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物を失くしていく大切さ

お休みが入って久し振りの「ゴロウ・デラックス」。今回のゲストは、朝日新聞を退職されて究極の節電生活をされているという女性。

第二百九回課題図書 『魂の退社』  稲垣えみ子著

Photo 朝日新聞の女性記者が、ある理由で退社。その経緯を綴った一冊。著者は、発行部数670万部を誇る全国紙朝日新聞の編集委員も務め、「名物アフロ記者」としてコラムを連載。一風変わった内容が注目を集める。2011年の東日本大震災を機に始めた究極の節電生活。退社後は、その節電生活をさらに進化。電気ばかりではなく、ガス無し、風呂無しの必要最低限での暮らし。

まずは、スタジオに入って来られた稲垣さん(以下、ややこしいのでえみ子さんで(笑))のいでたちで真っ先に目に飛び込んでくるのが、やはりアフロヘア(笑) 6年ぐらいアフロヘアを維持しておられるそう。見た目はとてもファンキーだけど、やはり朝日新聞にいらした記者らしく、自分の考えを理路整然と穏やかにわかりやすくお話される方という印象を受けました。

今年一月に「朝日新聞を退社された理由」を外山さんが朗読。もともとは、高収入の仕事のため服やらなにやらものすごく買う人だったのが真逆の考えになったらしい。人は必ずこの世からいなくなる。そのときに、いろんなものを失っていくのは不幸だ。ならば、最初から物にこだわらずに最低限の生活をしていればいいじゃないかと思ったそう。50歳をくぎりに、価値観を変えるよう自ら行動することに。
吾郎 「どうしよう!捨てられないものだらけだよ(汗)」
あまりにも違う生活を試みておられるえみ子さんを、それでも全否定せず「おっしゃるとおりですよね。いずれなくなっていくし」と言えるのは吾郎らしいなぁと。

今、51歳のえみ子さんは、30代のときに会社で出世コースからはずれ香川県の高松に異動。お遍路さんで最後の地となる香川で悟りきった笑顔の方たちを見ていてなぜだか涙が出てきて生活を一新。節電生活を始めようと思った直接のきっかけは、震災での原発事故。一ヶ月の電気代を160円にまで節約する生活になったんだとか?! 普通は一日分の消費量ですよね?

親太朗くんの「どんな家ですか?」という素朴な質問から、全員でえみ子さんの節電生活の家におじゃますることに。
いきなりロケ(笑) 
「ゴロデラ」のこういう臨機応変なところが好き(笑) えみ子さんの部屋はマンション最上階の5階。もちろん、電気節約のために階段で。
吾郎 「でもさ、エレベーターは自分で(電気代を)払うわけじゃないじゃん」
えみ子 「あの、お金の問題じゃないんです(笑)」
そうだよね、電気の問題だ(笑) 全員納得して、カメラマンさんも一緒に階段で(笑)

部屋は当然真っ暗なままで、カメラに映らないんじゃないかと心配する気遣い吾郎(笑) でも、東京の街って明るいんですね。部屋が真っ暗でも、外の街灯などで仄かに部屋が明るく、電気をつけないのでカーテンもしていない一面のガラス戸から見れる夜景はとても静かで綺麗。吾郎さんは何気に気に入った様子。

ただ、カメラにはシルエット並みにしか映らず番組にならないので、親太朗くんが「ごろう」と書かれた提灯を持ってきてくれます(笑) 提灯の明かりの下の吾郎がとっても美しいheart04
吾郎 「なんか・・・怪談もの?肝試しやってるみたい」
はい!吾郎さん!だよね(爆) (そういえば、今年も「ほん怖」はあるのだろうか(笑))

何も照明がないと不都合のこともあるので、間接照明が部屋にひとつ。これだけで、かなり目が慣れてくると生活できると思う。ちなみに、うちの英国人の夫も日本の蛍光灯が大嫌いなので、私も普段は間接照明だけでいることが多いです(笑) 慣れればどうってことないし、逆に蛍光灯がまぶしくて頭が痛くなるんですよね。確か、吾郎もあまり蛍光灯は好きじゃないと言ってましたっけ。

えみ子さんの調理は、ガス契約をしていないので携帯用のカセットコンロ。お野菜はベランダに干しておけば、昼間の日光にあたった野菜はそんなに長く調理しなくてもすぐにできあがるらしい。お風呂は銭湯。洗濯機はないので、洗面器で手洗い。化粧品はごくごく基本的なものだけ。
吾郎 「化粧品、僕、これの10倍ぐらいありますよ
えみ子 「えぇ(笑)?!」
吾郎 「もう、いらないですね」

