« テンション右肩上がり | トップページ | バレないMistake! »

稲垣吾郎ことばあそび

オープニングで綺麗にウェービーにセットされた今回の小島さんのヘアスタイルを見て、「いいですねぇ。イングリッシュ・コッカ・スパニエルdogみたいで」と不思議な褒め方をする吾郎(笑) 猫ちゃんだけじゃなくて、結構犬の種類も知っている吾郎に驚いた今週の「ゴロウ・デラックス」の始まりです。

第八十回課題図書 『abさんご』 黒田夏子著

Ab 本書は、第148回芥川賞受賞作。その独特すぎる文体で出版界に衝撃をもたらし、「誰もが親しんでいる書き方とはいくぶん異なっているというだけの理由でこれを読まずにすごせば、人は生きていることの大半を見失しかねない」と、東京大学元総長の蓮實(はすみ)重彦氏に評された作品。文学賞に応募することもなく、ただひたすら自分が書きたいものを追求し、一人小説を書き続けて70年の今年に受賞されました。授賞式で「生きているうちに見つけてくださいまして、本当にありがとうございました」というご挨拶が話題になりました。

今回の課題図書は、一回読むだけではちょっとわかりづらく、吾郎も小島さんも時間をかけて読まれたそうです。黒田さんに受賞後、周りが変わったのではないかと質問すると、今まで自分がずっと書いてきたことがわかって頂けて、逆に元に戻れたという言葉が素敵だなぁと思いました。

まずは、吾郎が冒頭部分を朗読。読む前に、「これ・・・絶対に噛むよね(苦笑)」と言って、小島さんから「だいじょうぶ。難しいのは吾郎さんだけじゃないから」と励まされるという(笑) 「面倒くさい吾郎さん」をフォローする小島さん@王様のブランチ

黒田さんの書かれる文章は、横書きで句読点がカンマとピリオド。見た目の美しさと自分の持っているイメージに合ったというのが理由だそう。しかし・・・朗読してもらった箇所だけでわからない(笑) 確かに、これは何度も何度も読み直して自分なりに理解したくなる文章です。(まるで、「心療中」のようだな(笑)) 黒田さんにはこだわりがあって、これ以外にもまず自分の書かれた文章を編集者の方などに直させないというポリシーがあるそう。カンマを打つ位置も自分でリズムでしっかり決めていることで人に触ってほしくない。だから、賞には長い間応募されなかったというこだわり。

黒田さんの文章のこだわりに対する吾郎のコメントに、黒田さんがとても嬉しそうだった。もちろんテレビなどにも出演されない人だと思うので、最初すごく照 れてらした感じを受けたのですが(特に吾郎の顔はまともに見れない感じ)、でも、これまた吾郎の聞き上手にじょじょに目を合わして答えてくれる姿が。 あぁ、吾郎さんってやっぱりすごいなぁと。

黒田さんが初めて小説を書かれたのが、なんと5歳のときですでに三人称の目線で書かれていたというからすごいです。このあと、あまり自分のプライベートなことを親しい友人にも話さないという黒田さんを密着。本屋さんで自分の本の売れ行きよりも、読みたいと思っていた本を購入する黒田さんを見て、あぁ、本当に本が好きな人なんだなぁと。今でこそ、あまり本を読む時間がないのですが、本屋に行けば数時間は一人で楽しく過ごせる私はすごく共感を覚えました(笑) このあとも、文房具店、行きつけのカフェ、スーパーでの買出し。文学少女時代を過ごされた黒田さんのキュートな一面が見えた気がします。

ここで、小島さん自身が気になったという箇所を朗読。子供のように使いたい言葉を文書の中に入れ込んでいくというパズルのような作風。ということで、親太朗くんも交えて、単語ひとつを自分なりの言葉で説明してみることに。これが、それぞれとてもオリジナリティが出ていて面白かった。「rvcarを小島さんが、「稲垣吾郎の愛する小部屋」や、「catを吾郎ファン目線でと「稲垣吾郎の膝に乗り放題の柔らかい生き物」と書かれたのは拍手ものでしたね(笑) ここで、吾郎が自分チの猫は子猫の頃ジャンプして吾郎の肩に乗っていたと聞いて、小島さんが「それ・・・猫の姿をした昔の女なんじゃない?」には笑いました(爆)

