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古文書の魅力

最近、歴史ブームの「ゴロウ・デラックス」というのが、冒頭でMCの吾郎さんと外山さんの会話。確かに、いろんな方向から歴史を紐解く課題図書を扱うことが多いですね。昔、「レキジョ」(歴史女子)という言葉が流行りましたけど、私も何を隠そう歴史と聞くとなんだか好奇心がくすぐられる。それも、西洋より、日本の歴史に惹かれるのは日本人だからですかね。今回の「ゴロデラ」も、とても楽しいお話ばかりだった。

第二百五回課題図書 『無私の日本人』  磯田道史著

Photo 映画化された本作の舞台は、貧困に苦しみ夜逃げする者が続出した仙台藩、吉岡宿。この宿場を再生するため、普通の庶民たちが私財を投げ打ち、ある壮大な計画に奔走。その計画とは、殿にお金を貸し付けてその利子で建て直そうというもの。すべて古文書を読み取って書かれた、実際にあった話というから面白そうです。

歴史学者である磯田さんは、人呼んで「古文書ハンター」。かつて日本人が残した書物には、現代人が未だ知らない物語がたくさんある。磯田さんは、全国各所でその古文書を発掘し、難解な内容を解読してわかりやすく現代小説にする。代表作は、加賀藩の会計係が借金返済の為に付けた家計簿を読み解き、20万部のベストセラーになった『武士の家計簿』など。

古文書というのは、江戸時代以前の人たちが書いた書付を解読しながら、昔の人の様子や暮らしぶりを調べたもの。日本人特有の几帳面でマメな性格が古文書に大きく反映されているそう。

磯田さんは、小学生の頃から歴史に興味を持ち、中学生ですでに古文書の魅力にとりつかれる。そんな孫を見て、祖母が蔵の中にある家伝直々の古文書を渡したことからどっぷりと嵌ったのだとか。高校生の頃に、『古文書解読辞書』と出会い、学校の勉強をほとんどせずに毎日古文書の解読に没頭。慶應大学に入学されて、大学の図書館で毎日10時間多くの古文書を読み漁っていて倒れて救急車を呼ぶはめになったというエピソードあり(笑) 本当に好きなんですねぇ。

家にある、実際の武士の家計簿や忍法帳などを持ってきてくださり、内容を説明している磯田さんの顔は子供が大好きなおもちゃで遊んでいるそのもの(笑) 吾郎も思わず、その様子に微笑ましくなって感心することしかり。東北の大震災以来、地震のことも古文書で研究し、400年前ほどの古文書を紐解くと、同じく東北で大地震があった8年後に熊本で地震が起こった記載が残っていると解説。気象庁が「観測史上、例を見ない不思議な地震」と発表しているけれど、古文書ではしっかり記載されていたんですねぇ。

いやぁ、ずっと聞いておきたいぐらい楽しいお話ばかりだった。古書っていいですよねぇ。日本だけでなく西洋の古書を集めた古書店で働いてみたいわ(笑) 吾郎さんも、とても興味深い表情で磯田さんのお話を聞いていたけど、今回の課題図書はとても面白かったそうです。

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コメント

kazuyoさん、おはようございます。歴史関連の課題図書が続いてて、楽しいし、私も歴史特に日本史が好きなので、(世界史も、昔の西洋の方の暮らしとかも気になります。西洋の古書も知らない発見があると思うとわくわくします(笑))嬉しいですhappy01磯田さんのお話は、勉強になるものだったり、初めて知る事だったり、難しい話をするわけじゃなく、皆に分かりやすい話し方でずっと聞いていたいと思いました。江戸時代の家計簿や忍法術など、想像しかできない時代の生活などがのぞけるのはホントに嵌ります(笑)特に忍法術などを見てると、ホントに忍者っていたんだなって思えるし、犬の黙らせ方を実践した磯田さんも面白いです(笑)図書館でのエピソードは人って好きなものに没頭すると時間なんて忘れますよね。磯田さんもきっとそうだったのかなって思いました。夢中になりすぎるくらい好きだったのが分かります。彼女とのエピソードも面白かったですhappy01「殿、利息でござる」は映画も面白そうですよね。庶民の中に、生活を守るために、救うために動いていた人々がいたということは、忘れてはいけないと思いました。吾郎ちゃんと親太朗くんの今回の内容にあわせたやりとりもほっこりして楽しかったですcatface

投稿: りな | 2016/05/15 09:53

penりなさん
歴史書でも、いろんなものがあるんですね。この「ゴロデラ」を見ていて、歴史の世界にさらにどっぷりと嵌りそうです。古文書によって、今では経験したことも実際に見たこともない生活が垣間見えるというのは面白い。昔の人がいろんな記述や記録を残してくれたおかげで、現代で書物によって理解できるのがありがたいです。古文書解説辞書なるものがあって、解読するという過程もとても楽しそう。古い本は内容がわからなくても眺めているだけで楽しいですもんね。書かれていた忍法の「おまじない」を実際に試してみて、まったく効かなかったエピソードには笑いました(笑) 磯田さんってお茶目な方なんですね。今回の課題図書が映画化されて、今月公開になったんですね。とても面白そうなので、とりあえず本書から手にとってみようかなぁと思いました。

投稿: kazuyo | 2016/05/15 15:46

Kazuyoさん、いつもレポありがとうございます。歴史関係が続きますが、ゴロデラで紹介される本はどれも吾郎ちゃんも興味をもたれる個性的な本ばかりで楽しいですね。古文書を紐解き一冊の本にするには大変なお仕事だと思われます。400年も前に今と同じ地震の状況だったとは歴史は繰り返すと言いますが古文書を書き残してくれたご先祖さま達の思いを伝えて下さる大切なお仕事ですよね。磯田さん達には過去の大切な記憶を紐解き続けて頂きたいですね。

投稿: ピカチュウ | 2016/05/16 00:35

penピカチュウさん
歴史書と言ってもいろんな種類があるんだなぁと、この番組で教えてもらいました。古文書の解読は好きだからできることなんでしょうねぇ。中学生のときから嵌っているのなら筋金入りですよね(笑) 地震の記述に関しては、ちょっと驚きました。ちなみに、過去ではこのあとに福山に大きな地震が来たらしいですが、何事もなく鎮まってくれればと願わずにはいられません。

投稿: kazuyo | 2016/05/16 01:10

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