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愛が詰まった番組

ゴロウ・デラックス」に外山さんがMCとして吾郎と組むことになった初めての放送に番組出演をしてくださった永六輔さんが、2016年7月7日に永眠されました。享年83歳。

追悼 永六輔さん

冒頭では、いつもと違い喪服スーツの吾郎が追悼番組となるコメントから。

まずは、永さんが初MCとなる外山さんのために「ゴロデラ」に来てくださった2014年4月24日の放送分を未公開映像と共に振り返ります。可愛がっていた外山さんのために、ほとんどテレビ出演をされない永さんが(最近では、この番組以外だとテレビ放送開始時から懇意にしている黒柳徹子さんの「徹子の部屋」だけとおっしゃっていた)、楽しそうに番組でトークしてくださった。毎週の永さんのラジオ番組ではご一緒しているお二人がちょっと照れいている様子がとても微笑ましかった。

永さんは、NHKのラジオに何度も投稿しているうちにスカウトされ放送作家に。当時は、ラジオにもすべて台本がありフリートークは存在せず、そしてGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の検閲に通ったことしか話せなかった。そんな中でフリートークを始めた一人が永さん。日本にテレビ放送が始まった当初から携わり、テレビを作ってきた人。おしゃべりが好きな永さんが、2010年にパーキンソン病と診断されて呂律が回らなくなったときはラジオを辞めようと思ったこともあるのだとか。そんなときに、呂律が回らなくてもいいと推してくれたのが小沢昭一さんだった。

ラジオが好きで、ラジオに最後までこだわった永さん。最後のラジオ放送となった2016年2月1日の放送分をスタジオで聴く吾郎と外山さん。思い出して、思わず泣いてしまう外山さんにもらい泣きしてしまった。永さんに教えられたことはたくさんあると、涙をこらえて話す外山さんをずっと優しく見守って頷いている吾郎の優しさにもグッときた。

外山さんが話してくれた、永さんのエピソードに深く感動した。
リスナーの方、たぶん永さんに手紙を出したことのある方だったら、必ず永さんからおハガキ来ていると思います
年間三万通を超える投書のすべてにお返事を書いて倒れたこともあったという永さん。頂いた方は、とても感動されたんじゃないでしょうか。

第二百十四回課題図書 『永六輔のお話し供養』  永六輔著

Photo 近しい人が亡くなったときどうすればいいのか? その答えを永さんが、この本の中で残してくれました。吾郎が朗読。「人の死は一度だけではない。最初は、死亡診断書を書かれたとき。最後の死は、死者を覚えている人が誰もいなくなったとき。だから、ときどき誰かと故人の思い出話をしましょう。それも供養のひとつだという気がします

外山さんは、何度か泣き出しそうになるのを必死で堪えて、ハンカチで目を押さえて涙をこぼさないように気丈に話されていた。しっかりしたアナウンサーじゃないですか。永さんが愛してくれた外山さんが、私はとても大好きです。外山さんが、吾郎のMCのお相手になってくれて本当に良かった。

ラジオでは、16年間永さんと一緒にお仕事をしてきた外山さんは、テレビでは相手のMCの方とうまくいかなかったときで恩人でもあるんですよね。外山さんはとても正直な方で、いわゆる巷の「女子アナ」っぽくないのが使いにくかったんでしょうか。永さんは、彼女の良いところをちゃんと見てくれた唯一の人だったんですね。そんな外山さんが、「ゴロデラ」では吾郎とMCを組んですでに2年。吾郎の笑いながら少し意地悪なことを言ってもふんわりと優しいところは、永さんと似ているんじゃないかと思う。外山さんは、きっと楽しんで「ゴロデラ」収録をされているんじゃないのかなぁ。

永さんが見守る中、外山さんの今後の活躍が楽しみです。そして、吾郎と親太朗くん、優しいスタッフと一緒に作り上げられている「ゴロデラ」がこれから先もずっと続いていていってくれることを願ってやみません。

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コメント

Kazuyoさま

本当に愛が詰まった追悼番組でしたね。永さんのお人柄に相応しい内容でした。16年間何時も傍で永さんを支えてきた外山さんのコメントと過去のVTRを中心に、吾郎さんと外山さんの二人だけで静かに偲ぶ内容は、他の追悼番組を遥に超えて胸に迫ってくるものがありました。

