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なくなったら困るもの

なかなか、興味深いゲストが続く「ゴロウ・デラックス」。今夜も、素晴らしい方が来てくださいました。

映画プロデューサーで小説家でもある川村元気さん。26歳のときに『電車男』をヒットさせて以来、『悪人』、『告白』、『モテキ』など数々のヒット映画を連発。自身発の小説も、30万部を超えるヒット。

川村さんは何度か「ゴロデラ」を見てくれていたようで、「渋い番組ですよね」と(笑) ここで、川村さんのプロフィールのフリップを持ってさっそく親太朗くんが参加。川村さんに視聴者が知りたいこと、質問したいことを代わりにいろいろ聞いていくことに。なんせ、お姉さまの優さんの旦那様にあたる義兄の小栗旬さんと川村さんは、一緒にお仕事をされたので自分もいつか使ってほしいと(笑) 

映画のプロデューサーとは、映画の企画をする仕事。小説を読んで、映画にしたいと思った作品の映画化権をもらい、脚本家や監督と一緒に脚本を作り、俳優をキャスティングするという流れがそのお仕事。自身は映画監督のように現場を仕切るよりは、自分のやりたいことを伝えていきたいほうらしい。吾郎が言う「映画監督は、組の組長みたいなもんですもんね」というコメントに川村さんも同意。

映画ができる一般的な流れ
原作権を取る→脚本作り→キャスティング→撮影→編集→音楽をつける→宣伝→映画公開
これが、だいたい1~2年かかるのが常。

映画の題材は、ヒットした小説の映画権を取るには、若い川村さんにはコネクションもないため難しい。そのため、ヒットする前の小説を探すのが大事という先見の目が必要みたいです。自分が選んできたものを、いかに周りの人に説得させるのかが大変。配役は、俳優さんの世間が持っているイメージとは違うもう一面の顔を狙うのが理想。そんな川村さんの言葉を聞いて、俳優の仕事をしている吾郎が「その逆のイメージを自分で伸ばしていくのが大切なのか悩みどころ」と、本当にどうしたらいいんだろう・・・と悩む吾郎(笑) いえいえ、吾郎は今のままでいろんな役を演じさせてもらうことによって表現していけばいいんじゃないのかな。良い監督さんならば、必ずそんな吾郎の一面を見抜いて起用してくれるはず。『十三人の刺客』の殿のオファーが来たのもそういうことですよね。

第九十二回課題図書 『世界から猫が消えたなら』 川村元気著

Photo 余命いくばくもない主人公が悪魔「アロハ」と出会い、世界からひとつずつ何かを消していくことによって、自分の寿命を少しずつ延ばしていくという契約を悪魔と交わすことから始まる物語。30万部を売り上げているこの本の帯には、いろんな著名人からのコメントが書かれています。その中の一人大根仁監督からの「映画を作っているときの川村元気は悪魔のような男」を目ざとく見つける吾郎。これは、川村さんが大根監督と『モテキ』の編集作業中に、「監督の思い入れは、観客には関係ない」といたって冷静に監督の思い入れのあるカットを削ぎ落とすべきとズバッと言ったのがそう思われたのではないかと(笑) 映画作りというのは、本当に大変そうだ。観客としての私たちが観る前には、きっといろんな葛藤が製作者側にはあるんだろうなぁ。

課題図書の朗読は、絶望的な気分で家に帰ってくると、自分と全く同じ格好をした悪魔の「アロハ」と出会う場面を、吾郎と小島さんがそれぞれ主人公と悪魔の役で読み上げます。この話を思いついたのは、川村さんが実際に携帯電話を失くしたときに電車の中で綺麗な虹を窓の外に見つける。でも、電車の中の人たちは全員携帯電話を触っていてその美しさに気づかないでいることから、何か無くすことによって何かを得るチャンスもあるのではないかという思いから書き始めたのだとか。

面白くてあっという間に読んでしまったという吾郎がとてもいいコメントを出して、川村さんが「稲垣さんは、最高の読者」とおっしゃってました(笑)

吾郎 「それぞれの中で映画になって回っていて映像化されているよね。僕には僕の映画館があるし、僕には僕の高台があるし、主人公の顔もあるし、猫の雰囲気もあるし。僕は見えいてるんですよ。僕の中には(映画が)できているんですよね」

