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「ゴルゴ」も驚くガンマニア

本一冊で本当にいろんなジャンルの方をお招きする「ゴロウ・デラックス」。今回は、恒例の漫画家さんの事務所訪問。当然、ロケとなりますが、冒頭からスナイパーのVTRと共に、なにやら吾郎と外山さんで小芝居から始まります。ものすごく演出に凝っている(笑) 

スタッフの秒読みから番組のロケ収録に入るのも当然演出。
夏のロケは大変という吾郎のトークから。その吾郎をビルの屋上から狙うスナイパー。ちゃんと、吾郎を狙うズームターゲットの画も入る凝りよう(笑) 吾郎の胸元に赤いレーザードットが!
外山 「吾郎さん、危ない!!!」 (棒読み可愛い(笑))
ずきゅーーーん!
吾郎 「あぁ!!」 (胸元を押さえる)
外山 「吾郎さん、大丈夫ですか?!」
吾郎 「だ、大丈夫だ。こいつのおかげで」 (スーツの胸元から分厚い本が?!)
本には、これまた弾丸がめりこんでいる様子まで。(美術スタッフさん、すごいですね(笑))
吾郎 「敵はあっちか!」 (モデルガンを構える吾郎のかっこいいことheart

第二百十三回課題図書 『~さいとう・たかをゴリラコレクション~ 劇画1964』  さいとう・たかを著

1964 さいとう先生の初期の作品を集めた一冊。著者の代表作『ゴルゴ13』は、強靭的な狙撃力で狙った獲物を確実にしとめる世界最強の殺し屋。今年で連載48年目を迎え、コミックは合計181巻。総発行部数は2億冊を超える、国民的コミック。48年間、休載が一度もなく、さらにその間『鬼平犯科帳』など同時にヒット作を世に送り出している。

そんなすごいさいとう先生の事務所に、『ゴルゴ13』の締め切り当日におじゃますることに(笑) これだけ連載を描いていらしたら、いつお伺いしても締め切り日に追われていると思うので仕方ないとは思うのですが、よく撮影を了承してくださったなぁと。いままでの番組の功績が信頼を得ているんでしょうね。

東京、中野にある「さいとう・プロダクション」に訪問。吾郎と外山さんが案内されたさいとう先生の仕事場に入ると、まさにいま『ゴルゴ13』の扉絵を作画中。現在79歳で現役。下書きなしでマジックでゴルゴの眉毛から描かれる。下書きをしてそれをなぞると表情が消えてしまうというのが理由らしい。

扉絵は、ページ全体のデザインレイアウトを考え、タイトルロゴを入れ、人物のゴルゴを描いてアシスタントの方に。吾郎が都市伝説として、「さいとう先生は、ゴルゴの目しか描いてないんじゃないか」というのが流れていると話すと、それはまだマシでまったく描いてないという人もいると笑い飛ばされる大人の余裕(笑) これだけ売れていると、確かに人物以外はアシスタントの方がするのが当たり前ですもんね。

と、言うことで、多くのアシスタントの方がいる仕事場へ移動。漫画界で「分業制」を始めたのはさいとう先生が初めてなのだとか。原案・脚本はさいとう先生と脚本家。ネームはさいとう先生ご自身が、人物画はさいとう先生とスタッフ。背景・小物などはスタッフの方がすべて請け負っています。

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ここで、吾郎がありえないぐらい食いついたのは、当然、ゴルゴが持つ銃(笑) さいとう先生の仕事場には、300挺のモデルガンが置いてある資料室が! 銃を描く担当の方には必須アイテムらしいですが、あまりにも多いので警察が何度かチェックしに来るそう(笑)
吾郎 「わっ!うわっ!すごいですね!僕、銃大好きなんですよnotes」 
テンションが急に上がる吾郎(笑)
吾郎 「もう、これ(ケースに)入ってるこの姿でわかりますから、ワルサーPPKだって」
外山 「ほんとですか?」
吾郎 「ようするに「007」ですよ」
他の銃にも・・・
吾郎 「こんなの懐かしい。これ、南部十四式っていって旧日本陸軍が使っていた・・・」
さいとう 「そうそう、よう知ってるわ、さすが(笑)」
吾郎 「ドイツの「ルガー」がモチーフにされた銃なんですよ(笑)」
外山さんに力説するも、途中で突っ走り過ぎたと自分で気づいたのか照れ笑いする吾郎(笑) こりゃあ、放っておいたらこの資料室だけで番組一本作れる勢いですね(爆)