最後は、親太朗くんの消しゴムはんこで、吾郎さんの来月6日に公開される映画「桜、ふたたびの加奈子」のモチーフ。とっても可愛くて、色合いも桜がイメージされていて素敵です。吾郎が思わず「ちょうだい」と言ってしまうほど(笑) このあと、しっかり映画の映像を少し流して宣伝してくださる「ゴロデラ」スタッフ。あぁ・・・協賛している局の某番組ではスルーなのにね(苦笑) 嬉しいです。本当にありがとうございます。

吾郎 「女性のためのロードショーっていうキャッチフレーズがあるんですけど・・・でも、男性にももちろん観て頂きたい

是非、男性の方も観に行ってください。ラストシーンはちょっと意外な展開になっているようなので、「女性限定」ではないと思います。なんせ、栗村監督が自ら、この映画の英語タイトルになっている「Orpheus' Lyre」、つまり神話「オルフェの竪琴」にしたかったと言われているぐらいですからね。きっと、観た人に何かしら考えさせてくれる作品なんでしょうね。公開が楽しみです。

|

« テンション右肩上がり | トップページ | バレないMistake! »

コメント

Kazuyoさま

改めて日本語が本当に美しいと感じたのは久しぶりでした。ただひたすら文を書くのが好きでそれに打ち込んでこられた人生も、意思の強さも素敵だなぁと感じると同時に羨ましくもありました。

黒田さんの紡ぎ出す言葉は一定のリズムがあって、朗読をするのは難しいのかも知れませんが、聞いていてとても心地良かったです。言葉って使い方によっては凶器になるもの!美しい言葉を聞くとほっとします。黒田さんがご自分の書かれた文章を編集者に直させないというのも、強い拘りが感じられてかっこいい。

プライベートではごく普通の日常生活が紹介されていましたが、書店と文具店は一日いても飽きないし、スーパーでのお買い物風景にも共感が持てました。

今回も吾郎さんの聞き上手は遺憾無く発揮されていましたね。70代で文を書くことに集中されていたら先ずアイドルとは面識が無いでしょうから、戸惑いがあっても不思議ではないですね。時間が経つうちにとても楽しそうに饒舌に話をされていたのが印象的でした。言葉遊びは黒田さんはさすがですが、吾郎も小島さんも個性的で面白かったです。ここでの吾郎と小島さんのやり取りは最高。良い相棒ですね。

最後に「桜、ふたたびの加奈子」の宣伝を時間を割いてしてくれたのにはスタッフに感謝です。山田君のけしごむはんこがとても雰囲気があって吾郎が「ちょうだい」と言ったのも頷けますが、その言い方に思わず笑ってしまいました。ご本人は意識していないのでしょうが、この言い方は罪です(爆)

多くの人に観てもらいたい映画の公開もまじかですし、素敵な余韻をのこしてくれた「ゴロデラ」、そして一夜明けてこの春の空のようにすがすがしいこともあり、益々今後の吾郎に期待が高まります。

投稿: さやか | 2013/03/22 10:14

もうゴロデラの凄さに感嘆してます。今回のお客様も作家の方、それも芥川賞受賞された黒田さん。最近凄い作家さんが目白押しで、作家さんの世界では「ゴロデラ」ブームですか? もう嬉しいですね。 皆さん御出演を楽しんで下さっているようで、スタッフさんはもちろん、吾郎ちゃんや小島さんのお人柄による事も大きいですね。そして映画の宣伝までして下さるゴロデラスタッフさんの心優しい事! できれば新津さんにもお越し願って、本の事や映画の事もお話お聞きしたいですね。

投稿: ピカチュウ | 2013/03/23 00:44

penさやかさん
ともすれば、何を伝えたいのかと思う非常に難しい文章ですが、ガッツリ読んでみたくなるこの気持ちは何なんでしょうかね(笑) わかりにくいと感じたのは、黒田さん自身の「言葉あそび」が随所に入っているからで、読み進むうちにリズムに慣れてくると逆に気持ちよくなるのではないかと。黒田さんが、ご自身のことを「頑固だから(笑)」とおっしゃっていましたが、それは自分なりのこだわりであり自信を持ってご自分の文章の綴り方を体得してほしいからでしょうね。シャイな方に見えましたが、自分が伝えたいことははっきりとおっしゃるし、何より自己中心ではないのが好感が持てます。なんとなく、吾郎の話し方(相手への伝え方)が似ているなぁと感じました。吾郎がお話を聞いているときに、下の原稿ではなくて(笑)相手の方を見て聞いていることが多いときは、確実に相手に興味があるときで、今回は随所にそういう場面が見れました。きっと、吾郎が好きなタイプの方だと思いますね。(異性に対してという意味ではなく(笑)) 今回のように、別に大笑いしなくても、見たあとにとても面白いと思えるのが「ゴロデラ」だと思います。たまに、外してくるときもあるけどそれもまた興味深い(笑) 

