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スターの定義

「スマスマ」でちょうど拝見したばかりの方が、今夜の「ゴロウ・デラックス」のゲストでご出演。

第百二回課題図書 『字幕の花園』 戸田奈津子著

Photo 著書の字幕翻訳の実践やエピソードを通して、英語を楽しく学べる一冊。手がけた映画字幕1500本以上。戸田さんは、ハリウッドスターの方が来日した際のテレビ番組でいつもご一緒されているから通訳のイメージがありますが、もともとは映画字幕翻訳家なんですよね。翻訳のお仕事は30年ほどだそうですが、吾郎や小島さんが言っていたようにどの映画の字幕にも戸田さんのお名前を拝見していたので、もっと長くお仕事をされている印象があります。

親太朗くんが、戸田さんの字幕翻訳になられるまでの年表フリップを持ってきてくれます。「ハロー!マイ親太朗」という挨拶には笑いました。「ネーム」が抜けているぞ~(笑) 戸田さんが字幕翻訳になられたきっかけは、映画が好きだったから。映画を観てもっと何を話しているか知りたいというのがモチベーションになって始められたようですが・・・字幕翻訳家は狭き門。日本で10人しかいない中に入っていくのは大変なんですね。

TBS放送、1993年の『モーニングEye』で戸田さんの字幕のお仕事を紹介したVTRが流れます。映画は華やかなものだけど、字幕翻訳の仕事は地味で根気がいる仕事なんですよね。実は・・・私、通信教育で勉強しました(笑) 戸田さんのように仕事にしようと思ったわけではなく、やはり映画が好きで触れてみたかったので。なので、字幕翻訳の工程を思い出しながら見てしまいました(笑) ストップウォッチで自分の翻訳が長くないか測ったなぁと。字幕の仕事は英語力よりも日本語の表現力だと思う。言葉のセンスがないとできない。

字幕翻訳の工程
試写 - ストーリーの全体像や登場人物の関係・キャラクターを把握
ハコ書き - 台詞を字幕の長さに切り、通し番号をつける
スポッティング - 区切られた台詞の長さを測り、どこに入れるかリストにする
文字数の決定・翻訳 - 台詞の長さに合わせて文字数を決め翻訳

映画字幕のルール 『1秒間に3文字

このルールの部分を吾郎が朗読。シナリオの台詞を全部字幕にできないので、長い台詞はコンパクトにそしてドラマチックに翻訳すること。ここで、映画『タイタニック』の有名なシーンの直訳を吾郎と小島さんならどう字幕にするかアテレコで実践。
台詞 「I'm the king of world」
直訳 「俺は世界の王様だ!」

吾郎字幕 「天下取ったどー!!!」 (笑)(笑)(笑) 天下はこのラブストーリーには合わない(笑)
小島字幕 「超あがるんですけどー!!!」 (笑)(笑)(笑) 現代語すぎ(笑)
戸田字幕 「世界は俺のものだ!」 

これは、比較的翻訳しやすい例だったと思います。戸田さん曰く、しっちゃかめっちゃかのコメディのほうが字幕翻訳は難しいらしい。英語もめちゃくちゃだからだとか(笑) 昔、コメディ映画で全編通して関西弁の字幕翻訳の作品を観たことがある。字幕が気になって、作品に集中できなかった(笑) あれはきっとDVD専用字幕だったんだろうなぁと。劇場翻訳だったら、えらい迷惑だわ(爆)

そんな戸田さんは、「スマスマ」でもトム・ハンクスに「僕のママ」と言われていたほど(笑)、ハリウッドスターの方たちとの交流がたくさん。小島さんが、そんなスターたちとの内緒話を朗読。トム・クルーズジョニー・デップの真逆のスター性。プロフェッショナルなビジネスマンタイプのトムと、自分の役づくりにだけ集中して取り組むジョニー。これは、日本の俳優でも同じように2パターンで分かれますよね。吾郎は、間違いなく後者。

この他にも、ブラッド・ピットはとてもシャイで来日してもホテルから出たがらない。自分のコメントが話しているうちにまとまらなくなる。でも、アンジェリーナ・ジョリーと結婚して明るくてきぱきした性格になったのだとか。ハリウッドでも奥さまの力って大事なんですね(笑) リチャード・ギアは、天下の黒澤明監督にこうしたほうがいいのでは?と役づくりに関して提言をして周りに退かれたというエピソード(笑) 黒澤監督は役者とのディスカッションはされず、自分の求めているものを役者に演じてもらうというスタンスなので周りの人たちが怯んだらしい。ハリウッドスターだから許されたことでしょうか(笑)

