと思います。つっこみどころもいろいろあるかもしれませんが、些細なところは気にせずまだ見ていない人には楽しんでほしいと思います。


crownむっちーさん
晴れやかな映画祭というよりは、本当に普通にロンドンで有名な映画館が集まるレスタースクエアでの映画鑑賞という感じでしたね(笑) それがまた良かったのかもしれません。なんせ、一番前の席だったので観客の声とかは聞ける場所だったと思うのですが、音声もドーンと真正面から受ける場所だったので大きなBGMが流れるところでは、ちょっとリアクションが拾えなかったのが残念です。しかし、あのドラムというか刺客が活躍する前のBGMはいいですねぇ。私、この映画のサウンドトラックのCDを買ったのですがまだ封も開けてないんですが(苦笑)、ちょっと週末にiPodに入れ込んで聞き込もうと思いました。きっと、作品の興奮がよみがえってくると思うので。やっぱり、皆さん、二度目でやっと作品全体の楽しさを実感できたみたいですね。また劇場で観に行きたいので、イギリスで上演が決定したら今度はツレを連れて行こうと思ってます。チャンバラ好きのローカルの生の感想を聞きたいので(笑) 


crownさやかさん
リアクションというのは、やはり国民性が出るみたいですね(笑) きっと、日本だとまた違った雰囲気の中で鑑賞ができるんだと思います。イタリア人はとにかく感情がそのまま言動に繋がるようで、三池監督や役所さん、山田さんがヴェネチアに参加されて彼らのリアクションを生で経験されたのは嬉しかったと思いますね。イギリス人は声は出しますが、上映中の拍手などは控えていたように思います。(これが、ティーンエイジャーの観客だけならまた違ったでしょうが(笑)) 実は、初回を見たときに殿の出番はそう多くないし、一回見ただけで充分楽しめたかなと思ったんですが、今回ロンドン映画祭にも参加する機会があって二度目を見て、初回では半分もちゃんと見れてなかったんだと気づきました。これは、あと数回はやっぱり見たいと思いましたね。もちろん、DVDが出れば何度でも見れるのですが、やっぱり劇場でのあの高揚感をもう一度味わいたいです。そして、殿の美しさをスクリーンいっぱいで見ておきたいですね(笑)


crownドルチェさん
ヴェネチアは、どちらかと言うとプレス関係者の方が多かったのであちこちのサイトでレビューがあがっていましたが、一般で見た人の感想はなかなか拾えなかったんですね。(あったとしても、イタリア語となるとお手上げです(汗)) 今回、一般の方が多く見たと思うのでブログなどで落としてくれないかなぁと。ちょっと、週末UKブログを検索にかけてみようかと思ってます。できたら、殿のことを書いてくれる人が少しでも多くいてくれればと思っているのですが・・・まぁ、外人はおそらく殺陣のシーンの感想が多いでしょうね(笑) 私も、二度見てみて、殿以外にも刺客側のそれぞれの背景がすごく気になりました。映画作品の中ではもう全員をフューチャーするのは無理なのはわかっているので、そこに文句はないのですが想像すると楽しいんですよねぇ。役者さんたち全員が本当に素晴らしい演技を見せてくれたのでいろいろ知りたくなります。殿のラストは、初回はちょっとファンとしていたたまれなくなってしっかり見れなかったんです(苦笑) 今回、しっかり拝見させて頂いて、あぁ、こんな泥まみれになっても殿は殿であり、顔が泥でほとんど見れなくてもしっかり表情でも演じている吾郎に感心しました。やっぱり、せめてあと一回は観に行きたい!


crownひなつさん
自分が観るまでにすでに試写会でかなり好評なレビューが出ていたので、吾郎の映画作品を久しぶりに観るというのに加え、好評な殿の演技とはいかほどのものか?と思っていたのもあるかもしれません(笑) さらに、作品全体としての出来も当然気になりましたし。いろんな感想を読み終えての二度目の鑑賞は、あのシーンを今度はしっかり見ようとか予習できたのも良かったです。海外版での短縮は、わかっているシーンで「殿の犬食い」「伊勢谷さんの山の民の絶倫(笑)」「ラストの山田さんが女性のもとに帰る」というこの三箇所は確実にカットされていますね。そのうち、やっぱり「殿の犬食い」がないのはファンとして残念という上に、特に削るほどの時間でもないし、殿の狂気をあらわすのにもとても良いシーンだっただけに残念ですね。ラストがないのが一番、雰囲気が変わると思います。


crownkimさん
ヴェネチア映画祭とは違って、また楽しめましたね。映画を観る前に5人でワイワイと食事しながらスマップのことを話せたのもとっても楽しかった。やっぱり、イギリスでもオフ会頻繁にやりましょうよ(笑) (是非、イギリス在住の方は連絡してきてください) 私の同僚だけがスマップのファンというわけではなかったんですが、彼女も一緒に楽しんでくれたし、映画のほうはさすがヲタじゃないぶん冷静に映画全体を見ていたようで、13人の刺客が死んでいくのをカウントしていたというからたいしたもんです(笑) そんな余裕、私たちは初見ではまったくなかったですよね。

殿の最初の例のカットですが(笑)、全部削除されているとは思ってなかったんですが、しっかり最後まで映っていたことまでは把握していませんでした。吾郎の足が膝あたりまで見えていた素晴らしいショットなのになぜにわかんなかったんだろう(笑) 「あぁ!吾郎の殿キター!」と興奮していたんでしょうかね。笑いどころは全部覚えていたけど、それぞれの表情とかも見過ごしていたなぁと感じました。改めて見させてもらって、役所さんと市村さんの悲しい運命もしっかり感じることができたし、他のキャラが強烈なのが多いためあまり話題にあがりませんが、お二人とも素晴らしい演技をされています。そして、女優陣も素晴らしいですね。(三池監督は、あまり女性を撮るのに力はそこまで入ってなかったかもしれませんが(笑))