川村さんは、この小説の中では人間の名前をひとつも出さず、読者に想像してほしいと思ったので、吾郎のコメントはまさに理想だったんですね。小説を書きながら、川村さんは映画ならここで音楽を出せば表現できる、役者さんの表情ひとつで説明がいらないのに・・・と葛藤があったそう。小説を書くことによって、逆に映画の魅力を再発見できたというのが面白いですね。

幼少の頃、猫を飼っていたけど突然いなくなったのがトラウマになっているという川村さん。それを聞いて、自分も小さい頃に飼っていたセキセイインコを肩に乗せていたら飛んでいっていなくなってしまったという吾郎の告白に、「肩に乗せていたの?可愛い~heart」と言う小島さんに、「いい話だな~(笑)」と大笑いしながら言ってくれる川村さん(笑)

吾郎 「今でも覚えている。こう(肩から)離陸していくところを」

離陸(笑)(笑)(笑) そりゃあ、トラウマだね、吾郎(笑)
『この世からなくなったら困るもの』を吾郎と小島さんで考えるも、案外と出てこないお二人。物として考えると、意外となくてもだいじょうぶっていうのはあるかもしれない。特に文明発達としてできた物はそうですよね。家族や友人がいなくなったら困るのではないかと。そして、スマファンとしてはSMAP!そして、稲垣吾郎、あなたがこの世からいなくなったら、人生はきっと味気なくなると思います。(想像もしたくない)

吾郎は、なくなったら困るものはこの番組という優秀な回答(笑) その代わりに何かひとつ消さなくてはいけないことと言ったら・・・「もちろん、山田くん」というS吾郎炸裂(爆)! 親太朗くんが「吾郎さん(汗)」と出てきたときに、ちゃんと「山田くんは必要だよ。必要ないのはあのダルマだよ!」と大きな金ダルマを指差す吾郎。親太朗くんの今回の消しゴムはんこは、猫ちゃんのはんこがいろんなカラーで押された作品。とっても可愛い。川村さんからは「素晴らしい才能だと思うので、俳優よりもこっちのほうが・・・」と。やはりバッサリ言われる方みたいです(笑)(もちろん冗談で)

最後に、赤坂サカスで開かれた親太朗くんととみこはんの消しゴムはんこ教室。そこに、吾郎と小島さんがサプライズで訪問。600人の応募者の中から選ばれた10名の方たちは、本当に強運な持ち主ですよね。子供たちもとても楽しそうにはんこを作っていて、どの作品もとても素敵でした。

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コメント

kazuyoさんこんにちは。

毎回多彩なゲストで、番組のベースのラインのようなものは守りつつも、何が出てくるか、その時々で違って新鮮で、今一番楽しみにしている番組です、ゴロウ・デラックス。特に休止後再開してからの4回の放送は振り幅も大きくて、ゲストの方もお話し上手で本当に楽しいなあ。
うち(岡山)は8日遅れ放送なので、つい待てなくて動画をチェックしてしまうんですよね。この瞬時にグローバルに情報が伝わる時代に8日遅れて(苦笑)。。。。

それから、私は最近吾郎さんにぐっとはまったので、開始当初の放送は見ていなくて、過去の動画めぐりをしつつ、少しづつ補てんしている状態なのですが、番組が始まった頃ってほんの2年前、吾郎さんは37歳の頃ですが、今と比べると幼く見えます(本人比)。
舞台稽古中で(「ぼっちゃま」?)「何万字という活字を頭に入れなければならないから他の活字を入れたくない。」(番組の)「段取りを把握していない」と言って小島さんに進行を任せたり(丸投げ?ww)
今年の舞台稽古中はその当時よりも台詞量も多くてずっと大変だったと思いますけど、普段通りにしっかり番組を進行していましたよね。
この2年で吾郎さんがずいぶん大人になったというか、人間的にも役者としても一回り大きくなって、パートナー小島さんとも阿吽の呼吸になってきて、それが番組にも反映されて、すごく落ち着いた素敵な番組へと成長したなと。なんか偉そうですけど、そんなことを今回の番組を見ながら思いました。