戸田さんが思う「長年君臨し続けるスター」とは、「プロフェッショナルで真摯に仕事をしている人。映画に情熱があって威張らない人。成長する人は皆、謙虚」 確かに、ハリウッドスターの方が「スマスマ」にたくさん来てくださるけど、スターであればあるほどフレンドリーで真面目な方が多いと思う。

親太朗くんの消しゴムはんこは、進化中(笑) 今回、個人的にとても興味深い話でもっと戸田さんのお話を聞いていたかったです。オープニングで吾郎が「か・い・か・んheart」と言っていたのは、他にもアテレコ字幕翻訳をトライしたのかな? やはり未公開映像SPを放送してもらわねば(笑)!

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コメント

Kazuyoさん、こんにちわ。
スマスマに続いての共演ですね。本を出されていたのは全く知らなかったので、一体どんな本なのか気になって楽しみにしてました。
「映画字幕といえば戸田さん」と思っていたので、他の方の名前を見た時は「いるんだ!」って驚いた記憶があります。
やっぱり英語への憧れ&役者本人の声で聞きたいと字幕を見る事が多いですが、声優さんに嵌っていた時は吹き替え版も良く見ていました。
吾郎が朗読した「日本は映画字幕が定着している珍しい国」は聞いた事があります。日本語は語彙が豊富なのも影響してるのかな?とも思ってます(日本語以外全く喋れないので分かりませんがcoldsweats01
タイタニックのアテレコは以前別番組でも見たのに、全く浮びませんでした。難しい。
オープニングで流れて「快感」が何の映画にアテたのか気になります。見せるなら流して欲しいですが、この時の吾郎の表情が素敵だから取りあえず見れて良かったのか・・・。未公開放送SP是非ともお願いしたいですね。

投稿: 緋絽 | 2013/11/17 02:35

pen緋絽さん
この課題図書になっている本は、字幕翻訳を通して英語を学ぶという一粒で二度おいしい的な本みたいですね。興味が沸いたので、購入してみようと思います。洋画は昔は字幕などなく必ず吹き替えだったので、この役者さんにはこの声優の方というのが確固として決まっていたのも面白かったですよね。今は、選択の自由がすごくある。だから、吹き替えでもいいし字幕でもいい。劇場では必ず字幕になっているけれど、あの大画面で字幕を追っていたら、確かに映像を観るのがおろそかになってしまうので「3秒ルール」は大事なんだと思います。英国では英語はまったく問題ないので当然字幕はないのですが、吾郎が出演した「十三人の刺客」は英語で字幕が出ていました。吹き替えだったら吾郎の殿の役はどなたがやってくれたんだろうとは思いましたが(笑) 英国も吹き替えは、子供用映画以外はあまりない気がします。ヨーロッパの他の国では吹き替えが多いとは聞きましたが。吾郎の「かいかん」コメント気になりますよねぇ(笑) これは、やはり未公開SPのお願いを皆さん出してほしいです。

投稿: kazuyo | 2013/11/17 05:57

戸田さんが今週は立て続けにご一緒のお仕事で楽しみです。戸田さんといえば字幕の第一人者ですよね。私も一時期洋画に嵌ってよく拝見していました。「字幕 戸田奈津子」の文字は沢山拝見しました。」でもハリウッドスターには通訳もして下さる頼りがいのある方でスターのこぼれ話も楽しみにしています。吾郎ちゃんと小島さんのアテレコ実践編は吾郎ちゃんの「とったどーsign03」が大変たのしみにしています。

投稿: ピカチュウ | 2013/11/18 00:34

penピカチュウさん
字幕って普通に翻訳するより、日本語のスキルが必要だと思います。いかに短い言葉でストーリーの流れを壊さずに伝えることができるか。きっと、戸田さんぐらいになれば、一瞬で「1秒に3文字」ルールで訳せるんでしょうね。大変なお仕事だと思います。字幕のお仕事の他にも、ハリウッドスターの意外な一面のお話をしてくださったのであっという間の30分だと思います。吾郎のアテレコ実践編もお楽しみに(笑)

投稿: kazuyo | 2013/11/18 02:55

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