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福家警部補の挨拶 6

第六話 『愛情のシナリオ

素晴らしかったですね、犯人役を演じた若村麻由美さんが。このドラマの一番いいところは、この犯人役を演じてくれる俳優陣かもしれない。何かと『古畑』に比べられて不憫なドラマですが、こと犯人役の人選だけで言わせてもらうと断然『福家』のほうが優秀だと思います。

ストーリーは、女優同士の嫉妬に焦点が置かれているのかと思いきや、まさかの接点で本当に驚きました。加えて、最後まで興味を引っ張ってくれる脚本だったと思います。肝心のトリックのほうは案外と読めるところが多いのと、無理矢理感があったのは否めませんが、何より人間ドラマとしてよくできている作品だと思います。今回も一時間しっかり楽しませて頂きました。

石松警部の萌えポイントは書いておきたいのですが、回を追うごとに複雑になるのはどうしたらいいのか(苦笑) 吾郎は素敵です。しっかり演じているし、これだけの出演部分だけで警部の心情がとてもよく読み取れる。拍手ものです。だけど、毎回毎回同じような役回りですよね。福家を疎ましく思いつつ、何かと様子を探りにくる。上司からは、福家は単独行動は眉唾ものでも結局は解決する刑事となり、直属上司の石松警部はなにをしているんだと思われているだろうと。

実際、福家以外は本当に無能の集団のように描かれている。これ、吾郎が演じていなければそれで成立していると思うのですが、そうではないのでものすごくドラマの中で違和感。このままいくのであれば、言いたくないですがミスキャストだと思います。次回の予告を見ると、とうとう石松警部が福家に対してキレるみたいで。これも、今まで思っていたことが爆発したということだと思うのですが・・・ただ単に、部下が優秀で警部が無能だからという目で上司にみられる羽目になるからという流れにならなければいいけど。

それでも、吾郎の演技には痺れる。今回、上司と話しているときに田所警部補から「犯人が出頭した」という報告を聞き、田所警部補が「何かマズイことを言ったでしょうか(汗)?」と聞いたあとに「別に・・・」と笑って通り過ぎたあとの険しい表情が素晴らしかった。ものすごく丁寧に演じていますよね。福家にとって悪い上司なら、とことんそのように最初から描けばいいと思うのです。吾郎なら、中途半端ではなく100%演じきりますよ。ただの無能な上司という設定で終わらせるつもりだろうか(苦笑)

もう一度言ってしまいますが・・・このドラマになら、犯人役で出演してほしかった。きっと、震えるぐらい素晴らしい犯人役を演じてくれたと思う。二番手クレジットはなんなんだろう。正直、今回二岡や田所警部補より台詞が少なかった。このドラマで演じている吾郎を心から楽しまれている方には、本当に申し訳ない! 吾郎のところだけ切り取ったら、文句はひとっつもありません。でも、ドラマというのはトータルで見るものだから愚痴は出てしまいますね。

若村さんとは、吾郎の金田一『八つ墓村』でご一緒したのが印象に残っています。今回、仕方ないとはいえまったく絡みがなかったのも残念で。同じカットにも入らなかったですよね・・・ちょっと、感想を毎週落とすのが厳しくなってきました。


追記: 来週2月24日(月)に発売されるTV誌『おとなのデジタルTVナビ』で、ドラマ出演の吾郎と檀さんの記事がクローズアップされると発売中の予告に掲載されています。
メールにて確認をしたところ、表紙もこのお二人になるとお返事を頂きましたので、是非購入してください。
そして、お礼と感想をできるだけ多くの方が送って頂くようお願い申し上げます。