それにしても、Kazuyoさんのまとめは素晴らしい。
いつも長々と書いてしまう私も見習わなくては。
では。明日は最高気温36度の岡山より失礼します。

投稿: yurara | 2013/08/10 00:17

Kazuyoさん、こんにちわ。
今回の課題図書は、表紙の猫が可愛くて目を引くも、題名に「?」と思ったまま手にした事が無かったので、今回ご本人から色んなお話が聞けてとても興味深く楽しかったです。
最初は映画製作の裏側で話が進むので、課題図書は!?とちょっと心配してしまいましたけど(笑)
先週の朝井さんの作品もそうですが、映画の原作だったり、賞を受賞していたり、「大ヒット!」と謂われる作品を私は避ける傾向があるんですが、ゴロデラで紹介される事で、読んでみようと思う作品が増えるのは嬉しいですね。
「僕には僕の映画館がある」と表現して吾郎のコメントが素敵heart04と思いました(何かのタイトルみたい・笑)

最後にちょこっと流れた消しゴムはんこ教室。サプライズで登場した吾郎の衣装がとっても素敵。外から見学していた方たちも間近で見れた様で羨ましいです。
参加された皆さんの作品はどれも素晴らしくってビックリ。
今回の親太郎君の猫ハンコ、売って欲しい位可愛い(><) 

投稿: 緋絽 | 2013/08/10 00:37

catyuraraさん
日本は残暑が本当に厳しいようで(汗) 皆さん、体調崩さないように気をつけてください。申し訳ないですが、英国はすでに朝晩は20度きってしまうし、日中でも日本人はもう半袖だけでは心細いです(笑) 「ゴロデラ」の記事に関しては、「スマスマ」と違ってとにかく放送地域がものすごく限られているので、なるべく自分の感想は少なめにしてレポにするようにしています。見れない人でも、どんな風に番組が進行されたかわかってもらえればいいなぁと。まぁ、私もダラダラと書いているだけなんですが(汗) 二年前の「ゴロデラ」・・・確かに、舞台中の収録で吾郎が「他の活字を(頭に)入れたくない!」と言っていたのは、すごくよく覚えています。台詞の量からだけで言うと、断然今回の「VIF」のほうが大変だったし、舞台だけじゃなくてドラマの掛け持ちもすごかった。なのに、しっかり課題図書を網羅して進行にも積極的に参加していましたね。吾郎自身が、今回も言っていたようにこの「ゴロデラ」を長く続けていきたいという意識が強くなったんだろうなぁと感じます。本がこの世からなくなることはない。その時代にあったベストセラーの本はずっと存在する。この番組の企画を立ち上げた人は、ものすごく賢いと思いますね。そこに吾郎がMCをしているのが、さらにこの番組を色彩良くしてくれます。もうすぐ、放送100回記念になります。是非、皆さん、応援のメッセージを公式HPから送ってください。


cat緋絽さん
ベストセラーになる本というのは、確かに面白いものが多いです。でも、そうでない中から自分だけがお気に入りの作品を見つけるのも楽しい。本との付き合いは人生を実りあるものにしてくれますよね。川村さんは、そんな自分が良いと思った本を探して映画化の企画を立てる映画プロデューサー。昨今、本の映画化が非常に多いので忙しいのではないでしょうか。番組でも名前が挙がっていましたが、三谷幸喜さんなどは、本ではなくて自分プロデュースもされる監督さんなんですよね。本当は、映画はオリジナルで観てみたい派なんですが、本で書かれていることをどう映画で表現するのかを観るのも楽しいです。「ゴロデラ」で紹介される本は小説だけでなくて趣味で書かれたものまで幅広く、自分が興味がなかったことにも刺激されて本を手にとってみたくなるというのは、実はすごい番組なんじゃないかと思います。実際に、この番組を見て本を購入された方は多いのではないでしょうか。(私も、何冊か買ってしまいました(笑)) 是非、Amazonさん(すでに考慮されているとか?)や、雑誌「ダ・ヴィンチ」(本の雑誌)なんかとコラボしてほしいですね。

投稿: kazuyo | 2013/08/10 05:43

Kazuyoさま

多彩なゲストと話しの内容には、思わず膝を乗り出して聞き入ってしまいます。今回もあの「電車男」、「告白」や「悪人」のP、川村さんがゲストということで興味深々でした。期待通り話の内容は面白いし、朗読された本の一部分でも読んでみたくなり、早速‘かごに入れる’をポチッしてきました(笑)先週の朝井さんの「何者」と一緒に届くのが今から楽しみです。

