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ブックデザインは遊び心も大事

今回の「ゴロウ・デラックス」、雨の中のロケrain 傘をさす吾郎さんが美しい(笑) 毎日、忙しい売れっ子の方がゲストということで、吾郎と外山さんで事務所に訪問することに・・・

事務所といえども、中は本だらけ。玄関のガラス扉越しに見える所狭しのたくさんの書棚。そこに並んでいる本は、それでもちゃんと種類別・用途別に整理整頓されています。あぁ・・・こういうのを見ると、家に自分の書庫がほしくなる(笑) わざわざ、玄関までご本人が迎えに来てくださいます。吾郎を初めて見たゲストの方の感想。

「背、高いんですね!」

そう、吾郎さんはテレビで見るより、生で拝見するとスラッと本当に背が高い。公式では176センチということですが、もう少しあるんじゃないかと思っています(笑) 初めてお会いする方は、皆さん、同じ感想を述べられますもんね。

第二百十一回課題図書 『祖父江慎+コズフィッシュ』  祖父江慎著

Photo およそ30年に渡り、2000冊以上の本を手掛けてきたブックデザイン界の巨匠。思わず目を引く奇抜な装丁で注目を浴びることが多いが、文字、書体、文字組みまで細部にこだわり、いままでデザインしてきた本が解説付きでまとめられている。

祖父江さんの書棚には、資料となるかなり昔の書物や、作業場には最近の本から、祖父江さんが手掛けた本がまた別の書庫に整理されています。ものすごい数! 吾郎が、「ゴロデラ」に出演してくださった作家の方たちの本もその中に含まれていることを発見。本当にいろんな方の本の装丁をされているんですね。

吾郎 「どれも被るものがない。これぞ祖父江さんっぽいっていうのがない。画家の方だと作風があるじゃないですか」
祖父江 「それそれ! なるべく同じデザインにならないように注意して作っています」

祖父江さんのブックデザインのこだわり
1. カバーデザイン
作家や編集者にデザインプランを提示して話し合いながら決めていく
さくらももこさんのエッセイ三部作 - 一冊目はまる子ちゃんの顔をゆでたまごの殻に色をつけ、二冊目はフェルト、三冊目は砂。
赤塚不二夫さんの『天才バカボン』 - 肌の色を緑に!
楳図かずおさんのホラーコミック『恐怖』 - 表紙が鏡のようになっていて手でこすると顔が浮かんできたり、本を読み進めると怖い顔のイラストがページのサイドに(汗)

祖父江さんは、読者が気づかないように、でも何度も読むと気づいたりといった作品の邪魔にならないよう心掛けているそうです。デザインだけでなく、遊び心もいっぱい詰まっているんですね。

2. 手触り
本に触ったときの感触まで考える理由を吾郎が朗読。読書は、「手のコミュニケーション」という祖父江さん。
京極夏彦さんの小説『どすこい』 - 相撲力士の汗の部分を特殊な樹脂で描き、手に取った加熱によって浮き上がってくる仕掛け
糸井重里さんのエッセイ『言いまつがい』三部作 - タイトルのとおり、三部全部立てて並べると角度が揃わない(笑) 本体を固めるためのテープを背表紙にわざと貼ってみた(笑)
吉田戦車さんの『伝染(うつ)るんです』 - 普通は乱丁・落丁となる4コマ漫画の囲みの歪み。白紙のページ、そして同じページを続けて入れ込む。不良品かと返品が続出したそう。そりゃ、そうだ(爆)

3. 秘密のデザイン
外山さんが朗読。カバーデザインだけでなく、カバーをはずした本来の表紙にもこだわってみることに。今回の課題図書となっている祖父江さんの本では、カバーと本体の間に「のぞいちゃ、いやん」という文字とイラストが(笑)
怪談をまとめた『新耳袋』 - カバーをめくった本体の部分に「護符」が印刷(汗)
朝倉世界一さんの『山田タコ丸くん』 - 蓄光インキで描かれた絵が、本来の4コマ漫画の上に。電気を消すと読める仕組み。

知らずに自分で見つけたら、とても楽しいんだろうなぁ。きっと、本を購入した方でこの番組を見て初めて知ったという人もいるだろう(笑) ブックデザインから生まれるあらゆる楽しい仕掛け。この楽しいお話は、次週に後編として続きます。まだまだ、いろんな本をデザインされていて、予告で吾郎がとても楽しそうだった。次週も必見ですね。

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コメント

Kazuyoさま

毎回、毎回、見る度に何か教えられる事の多い「ゴロデラ」ですが、今回は目から鱗でした。今まで内容重視で読み漁っていた本に装丁から中の文字の大きさ配列までこんなにも工夫や、遊び心が施されているとは吃驚です。

吾郎さんの祖父江さんに向けての、作風で被るものが無いというコメント良かったですね。これは吾郎さんの演技の役作りにも言えることだと思いました。今まで演じてきた役で、その都度全く違ってその役になりきる演技は、吾郎さんの新たな魅力を発見できて、ファンとして幸せになります。祖父江さんのブックデザインも多くのファンが、次はどう来るのだろうと楽しみに待っている気がします。

昨今、電子本が流行っているそうですが、そういう物では味わえない面白さを教えていただきました。私は、活字の大きさもそうですが、最近の大きくて重い本は苦手です。どうしても文庫本で何処でも手軽に出して読めるのが好きなのですが、文庫本にも遊び心を取り入れていただけるとまた読む楽しさも増しますね。