ほの暗い部屋の中で、吾郎が親太朗くんが持ってくれる提灯の下で(笑)、えみ子さんがこの「節電生活に辿り着いた気持ち」が書かれた部分を朗読。豊かさとは、「あったら便利」が「なければ不便」にすぐに転化され、そういうものが増えていく。それをひとつずつなくしていくと、案外と「なくてもどうっていうことはない」ということに気づく。えみ子さんは、これで自由を手に入れたと感じられたそう。

ここまで究極の生活はできないにしても、吾郎自身も何か影響を受けたようで。部屋も物が溢れていなくてなんだか落ち着いた雰囲気。えみ子さんに部屋を案内してもらいながら、なんだか考えているような吾郎がところどころ垣間見れました。まぁ、貪欲な部分もある人なので、楽しいことはお金をかけても楽しむのは変わらないとは思いますが(笑)、電気の消費量を少し減らすというのは今からでもできそうですね。

えみ子さんの部屋での朗読で、あぐらで座っている珍しい吾郎が見れたのも収穫でした(笑)

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コメント

Kazuyoさま
毎回教えられる事の多い貴重な番組ですよね。稲垣えみ子さんは以前、「報道ステーション」に出演された時に凄く印象深かったので、「ゴロウ・デラックス」出演と予告で知った時から楽しみにしていました。

さすがに長い事インタビューのお仕事をしてきた方だけに、話し方が理路整然として分かりやすいし、聞きやすかったですね。聞き上手の吾郎さんと外山さんと話上手のえみ子さんの流れるような会話が心地よくて、内容がスッと入ってきたのも良かったです。

考えてみれば昔は皆、あの様な生活をしていたわけだし、確かに物が多すぎて大変(笑)便利になったとはいえ、最近の電化製品など機能が複雑で使い難くて持て余し気味だし、シンプルが一番だと感じています。

人間誰でも生まれてからは死に向かって歩んで行くのだし、物に囲まれて過ごす時期もあっていいと思うのです。私のように年を重ねてくると、えみ子さんほどでは無いにしても生活を全てに於いてシンプルにしようという気持に自然となってきます。人間関係も無理をしてつきあったりしない。気ままに自由に余分な物は少しずつそぎ落としていくと生活が快適です。

えみ子さんが早い時期に実行に移され、それが徹底していることに頭が下がります。あそこまでは、なかなか出来るものではないですよね。電気の無いお部屋はカーテンの無い窓から入る東京の夜景の美しさを眺めるのに効果的で、撮影に強いライトを入れずに撮影をしたスタッフの心遣いと、吾郎さんの何事も否定しない対応に感心しました。その人が持っている信念、信条を尊重して、それに添って行こうとする考え方が、立場、考え方が違うゲストの共感を呼ぶのでしょうね。それでいて決してゲストに阿ねてはいない所が素晴らしいと感じました。

提灯の灯りでの朗読も良かったし、提灯を持ち朗読の手助けをした山田くんに「ありがとう」と言う吾郎さんも素敵でした。

番組を作り上げるスタッフとレギュラー3人の関係性と人柄が、ゲストを居心地良い空間に誘って、視聴者も心地よい時間が共有できるのでしょう。
今回も、全ての面で教えられる事の多い内容でした。

投稿: さやか | 2016/06/26 07:51

kazuyoさん、こんばんは。私は、物を捨てられない人なので、今回のゴロデラは、考えさせられ、えみ子さんのお話は、考えさせられるものがありました。今は、何もかも便利になりすぎて、物が豊かにありすぎて、それもいかがなものかなと思いました。昔はなくても生活とかできてたわけだし、葛藤はあるかもしれないけど、物を最小限にすることは、大事で、逆に物のありがたさを再発見できるのではないかと思いました。えみ子さんのスッキリした部屋、ホントごちゃごちゃしてなくていいなって思ったし、電気の件は、自分も就寝するときとか、真っ暗にすると、月がでてるときなんか月の灯りが照らしてくれて、幻想的だなとか月ってこんなに明るいんだってほのぼのします(笑)えみ子さんのマンションから見た景色、ホントに綺麗で、東京ってこんなに明るいんだなって発見できました。吾郎ちゃん、えみ子さんのお話を受け入れたり、カメラマンさんを気遣ったり、灯りを照らしてくれた親太朗くんに「ありがとう」って言ってたりこういう優しくて、相手を受け入れるところ、彼らしくてそういう吾郎ちゃんが大好きですheart04そういえば、「怪談」といえば、ほん怖の季節がそろそろ来ますね。楽しみです(笑)自分も物を減らすことを考えようかと思いました。最後に、吾郎ちゃんのあぐらで座ってるところ、男らしくてかっこよかったですheart04