川村さんと吾郎の対話に魅かれました。朝井さんとの時も感じたのですが、お互いが深い所で通じ合っているような、感性の問題なのでしょうが・・・吾郎の会話は少なくても、ゲストの言いたい核心の部分をきちんと把握している返しに感心しました。川村さんの饒舌な話しぶりと真直ぐに吾郎を見詰める姿に、ゲストを居心地良くさせる吾郎さんの才能を痛感しましたね(笑)小島さんとの‘‘あうん’’の呼吸も板についてきましたね。ある時は丸投げと思われるような言動で小島さんに任せるなど(2時間もの収録なので、事前にきちんとお互いの役割はスタッフと相談していると思いますよ)そのやり取りが絶妙で、その会話にも魅力を感じています。吾郎が以前、プロフェッショナルとは?の問いに「あえて人を否定することなく、そして自分に与えられた仕事をちゃんと責任を持って、その仕事の持っているメッセージというものを人に伝えていくことじゃないかな」ということを話していましたが、当に「ゴロデラ」はそれを実践していると思って見ています。そういう想いが根底にあるから魅力があり、業界のファンが多いというのも頷けますね。

「世界から猫が消えたら」・・・先ず表紙がいいですね!そして、ネット依存もそうですが、得るものと同時に自らの身辺で消していくものを考えることも必要だと考えさせられました。少しずつでも身辺を整理していかないと、などと、教えられた内容に感謝です。「なくなったら困るもの」は第一にこの番組です。そのためには要望、感想は必ず番組へ・・・ですね。

投稿: さやか | 2013/08/11 06:48

本当にゴロデラは良い番組ですよね。今回の川村さんも存知あげてない方でしたがヒット作品を数多く作っている映画プロデューサーさんでもおありなのですね。興味深く拝読させて頂きました。今回取り上げられた本も映画化できそうで放送楽しみにしてます。無くなって困るのも、吾郎ちゃんと小島さんは案外出てこなかったのですが私は意外にあるかも(いろんなものに助けられているので実感)。吾郎ちゃんとSMAPくん達そしてKazuyoさんのブログは私にとって絶対必要なんです。いつもありがとうございます!!

投稿: ピカチュウ | 2013/08/11 23:53

catさやかさん
「ゴロデラ」困りますよねぇ(笑) 紹介された本を全部購入して読みたくなりますから。読書好きには、本の選択も含め非常にありがたい番組です。著者の方のその人なりを知って、さらに作品に興味が沸いてしまうのも原因かもしれません。川村さんって、映画プロデューサーなだけあって、話している人の目をじっと見て(というよりは観察されている感じ)お話されますよね。今回、吾郎と実際に話されて、稲垣吾郎に対して持っていたイメージの更新ができたでしょうか(笑) 吾郎が、この番組をすごく大事にしていることはわかります。今までずっと続いていた吾郎の冠番組も当然そういう思いでお仕事をしていたとは思うのですが、今までは芸人さんの頑張りもあって続いたのが多かったので、今回とはまた違いますもんね。「ゴロデラ」は、吾郎や小島さんのMCとコメント力にかかっていると思うので。番組が三年目に突入したのは、きっと吾郎は嬉しいと思います。バラエティの深夜枠なんて、コロコロと番組が変わってしまうのでここまで続いていたら上出来だと思います。どこにもない番組なので、今後も続いていってほしい。もちろん、感想は小まめに送りたいと思います。


catピカチュウさん
映画プロデューサーという言葉は知っていたけれど、実際に具体的にはどういった仕事をされるのか、監督とはどう違うのかがはっきりしていなかったので、そういうお話も聞けて非常に興味深かったです。映画ができるまでに、いろんな過程があってできあがっていくもんなんですね。今回の課題図書は、映像にするもは難しいと川村さんご自身は言っておられました。ファンタジー色が強いのは、邦画では難しいのかもしれません。無くなっては困るものに、うちのブログも入れてくださってありがとうございます(笑) 吾郎がお仕事をしていってくれる限り、頑張って続けていきたいと思います。

投稿: kazuyo | 2013/08/12 04:39

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