最後に、映画の宣伝を入れ込んできてくれたのは嬉しかったですね。親太朗くんの消しゴムはんこの上達の早さには驚きます。もともと、才能があるんでしょうね。素直な彼らしい作風が多くて微笑ましいです。そんな年下の親太朗くんに「ちょうだぁい」と可愛く言える吾郎(笑) 思わず、親太朗くんも「はい」と照れてしまいますよね(笑) 完成披露上映会が来週ありますが、ラッキーにもチケットをGETできた方の感想が待ち遠しいです。そして、無粋な記者がいたらブーイングをお願いしたい。←このタイミングで?!と思った意図をくんでください(笑) 海を渡って上映されればいいなぁ。


penピカチュウさん
この「ゴロデラ」が始まったすぐに、同じく芥川賞を受賞した西村賢太さんが来てくださったのが、もう二年近く前なんですね。当初から、すごい方がゲストに来てくださっていたんだと感慨深いです。今、公式HPで「バックナンバー」として今まで課題図書になった本とゲストの方が閲覧できるようになっていますが、見直してみると、まぁ、本当にそうそうたるメンバーです。毎回、いろんなゲストの方にお会いして、吾郎と小島さんで上手くトークを回してバラエティ番組として成立させているのは見事としか言いようがないですね。残念ながら、来週から3週続けて「ゴロデラ」の放送がお休みとなりますが、休み明けのゲストは春からのドラマ「TAKE FIVE」や映画「十三人の刺客」で共演した六角精児さんです。次回の放送も楽しみですね。

投稿: kazuyo | 2013/03/23 06:31

Kazuyoさん、こんにちわ。
「abさんご」は、作品が載った雑誌を買った父が読み終わった時に感想を聴いたら「読み辛い」と言っていたのと、賞を受賞した作品に興味が湧かない性分と相まって、読まずにいたのが非常に悔やまれました。
機会があれば、是非読んで見たいと思いました。

黒田さんって一体どんな方かなぁと思っていましたが、とっても素敵な方で、見終わった後の充実感は最近ではNo1でした。
言葉遊びは其々の個性が面白かったですし、久しぶりに愛猫のお話を聴けたのも嬉しかったです。

そして「桜ふたたびの加奈子」 どこで取上げてくれるのかな?最初にちょこっとかな?と思っていたら、最後に親太郎君の素敵な消しゴムハンコと共に予告を流してくれて。 本当にスタッフには感謝ですね。

3週お休みは残念ですが、次回のゲストが六角さんなんですか!? 本出されてたんですね。
吾郎の初舞台の「夜曲」以来気になって、いつか吾郎と共演して欲しいなぁと思っていたんですが、まさかのゴロデラでの共演! 今から楽しみでならないです。

投稿: 緋絽 | 2013/03/24 12:37

pen緋絽さん
さらりと読めるというよりは、じっくり読んでみたいという本でしょうか。まさしく「芥川賞」を受賞する作品らしいのかな。(昨今、なぜか若い方の突飛な小説が賞を取ることが多く、それはそれで斬新だと思うものの賞を取るほどの作品とは思えないのが多かったので) 黒田さん、素敵でしたねぇ。自分の好きなことを周りに流されず貫く姿は、見た目のおっとりした女性らしさからは想像もできなほど強いものを持った方で、私が非常に好きなタイプの方です。それでいて、とてもキュートな一面も持っておられる方のようで、どこか吾郎と被りました。猫好きというのも好感が持てます(笑) 最後に映画の宣伝を少しでも流してくれる「ゴロデラ」。吾郎の冠番組と言えども、この映画はフジ系なのに優しいですよねぇ。どこかの番組も見習ってほしいわ。(フジなのに・・・) 次回のゲストの六角さんですが、昨年末に出された本みたいです。舞台「夜曲」は彼の劇団の作品だったんですよね? そういう話も共演話と一緒に出てくればいいですね。

投稿: kazuyo | 2013/03/25 01:51

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« テンション右肩上がり | トップページ | バレないMistake! »