和歌山で生まれ、大阪で育ったさいとう先生は、10歳のときに絵画コンクールで金賞を受賞。母親はさいとう先生の父親のように芸術家のなりそこないが嫌いでその絵をすぐにごみ箱に・・・「芸術で飯は食えない」という母親の教え。そんな頃、出会った学校の先生は、答案用紙を白紙で出すと「責任を持って、自分の名前だけは書け」と教えてくれた人物。その先生の名前は、ゴルゴの本名である「デューク・東郷」の苗字に残されることに。

漫画家になって、当時4コマ漫画ばかりの漫画界に大人も読める映画のようなストーリー性のあるものを描いたのがさいとう先生。これが大ヒットして、青年誌が続々と誕生。さいとう先生が編集社に持ち込まなければ、今や映像化もされた青年コミックは誕生しなかったと言われるほど。課題図書に描かれたハードボイルドな漫画のワンシーンを親太朗くんも交えて朗読。

親太朗くんの消しゴムはんこは、いろんなカラーヴァージョンのゴルゴとさいとう先生の似顔絵はんこ。
吾郎 「タレントなんですけど、こっち本業でいこうかと(笑)」
じっくり親太朗くんの作品を見つめ「へぇ~、うまいな」と。いつでも、漫画家さんのアシストができそうですね(笑)

余談ですが、以前、吾郎が「ベビスマ」で中居くんに「ゴルゴ」の魅力を聞かれて、「ゴルゴは一匹狼で、敵に絶対に背中を向けない。俺の背中を見た奴は殺すというぐらい」と熱く語っていたのを思い出しました。そんな吾郎は、きっと「スマスマ」でゴルゴのパロディとなる「ゴロゴ13」をやったときは嬉しかっただろうな(笑)

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コメント

Kazuyoさま

今まで、多くの漫画家の方達が出演された「ゴロウ・デラックス」ですが、今回も漫画界では重鎮で滅多にテレビ等にも露出されない、さいとう・たかおさんの出演にびっくりしました。「ゴルゴ13」は一時期家人がはまっていたことがあるので、興味深く見る事ができました。

最初の小芝居、外山さんの感情の無い台詞に笑ってしまいましたが、白っぽいスーツの吾郎さんは、諜報員の雰囲気が出ていてかっこ良かったです。48年間も休み無しに連載を続けてこられ、その〆切間近の作業場に潜入出来る等、番組の信頼度の大きさが凄いですよね。お忙しい中、下書き無しの扉絵に自ら筆を入れる所を披露してくださったり、スタッフのいる作業場を案内してくれるさいとう先生のなかなか見られない様子を拝見できて楽しく、勉強になりました。ストーリー漫画で青年コミックと漫画を描く分業体制を確率させた先生の業績も素晴らしいですね。

吾郎さんの銃の知識は相当なもので、モデルガン300挺に興奮して、蘊蓄を披露する吾郎さんに暖かい笑顔を送るさいとう先生と外山さんのやり取りが微笑ましかったです。

山田くんのハンコをちょっと自慢気に先生に紹介する吾郎さんとそれをじっくりと見る先生の優しさに、この番組の素晴らしさを改めて感じました。様々な分野の先駆者、トップにいる方は、厳しいけれど、どこか大らかで優しい、人間味溢れている方が多いですね。