テレビ出演から遠ざかっていた外山さんが、「ゴロウ・デラックス」から吾郎さんの相棒にと出演依頼があった時、一度は断ったと聞きました。

出演するにあたって永さんは、吾郎さんが秘蔵っ子の外山さんを託して良い人物かどうかを見定める為にご出演をされたんですよね。二年前の番組の中で、吾郎さんの事を褒めていらっしゃいました。この男なら娘のような外山さんを託しても大丈夫!と思われたのでしょう。外山さんはこの二年の間に、しっかりと自分の居場所を見つけ、吾郎さんの良き相棒としての任務を全うされています。自分の立ち位置をきちんと理解し、前へ出ず、ゲストに媚びる事無く、吾郎さんをさりげなく立てながらのMCは、清々しさを感じます。

そういう二人の追悼の会話は、決して口数が多いほうではなかったけれど、涙ぐむ外山さんを優しく見守る吾郎さん・・・そういう時、吾郎さんの相手を待つ姿勢に感心させられます。永さんを偲ぶ吾郎さんと外山さんの姿は数多く寄せられるどんな追悼の言葉にも勝って、故人を偲ぶという事はこういうことなのだと教えられた気がします。
終盤の「お話し供養」の一節の吾郎さんの朗読が、また良かったですね。素朴に下手な感情を込めず作者の意をそのまま伝えるように心がけている朗読は秀逸でした。

きっと永さんも「自分が信頼した男に間違いは無かった」と安心していられるでしょう。永さんの意をくみ取って、吾郎さんも外山さんも「ゴロウ・デラックス」をさらに素敵な番組にするように歩み続けてくれるものと期待しています。

投稿: さやか | 2016/07/30 10:24

本当に素敵な番組です。穏やかにそして静かに見送るって感じでしたね。つい何回も見直しました。
永さんは人にずっと寄り添っていたんだなあと。はがき全部に返信するなんてすごいです。
ウソは言わない。見たものしか話さない。これが本当の芸能に携わるものの基本なのかと。
外山さんも悲しみが深すぎて、何も言えないんだろうと。今まで当たり前にいた人が急にいなくなるなるのだから。
吾郎さんも永さんに敬意を表して外山さんに寄り添っている。とても良いコンビです。
この番組が全国放送されていないのが、本当に残念でなりません。
だから、この番組はこれからも必要ですね。

投稿: ゆっこ | 2016/07/30 15:22

tulipさやかさん
喪に服して番組を進行する二人に、永さんが番組に来てくださったことを思い出して、自然に故人を偲ぶ気持ちでもって番組を拝見しました。永さんが、この「ゴロデラ」に出演してくださった後に、新聞で連載されているコラムで、SMAP4人と吾郎に言って、外山さんに怒られたという話をしていて(笑)、そのときの吾郎の大人な対応にも感心されていましたね。娘のように可愛がっていた外山さんを預けるにふさわしい男性だと、吾郎のことを認めてくれた瞬間だったんじゃないかと思います。外山さんが番組のMCを始めた当初は、前任の優秀な方と比べられたりもしていたけど、私はすぐに外山さんなら吾郎のことをちゃんと立てつつ、番組の主旨を理解して進行アシストをしてくれると思いました。外山さんになってから、断然、吾郎が自らコメントを話すことが多くなって逆に本当にありがたいと思っています。長い間、自分よりはかなり年上の方のラジオでアシスタントをしてきただけはありますよね。空気も読めて、自分のポジションをしっかり理解されていると思います。普段は気が強くて女性らしくないところもある外山さんですが、一緒に二年もやっている吾郎にはちゃんと彼女のことが見えているんだなぁというのが、今回の永さんの追悼番組で見れたのも嬉しかったです。今後も、お互いをフォローしつつ楽しい番組にしていってほしいですね。


tulipゆっこさん
お涙頂戴の流れでもなく、バラエティ色が強いわけでもなく、実にシンプルで故人のことだけを思って作られていましたね。MCのお二人の誠実なところもよく出ていたと思います。最期までラジオを愛し、弱くなっていく自分を見せたくなかった永さんのことを思って涙する外山さん。その外山さんの様子を真正面から受け取って包み込んでいた吾郎に穏やかな気持ちで拝見することができました。故人の供養は、特別なことをしなくても、その人のことを想い、話していくことだけでいいという永さんの言葉に、自分がこの世からいなくなったときも、残された人にはそういう供養をしてほしいと感じました。こんな良い番組が全国放送でないことだけが残念ですね。