吾郎の殿に関しては、初回でじっくり堪能していたはずなのに・・・こちらも二度目に拝見させてもらったときのほうが、さらに美しく、気高い殿の様子をじっくりと鑑賞することができました。吾郎が、本当に素晴らしい演技を見せてくれていたという感動をヴェネチアでは味わったのですが、ロンドンではさらに上をいき表情ひとつ、所作ひとつ取っても本当に素敵でしたね。弓で人間を的にするシーンも、当たったあとにニヤリと笑う演出もありだと思いますが、吾郎としてはあくまで冷徹、無表情の殿を演じたわけで、それがものすごく恐ろしく不気味でした。これが、後半の子供のように生き生きとする様子とのギャップで活きていたように感じます。

イギリス人の笑いどころも、ほぼイタリア人と同じでしたが、さすがに生首ゴロリで大歓声という感性はイギリス人は持ち合わせてないようで。私の隣のお兄さんは、「Oh,no...」とため息まじりに呟いておられましたよ(笑) 最後、殿が新左衛門に「今まで生きてきて、今日という日が一番楽しかった・・・礼を言うぞ」と言ったあとに、新左衛門の返事の英訳が「You are welcome!」だったので笑いが起こったところだけは、英訳がよろしくないと思いましたけどね(笑) そうそう、劇場にジェレミー・トーマス氏がいたら絶対に「殿の犬食い」のシーンをカットした理由をきいてやろうと思って意気込んでいたのに残念です(爆)!そもそも、ロンドン映画祭のクレジットがものすごく摩訶不思議だったので、何も考えてないんじゃないかとは思いましたが(苦笑) あと、何回かは観に行きたい作品なので、トーマス氏には頑張ってもらってイギリス上映権を獲得してほしいと思います。


crownななんぼさん
もともと時代劇がお好きならば、今回の作品に吾郎が参加したのはすごく嬉しいんじゃないですか(笑)? 吾郎だけじゃなくて、市村さんも参加されてますしね。作品も素晴らしい出来となれば、そりゃあ何回も観に行きたくなると思います。何度見ても、新たに感動を味わえるような気がします。そうですね、イギリス人は欧米ではどちらかというと日本人に近いところがあると思います。なかなか懐に飛び込んできてくれないシャイな部分があるんですが、実はすごく親切で一度受け入れてくれたらとことんですしね。ちょっと、日本のわびさびなんかも理解しやすいお国柄かもしれません。映画の楽しみ方も、自由だけど大勢の中で見ているという状況は判断しつつ、そこはヨーロッパ人なので良いところは良い、悪いところは悪いと素直に判断する非常に冷静な国民だと思います(笑) だから、終わったあとの拍手はヴェネチアのときとはまた違った感動が胸に沸き起こりました。イギリス人も楽しんでくれたこの作品が、広く上映されることを願ってます。


crownピカチュウさん
まさしく、一番前で途中で少し首が痛くなりましたが、この『vue』の劇場はシートがすこぶるフカフカで、一人一人のスペースも広く、なかなか座り心地は良かったですね。一番前でもスクリーンまでに結構距離がある劇場だったのも救われました。しかし、ここで披露会見などがあって吾郎が来てくれていたら特等席だったなぁなんてちょっと残念に思ったり(爆) ロンドン映画祭も、ヴェネチアと同じで作品によって上映される劇場が違うんですね。この『十三人の刺客』は、全体の中でも結構と大きい劇場で上映されたほうで、もっと小さいところでも売り切れてなかった作品もあったので、かなり注目度は高かったと思います。そして・・・イギリス人にも、吾郎の殿が美しく映ったのは間違いないと思います。なんせ、イギリス人は美しい人は男女問わず、素直に賞賛を与える人たちでもあるので(爆) もし、イギリスで上映が決まったときに短縮版になるのかわからないのですが(もともとはヴェネチア映画祭のために短縮したと聞いているので)、できたらフルヴァージョンでお願いしたいですね。

投稿: Kazuyo | 2010/10/26 04:24

 kazuyoさま、kimさまロンドンレポありがとうございます。現地の男性が多い中での吾郎ファン5名素晴らしいです。
 何回か見ていますが、見るたびに再発見というか殿の美しく孤独で残忍な姿が目に焼き付いていきます。落合宿の異変を気付く所からの表情の変化は素晴らしいと思います。
 ロンドンでの上映を祈っています。そしてDVDはぜひデレクターズカットで。

投稿: 柊 | 2010/10/26 06:07

crown柊さん
とにかく日本人がほとんど観客の中にいなかったのが不思議でした。ロンドンなら、在英日本人は駐在員の方も含めたくさんいるのですが、おそらくチケットがBFI会員で9割は埋まってしまってたのも関係あるかもしれません。映画好きの方たちが、日本の映画を観てみたいとチョイスしてくれたのが嬉しいですよね。BFIの賞について公式サイトを調べてみたのですが、どうやら『十三人の刺客』はコンペティション部門ではないので賞取りには残念ながら関係ないみたいです。せめて、シッチェス国際映画祭のように観客賞なるものがあれば良かったんですけどねぇ。そりゃあ、誰も来ないわ(爆) でも、観た人には好評だったみたいなので、イギリスでの上映に繋がったのであれば参加した意義がありますね。作品はもちろん、吾郎の殿を大勢のイギリス人に見てほしいので。

投稿: Kazuyo | 2010/10/27 02:52

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