投稿: さやか | 2016/07/24 20:06

nightさやかさん
「ゴロデラ」の漫画家企画は、いつもとても面白いですよね。漫画を課題図書にして、漫画家の方の生い立ちや作品をしっかり紹介する術はとても優秀だと感じます。吾郎が、どんなゲストの方にもトークを合わせる力があるのもすごいですが、今回、課題図書を読み込んでくるのは常として、予習もしっかりやってきているんだなぁと改めて感じました。そんな様子が見れるから、締め切り当日でも収録OKになるんでしょうね。さいとう先生の仕事場に入る際にも、「初めまして。稲垣吾郎と申します」と丁寧に挨拶をする。SMAPの稲垣吾郎なら、誰でも認識できると思うのに(笑)、初対面の方への礼儀は忘れない。そうかと思えば、大好きな銃を見て子供のようにはしゃいでしまう吾郎を見て、思わず笑みを崩されるさいとう先生。吾郎さんの人に好かれるところは、こういうところだろうなぁと。そんな吾郎を自由にさせてくれる外山さんの存在も大きい。締め切り前の仕事場を丁寧に紹介してくださり、貴重なネームまで見せてくださったさいとう先生にも感謝ですね。この番組で、自分では見つけられない楽しい本をたくさん紹介してもらったけど、作家の方や漫画家の方たちのその人なりを見させてもらうのも楽しみのひとつになっています。本当に良い番組だなぁ(笑)

投稿: kazuyo | 2016/07/25 00:52

ロケに外れなしですね。特に今回はスマスマでコントをしていた漫画家さんの制作現場にお邪魔。
銃が大好きな吾郎さんのテンションの上がり具合が半端ない。童心に戻ってます。
この笑顔の楽しい吾郎さんに癒やされます。
こういう裏側を見る度に思うことがあって。メンバーは裏を見せる必要はないとよく言っている。
確かに結果で判断される事がほとんどなのは分かる。
1本の内容や経過では無く、本数で判断される。それは仕方が無い。
でも、単純にそれだけで判断するマスコミに嫌気がさす事がある。どうして、中身や課程をスルーするのかと。
ドラマや映画の様な映像より、舞台を軽く見るのかがまったく分からない。
映像が大変なのも分かるが、本番初日の為に稽古に明け暮れ、公演期間も切磋琢磨しているのを見下すのが分からない。
連載の為映画を深く視聴し、番組の為に本を深く読み込んでいる吾郎さんを思い、そんなことを時々思いながら、この番組も楽しく見ています。
変なことをつぶやきましたが、こうやってこの番組が、デトックスになるのはいいですね。

投稿: ゆっこ | 2016/07/25 11:14

kazuyoさんこんばんは。小芝居も凄い丁寧に演出されていて、「ゴルゴ13」に合わせたつくりで、スタッフさんの呼びかけや、狙いをさだめるところとか、本に弾丸が食い込むところまでよくできていて面白かったです(笑)吾郎ちゃんが、銃でかっこよくきめてるところも凄くかっこよかったです(笑)吾郎ちゃんって銃を構えるところも似合いますよねheart04締め切り日なのに、快く承諾してくれたのは「ゴロデラ」だからでしょうね。とても信頼されているんだと実感できて嬉しかったです。下書きなしで書かれているんですね。自分の知ってるキャラが出来上がっていくのをみるのは、貴重でわくわくしますね(笑)作業を分担してる所やどこどこを誰が書くなど、人気漫画の裏側を知ることができて得した気分になりました。モデルガンの部屋は凄かったですよね。吾郎ちゃんがテンション上がってて可愛かったし、吾郎ちゃんって、女子力も高いし、女の子の心理とかよくわかってるけど、モデルガンが好きだったり、飛行機(前にべビスマの合コン企画で、海上自衛隊の方達がいらしたとき飛行機でテンション上がってたのが凄く可愛かったですheart04)が好きだったりと、男の子らしいところもあって、そういう所大好きです(笑)モデルガンの説明も、私はモデルガンにはうといので、一つ一つ説明を聞いていたいです(笑)吾郎ちゃんの、目を輝かせながら説明をしてるのを見たり聞いたりしたいです(笑)これは、ゲストの方皆さんに言えることなんですが、皆さん幼い頃から才能を開花されていて、きっかけがあって、恩師や尊敬できる方がいる。その半生を聞くのもありがたいことだなと思いました。「ゴロデラ」は人生の勉強もさせてくれますよね。さいとう先生のお母様は、息子のことを想って、漫画家になるのを反対されたんだと思いました。最後まで反対はされてたけど、でも、今成功されてきっと喜んでるんじゃないかなって思ってます。「ゴルゴ13」の主人公デューク東郷の名前のモデルになった東郷先生、ホント良い言葉をおっしゃって、素敵な先生だったんだなって思いました。先生の言葉って凄い力がありますよね。劇画の朗読も三人とも素晴らしかったです。夢中になりました(笑)親太朗くんの消しゴムハンコをさいとう先生が食い入るように見てて褒められたのが印象的でしたhappy01良かったねgood漫画の裏側っていつ見ても面白いですねhappy01