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コメント

kazuyoさん、こんにちは。「福家」今回もゲストの若村さんの熱演が光ってましたよね。私も、最初は、同じ女優同士で、しかも同じ時代に芸能界で戦ってきた同期なのに憎しみあって、陥れられたり、しまいには殺害してしまうなんて…と思ったんですが、「母親」として「娘」を守る為だったというどんでん返しにはビックリしました。でも、最後まで「母親じゃない」事を演じるのも辛いんじゃないかと思いました。そこらへんの葛藤をホントに上手く演じてらっしゃったと思います。ただ、薬多くないですか?coldsweats01それに屋上まで上がったって誰かに見られてたら、証言されて一発でわかっちゃうようなcoldsweats01まぁ内容は素晴らしいのであまり突っ込まないようにします(笑)でもでもホント、吾郎ちゃんが演じてなかったら、石松警部はただの無能に感じていたかもしれません。そこはさすが吾郎ちゃん、上手く石松警部の魅力を生かしていて、全然無能に見えないし、田所警部補のくだりのシーンも田所さんの前では気にしてないよと笑顔をみせてすれ違う時の、険しく、厳しい表情は素晴らしかったですよねhappy02来週の予告に冷静だった石松警部が怒りをあらわにしてるシーン、どんなシーンかわからないけど、ちゃんと石松警部という役がただの「上司によく見られたい警部」ではなく「勝手に行動する福家に我慢の限界」とかちゃんと部下の事も、事件のことも考えてる警部というちゃんとしたシーンになっててほしいです。せっかく、色んなゲストの方が出演されてるのに、二番手の重要な役のはずなのに、石松警部だけ蚊帳の外のような感じがして、複雑な気分です。でも、「ストスマ」で、「石松警部のキャラクタ―性が明らかになってく」と言ってた吾郎ちゃんの言葉もあったし、吾郎ちゃん自身もこの「石松警部」という役に愛情を持って演じてるのが見てわかるし、なので毎回、毎回、今回のような役回りだとホントに何度も言ってしまいますが、複雑になります。でも、最後まで見ないとわからないので、見守ってはいきたいですが。雑誌「おとなのデジタルTVナビ」、表紙も壇さんと吾郎ちゃんなんですねhappy02二人の対談楽しみですよねshine

投稿: さおり | 2014/02/20 12:32

kazuyoさん、こんにちは
反町さんのやられた脚本家役、やって欲しかったなあ。ピッタリだと思う。自己愛の強そうな感じとか、嫌みっぽい感じとか。
今さら言っても仕方ないですね(^^;;
出番が少なくのは掛け持ち仕事のせいもあると思います。
懸命に演じてらっしゃる石松役を愛したいです。

吾郎さん、今年は財政という運気で、お金に恵まれるすなわち大きな仕事が来る運気なので、実はあんまり心配はしていないです。
海外作品とか来てたら、嬉しいんですけどね。夢は大きく‼
一応、日本が絡みそうな4作品のどれかに引っかかってくれないかと勝手に気にしてるんですが(^^;; 妄想大好きなもので…
トゥモローランド、沈黙、Outsider、ガスヴァンサントの新作。
能天気ですいません。もし当たったら自己申告するので、ほめてくださいね(^◇^)

すいません、福家に関係ないことばかり書いて(^^;;

投稿: yurara | 2014/02/20 18:53

Kazuyoさま

吾郎の出演番組は今まで欠かさず感想を公式などに送っていたのですが、今回のこのドラマのように感想が書きにくいものは初めてです。Kazuyoさんは上手くまとめられていてさすがです!全て「その通り」なので便乗させてくださいね(笑)

犯人役のゲストによってドラマの良し悪しがある程度決まるのは分かるのですが、やはり倒徐ミステリーは主人公が強烈な個性で引っ張っていって欲しいと思いながら毎回見ています。

脚本も悪くはないし、演者も上手いし、でも何か違和感が拭えず時々イライラしてしまうんですよね(苦笑)

吾郎に関してはKazuyoさんご指摘のシーン・・・私も吾郎の瞬時に変えた表情の凄さにぞくっとしました。上手いですよねぇ~。そして若村さんのあの迫力ある演技と吾郎が対決したらと色々な想いを巡らせていますが、それは吾郎の演技をもっと堪能したいという気持ちが強いからかも知れません。