投稿: kazuyo | 2016/07/31 13:07

kazuyoさん、こんばんは。永六輔さんのことは、祖母が大好きで、永さんの色んなことを、私の幼い頃よく話してくれました。祖母は今年の一月に亡くなったんですが、永さんのVTRを見てると祖母と重なって見えて、ずっと泣きながら見ていました。番組に出演された時、外山さんのことを、娘のように可愛がってる様子や笑顔や言葉などが今も印象に残ってます。外山さんが言葉に詰まって、涙を堪えていたとき、吾郎ちゃんがそっと見守るかんじで、ホントにいいパートナーだと思いました。永さんもきっとそんな二人のこと、応援してくれてると思います。最後の吾郎ちゃんが朗読した永さんの言葉忘れません。永さんはずっと心の中にいます。ホントに愛を感じる番組が全国放送じゃないなんて悲しいです。永さん、これからもずっと、「ゴロデラ」や吾郎ちゃん、外山さん、親太朗くんのことを見守っていてくださいね。

投稿: りな | 2016/07/31 20:47

こんにちは

ご無沙汰しています。
今回の追悼番組、外山さんに感情移入してぼろぼろ涙を流して見ていました。外山さんどんなに辛くて悲しかっただろうなと思います。KAZUYOさんのおっしゃるとおりすばらしいアナウンサーさんですよね。ゴロデラに登場して間もない頃、明らかにゲストの方に対して反感というか、私には理解できないという態度をとっていた回があり、批判されていたことがあったのですが、このとき私は外山さんが好きになりました。吾郎さんのパートナーになってくれて心からありがたいです。
永さんは、昔よく沖縄の小劇場に来てくださって、よく観にいきました。沖縄のことをとてもとても考えてくださる方でした。バイト先の本屋で見かけ、思いきって声をかけたときも、優しく丁寧に対応してくださいました。その永さんの死に対して、吾郎さんが追悼番組をやってくれる、感無量です。沖縄に対して吾郎さんの発言もひとつ忘れられないものがあります。スマスマでシチリア島に行った時「シチリア島は歴史でも文化でもイタリアとは違ったものがある、しいたげられてもいるんだけど、日本でいうと沖縄みたいな・・・」雑誌でこのコメントを読んだとき私はもう吾郎担になる覚悟を決めました。(笑)大事にしたい番組です。

今年は激動の年ですね。ここを乗り切るために色々なものに負けず頑張っていきたいと思います。どうぞ暑さに気をつけて元気でお過ごしください。

投稿: KAE | 2016/08/01 17:26

tulipりなさん
おばあさまが永さんのことが大好きだったんですね。いろいろ感慨深い回になったのではないでしょうか。全編通して、とても優しい追悼番組のつくりになっていたと思います。お亡くなりになった方が番組に出てくださったときのVTRを流して追悼する番組はたくさんありますが、こんな風に身内を送り出すような構成の追悼番組は初めて見た気がします。スタッフがとても優しい方たちの集まりなんでしょうね。そんなスタッフに囲まれて、自分の番組を持っている吾郎はとても幸せ者だと思います。そして、そんな番組を見させてもらう視聴者としてのファンの私たちのもとても幸せ者ですね。


tulipKAEさん
お久しぶりです。コメントありがとうございます。外山さんは、とても打たれ強い人だと思います(笑) ゲストの方に何を言われても笑って流してしまえる。でも、きっと本当は傷ついていることもあるんじゃないのかなぁと。そんな胸中を吾郎がしっかり汲み取っているのがわかるので、とても良いコンビだと思いますね。吾郎もとてもメンタルが強い人なので、お相手の方もこれぐらい強靭でそれでいて明るい方が合っていると思う。吾郎が「スマスマ」でシチリア島に行ったときに、沖縄に喩えてコメントしていたんですね。申訳けないけど、そこは覚えていないのですが、沖縄の方には心に響くものがあったんだというのは理解できます。その場そのときにとても良いコメントを残す吾郎さん。今の状況も、きっといろんなものが見えているはず。その中で言えること言えないこともしっかり把握していると思う。だから、吾郎の言葉は丁寧に拾っていきたいと思うし、応援していきたいですね。

投稿: kazuyo | 2016/08/01 21:47

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