投稿: りな | 2016/07/25 21:07

nightゆっこさん
男の子が大好きなものが、意外と大好きな吾郎さん(笑) それも、半端ない知識(笑) きっと、あまり稲垣吾郎のことを深く知らない人は驚くでしょうね。子供のようなキラキラした瞳で好きなものを語る吾郎は大好物です。いろいろとSMAPや吾郎の周りが、今年に入ってうるさい。それによってファンが疲れ果て、どう考えていいのかわからなくなる。正直、最近はTwitterもしんどい(苦笑) ゆっこさんも、いろいろ理不尽なことでイライラすることが増えたのでしょうか。メディアは勝手なことを言い、いい加減なことを書く。そして、世間のほとんどの人がその目で見たものだけを信じる。ファンが何を言っても身贔屓と言われ、周りは敵だらけに感じる。でも、吾郎のこんな笑顔を見ているとどうでもよくなる。彼が見ているものは、まっすぐ自分が信じているものだけ。それについていけばいいだけですもんね。悪いことを言う人は、どんなことでも悪く言う。それに流されないように、しっかり応援していきたいです。


nightりなさん
「ゴロデラ」の小芝居は、毎回シンプルでいてくすっと笑える。冒頭から癒されますよね。「???」と思うときもあるけど(笑)、今回の小芝居はかなり手が込んでいました。スタッフの番組と吾郎への愛を感じます。番組のMCはとても大変。そして、この「ゴロデラ」では、吾郎が普段お会いしない方たちばかりで、ほとんどが初対面。礼儀をわきまえ、聞き上手で的確なコメントをする吾郎にはとても合っている番組だと思います。大きな笑いを起こすのではなく、課題図書に加えゲストとして来られる著者の方をいかに視聴者に伝えるかがとても大事なMCだと思います。なかなか、誰でもできることではないと思うのに、毎週、課題図書を読み込んで難なくやってしまっている吾郎に感心してしまいます。そんな中で、自分の好きなものを見つけると、視聴者を置いてけぼりにするぐらいのテンションで楽しんでしまう吾郎は、見ていてとっても素敵な人だなぁと。「ゴロデラ」は、課題図書が根底にあって、ゲストとなる著者の方の生い立ちをまとめ、朗読が入り、親太朗くんの消しゴムはんこで締める。ひとつの綺麗な流れができあがっているのに、毎回、違う構成で出てくるのは本当に素晴らしい。スタッフがしっかり企画として出してきているのもわかるし、MCである吾郎と外山さんのお二人が課題図書をしっかり読んできて番組を進行し、親太朗くんが収録時間内に消しゴムはんこを作成するという強力なチームワークがあってこそ!と毎回感じながら拝見しています。よどみなく30分の編集力にも脱帽。6年目に突入するのもわかりますね(笑)

投稿: kazuyo | 2016/07/26 00:55

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