投稿: りな | 2016/06/26 20:56

今回のお客様、稲垣えみ子さんは強い方ですね。確かに昔は電気・ガス・水道とライフラインが発達していなかったのでえみ子さんの生活に近かったのでしょうね。今自分ができるかと言うと介護をしていると自分ひとりだと使わない電気やガス・水道を使っています。要らない所は節約でなるべく使わないいようにしていますが経費はかかる一方で収入は減っていく一方。自分ひとりになったらえみ子さんのようなくらしをしていければ生きていけるかもと先行きの不安が少し和らいだ気がしてきます。ロンドンでは間接照明が普通なのでしょうか?確かに体にとっては昼間活動して夜は暗くなったら眠る、理にかなった事ですね。吾郎ちゃんがあぐらで座ってみえたのですか?すごいですね。体操すわりでひざをかかえて座っていらしたのに。体柔らかくなられたのでしょうか?拝見できるのが楽しみです。

投稿: ピカチュウ | 2016/06/27 01:00

flairさやかさん
とても落ち着いた方で、話し方も穏やかで話し上手な方だなぁと思いました。特に力説されているわけではないのに妙に説得力があるのは話し方もあるでしょうね(笑)家の中の物って増えていきますよねぇ。気にしていてもどんどん増える。吾郎さんじゃないけど、「捨てられないものばかり」です。SMAP関連のものは当然として、ちょっとしたものも放っておくと増えてしまう。ほとんど使わないものもあるので、気の持ちようで捨てていけるとは思うのですがなかなか(苦笑)えみ子さんのふんぎりの良さには感心してしまいます。物もそうですが、お金も墓場まで持っていくことはできないのだからとガンガン使っているのは、逆にダメなんでしょうね。そういうことは、お金に余裕がある人が言えることであって、老後のことはやはり心配しないといけない(笑)物が増えると年をとるごとにひとつずつ減っていくと感じるのは不幸なだけという考えはなるほどなぁと思いました。電気の節約は金銭面ではなく地球に優しく、ひいては自分の生活も優しくなれる気がしました。文字を読む以外は、夜部屋を暗くしておくというのはいいですよね。視力が悪くなるというのは「都市伝説」なのか知りたいです(笑)


flairりなさん
物は本当に捨てられないですね(汗)おそらく、将来また見直したり使ったりするものではないだろうと思っていても、記念に・・・とか置いてあるものもたくさんあります。一度、徹底的にいらないだろうと思えるものを捨てる作業をしたい。英国から帰国するときにはしたつもりなのに、すぐに物が増えてしまった。ダメですよねぇ(笑)暗がりの中での吾郎の気遣いは素晴らしかったですね。カメラマンの方への配慮と、親太朗くんへのお礼といい素敵な人だと思いました。怪談と言えば、夏の恒例「ほん怖」の季節ですよね。なかなか見るのが怖くて歓迎じゃないファンの方も多いみたいですが(笑)、私は毎年ほんとうに楽しみにしています。もう少し、子供たちと吾郎さんの交流が多いといいんですけどね。怖い話が好きな人には無用なようで(苦笑)残念です。


flairピカチュウさん
昔の人が生活できたのなら、人間としては問題ないんですよね。いろんなものが発達して便利になった世の中だからこそ、なければ不便に感じる。私は、PCさえあればテレビは正直いらないです(笑)英国でもテレビ放送がデジタルになってから無しで過ごしてみたらまったく問題なかったので。今は、ネットで番組も見れますしね。でも、吾郎さんの出演する番組は録画したいから必須(爆)ファンしていると節約なんて無理ですね。雑誌もすごいことになっているので(笑)ロンドンは、街灯さえもオレンジなのでほぼ薄暗い。そして、家の中も間接照明だけの人が多い。ブルーアイズには眩しいんでしょうかね(笑)

投稿: kazuyo | 2016/06/27 20:34

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