TV誌の表紙は嬉しいですね!購入は勿論、感想もおくりますね。

投稿: さやか | 2014/02/20 20:50

chickさおりさん
突っ込みどころを探したら、実は結構とあるドラマなんですよね(笑) そこが許せるか許せないかでもドラマの楽しみ方は変わってくると思います。正直言うと、ミステリードラマとしては弱いかなぁとは毎回感じてはいるのですが、ドラマ性が非常に高い作品なので楽しんで見てますね。演じている人たちは、間違いなく好演されているので。石松警部に関しては、ファン目線から見るとものすごく素敵なんですが・・・おそらく、普通に見ている世間の人たちからしたら「無能」に見えているでしょうね(苦笑) 加えて、稲垣吾郎が演じるから何かあるのかと思ったら、そうでもない感じが続いていて「いらなくない?」という感想が並ぶことになります。これが、吾郎じゃなかったらどこにも疑問は出てこないと思うのです。だって、このドラマに警部役はこの役回りでしょ?で成立してしまうので。だから、なぜこの役に吾郎を?!と思ってしまう。でも、吾郎はしっかり与えられた役を自分なりに考えて演じていますよね。このドラマに出なきゃよかったのにとは思いませんが・・・複雑だわぁ、本当に。次回の激昂している石松警部は見どころだとは思うのですが、納得いく流れになっているといいですね。吾郎の演技だけは、毎回堪能させてもらっているのでそこに文句はありませんが。「おとなのデジタルTVナビ」は、メインTV誌ではないですが、クローズアップとして取り上げてくれて表紙にもしてくださるのは嬉しいです。是非、感想を送ってください。


chickyuraraさん
あぁ、確かに初回の反町さんの犯人役は吾郎でも見てみたかったですね。う~ん、やっぱり犯人役で出演してほしかったなぁ(汗) 掛け持ちと言っても、『信長のシェフ』のほうも主演ではないし、いち時期は舞台に脇に主演(それも膨大な台詞があった『心療中』)が重なっても問題なくこなした吾郎なので、今回の状況だと朝飯前だと思います。なので、そこはあまり関係ないかなぁと。それに、掛け持ちは檀さんも柄本くんもそうなので。でも、吾郎が演じている石松警部は確かに愛すべきキャラですね。そこは、私も楽しませてもらおうと思っています。吾郎は「財政」の年ですか。海外作品いいですね! いろんなことにチャレンジしていってほしいので、またジャニーズの制限を突き破っていってほしいと思っています。吾郎ならできると思うので。予想が当たったら、盛大にyuraraさんを褒め称えたいと思います(笑) 夢は大きく・・・まさに!ですね。


chickさやかさん
私もこんなの初めてです(笑) ドラマは楽しんで見ているのに、そこで演じている吾郎のキャラが不可解なんて(苦笑) 誤解のないように言わせてもらうと、この石松警部というキャラを演じている吾郎は、いつものように役者として素晴らしいと思います。それを見せてもらえるだけで、ドラマ制作にかかわっている方々には本当に感謝。でも、なぜ吾郎を起用したのか、そこを見せてくれないと吾郎がいるから見始めた視聴者としては物足りないですよね。これ以上、警部のキャラをこの作品で掘り下げるのは難しいことも理解しているからこそ、余計に複雑になるというか・・・ジレンマですね。檀さんも好演されているとは思うのですが、私もどうにも主役キャラとしては嵌れなくて。他の部分で楽しませてもらっているので不満はないのですが、もうひとがんばりほしいところ。とにかく、最後まで吾郎の演技は堪能させてもらおうと思っています。TV誌の表紙は何年ぶり?!という感じで。こう言ってはなんですが、表紙自体が久しくないので非常に嬉しいです。表紙にしてくれた雑誌には最大限の感謝を送ろうと思います。

投稿: kazuyo | 2014/02/21 05:24

kazuyoさん こんばんは。惜しいドラマですよねぇbearingそしていろんな感想コメントが見られる場所で福家さんは、断トツで最下位。「ウザイ」「福家キャラが見ていてイライラする」「上から目線で可愛い気が全くない」主人公に全く魅力が感じられず、ここまで嫌われると致命的ですねweep原作の福家は、穏やかで人の心にすっと入って人情味があって、とても魅力的に描かれてます。でもドラマの福家は、私はどうも魅力を感じられず苦手です。勿論、檀れいさんは、一生懸命演じられているし、檀さん自身は、好きです。このドラマは、視聴率も最初は期待も大きかったので、そこそこ取れた。でも、最初の半分にまで下がって、視聴者が離れてしまうのは残念でなりません。あと感想の中で多かったのは、吾郎ファン以外の男性の方々に役者の吾郎に期待して視聴するも、話に全く絡まないから離れた人も多かったです。若村さんは素晴らしかったですね圧巻の演技力。『科捜研の女」でも若村さんは、良いキャラで好きです

投稿: ルナ | 2014/02/21 21:30

chickルナさん
ご報告ありがとうございます(笑) そうですか・・・そんな風に言われてますか。けっして全員が全員そう思っているわけではないと思いますが、そんな感想が並ぶのは残念ですよね。個人的には、福家のキャラが感情の起伏がないので、ものすごくドラマの中で弱いと感じるんですね。ある意味、そういう淡々としたキャラとして立つとは思うのですが、檀さんには向いてないのか単調に見えてしまうんですよねぇ。檀さんなら、色っぽくてセクシーな刑事ならきっとものすごくキャラが立ったのではないかと思います。(そういうのを見たかったかも) ここに来て、どうやら来週の月曜日には「いいとも」に檀さんがテレフォンショッキングのゲスト、そして「スマスマ」のビストロにも来店されたそうですね。(吾郎とのエピソードトークは楽しみです) なんとか、これで見てくれる人が少しでも増えればいいのですが。吾郎の起用に関しては、ファンでない方もそりゃあ同じように感じるだろうと想像に難くないです(苦笑) とりあえず、演じている吾郎を楽しませてもらうしかないですよね。本当に惜しいドラマです・・・。 

投稿: kazuyo | 2014/02/22 04:17

福家もとうとう折り返しにきてしまいました。ドラマは役者さんの演技も素晴らしく良い俳優さんを犯人役にお迎えしているので1時間ちゃんと拝見させて頂いていて、吾郎ちゃんの素晴らしい演技に(本当に目は口ほどに物を言う)も唸らせて頂いております。でもKazuyoさんや皆様のおっしゃるように警部殿がほとんどからんでこないので残念ですね。推理ドラマだからあまり警察内部や福家さん個人の問題をクローズアップしないのがネックでしょうか。今週少し福家さんの淡々とした物言いに対する事を犯人に指摘させていますがこれから少しづつでてくるのでしょうか?警察内部の事に目線をもってきてくれて警部殿のシーンが増えれば嬉しいのですが・・・どうでしょうか。まぁそれでも吾郎ちゃんの麗しいとても43歳にみえない警部殿にお会いできる火曜日楽しみにしていますけど(笑)。

投稿: ピカチュウ | 2014/02/24 00:51

chickピカチュウさん
役者の力ってすごいんですね。いろいろ思うところはあれど、素晴らしい役者さんが出ていると最後まで引っ張ってもらえますから。初回で視聴者がかなり少なくなったのは残念ですが、見てもらえば結構と楽しめるドラマだと思います。吾郎ファンとしては、もう石松警部の佇まい、台詞の言い回しだけで楽しませてもらっているようなもの。ドラマの中での複雑なところは、もう撤回できないので(苦笑) ファンでさえもリアタイで見なくなったのは大きいですかね・・・この枠でこれだけ数字が取れないのは、フジテレビは何が悪いのか考えたほうがいいと思います。原作は面白く、俳優陣も悪くない。敢えて、もう言いませんけど、ドラマはどう作るべきかちゃんと視聴者目線で考えてほしいですね。

投稿: kazuyo | 2014/02/24 03:46

私もルナさんの意見に完全に同意します。

何だか、こういうドラマで犯人側の応援がしたくなってしまうのなんて始めてですが、福家はそれほどウザいですし、全く魅力がないどころか嫌悪感が湧くほどです。

多分、檀さんのキャラクターが福家にあっていないミスキャスト。
演技力の問題ではなく、彼女が役柄に会う女優ではないと思います。
武井咲の方の警部は、似たように鋭く事件を解決しても可愛げがある。
檀さん、この仕事引き受けて大失敗でしたね。
嫌なイメージがついてしまいました。

投稿: 三番 | 2014/03/05 09:35

chick三番さん
初めまして。これまた、なかなか厳しいご意見で(笑) でも、言われていることはわかります。確かに、毎回なぜか犯人側に同情したくなるこの感じはなんなんでしょうね。福家のしつこいほどの押しが、言いがかりのように感じるのが大きいのかなぁ。それが檀さんのキャラ作りのせいなのか、脚本か演出なのかわからないのですが、証拠がしっかりしたものでないのもそう感じてしまうのかもしれません。ただ、今週の「オッカムの剃刀」では警察側目線で見れたのは、もしかしたら警部のおかげかもとは思いました。やはり犯人を追い詰めるのには、凜とした態度がかっこいいんですよね。この福家キャラが好きな方もいらっしゃるみたいなので、檀さんのマイナスになるのかはわからないのですが(笑)、やはりちょっと檀さんはこういう天然っぽいキャラには向いてらっしゃらないのかもしれないですね。それこそ、美人でかっこよくキレ者の刑事のほうが似合うのかも。

投稿: kazuyo | 2014/03/05 10:02

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