勉強不足であそこまで本を作るに当たっての愛着と拘りを知り、頭が下がる思いです。祖父江さんのお喋りに吾郎さんも外山さんも楽しそうでしたね。この番組のお陰で本を読む楽しみがまた増えました。本当に出演者、スタッフが優秀で感激ばかりしています。

投稿: さやか | 2016/07/09 11:50

kazuyoさん、こんばんは。ブックデザインって面白いですね。祖父江さんも遊び心を楽しんでいて、また、同じ作りになるんじゃなくて、一つ一つが違うデザインっていうのも楽しいし、発想が豊かで面白かったです(笑)紹介された本の中で、どの本も「そうなんだ」とびっくりしました。さくらももこさんのエッセイ読んだことあるんですが、まるちゃんの顔が、ゆで卵でできてるとは驚きでした。紙ふぶきかなんかかと思ってました(笑)他の本たちも、祖父江さんの楽しい解説付きで、「新耳袋」は怖くて夜読めないって思ってたけど、護符だがあったら安心ですね(笑)その話を、聞いたときは、気ずかないやさしさっていいなって思いました。あと、ミスだらけの漫画にあわせて、本の作りもミスになってたり、オチが暗い所で読めたりとほんとこれから本を手に取って読むのが一層楽しくなりますよね。吾郎ちゃんや外山さんも驚いたり、びっくりしたりで三人とも楽しそうで、仲間に入りたいくらいどのお話も、ユニークでした(笑)祖父江さんも「こうやったら楽しいんじゃないか」って考えられていて、それを作り上げていくのも楽しい時間だろうなって思います。来週も予告見るだけでも楽しそうで待ち遠しいですhappy01

投稿: りな | 2016/07/09 18:51

本の装丁って大切ですね。こんな祖父江さんの遊び心が一つ一つに入っているとは知りませんでした。NHKの「日曜日美術館」で昔、本の装丁のことをやっていて美術・作品だと思ったのですが、ご本人の解説で一冊一冊被ることを無く作っていらっしゃるがやっぱり凄いですね。吾郎ちゃんの作者さんの意図を見抜く力っていつも関心してしまいます。こんな所がゲストの方がこの番組に出て下さる、吾郎ちゃんに会ってみたくなる要因ですね。来週も拝見できるとはお話も盛り上がったのでしょうか?やっぱりゴロデラロケにはずれなし(笑)

投稿: ピカチュウ | 2016/07/10 01:07

artさやかさん
アートに携わっている方や、美大に行かれている方には、本の楽しみ以外にもいろいろと興味深い話が多かったと思うのですが、祖父江さんのお話を聞いていて、本ができあがるまでにカバーデザインなどの装丁過程は本当に大変なんだなぁというのがわかりました。この間まで放送されていたドラマ『重版出来』がとても面白くて、前期No.1のドラマだと思ったのですが、そこでも本(漫画雑誌)が出来上がるまでの編集者たちのお仕事は大変なんだなぁと実感しました。本一冊出すのには本当にいろんな方の努力で成り立っているんですね。本を購入するときに、もちろん内容が大事なんだけど、カバーデザインって左右されますよね。思わず目をひいて、手に取ってみた本がとても面白かったときは本当に嬉しいものです。本を買ってもらうのにひと役かっている装丁のお仕事は、とても大事だというのがわかりました。祖父江さんの「隠された楽しさ」は、確かに見つけると特した気分になるだろうなぁと。本を読むという以外でも、本そのものに楽しさを見つけられるって素晴らしいですね。電子ブックも便利だとは思うのですが、私は断然書物購入派なので、これからも素敵な装丁を世に出していってほしいと思いました。ちょっとした秘密の楽しさを見つけた、吾郎の素直なリアクションも購買意欲が沸きます。と、いうことで、今回の課題図書購入してしまいました(笑)


artりなさん
ブックデザインは確かに、本を買うときに真っ先に目につきますが、装丁されている方がこれだけ楽しんでおられるのなら、いろんな本を本屋さんで見つけたくなりますね。吾郎が言う、祖父江さんおひとりを見ても、同じデザインではなくいろんなカバーができあがるのを知って、今度から本を買うときは作家さんだけでなく装丁者もチェックしてみようと思いました。祖父江さんが、「見つけてください」と言って、吾郎と外山さんで本を裏返したり、ページをめくったりして探している様子を見て、本当に楽しそうだなぁと。今回、とても多くの方が番組を見てくださったみたいで、やっぱり全国放送を切実に希望! ローカル局では、深夜番組の番組編成はとても難しいと思うので、できたら本家TBSさんでもう少し早い時間帯に放送してくれたら可能性が広がります。そういう意味でも、TBSさんにもお願いを出していこうかなぁと思いました。


artピカチュウさん
作品自体が面白くないといくらカバーデザインが良くてもダメなわけですが、読書のとっかかりとして表紙のインパクトは大きいですね。今回の課題図書を事前に見てきた吾郎が、番組内で「祖父江さんっぽいというものがない。どれも被っていない」というコメントは、非常に良いコメントですよね。作風が一貫していないというのは一見ダメなことのように思うけど、本の装丁をしている人たちにとっては、毎回違うものが出ていると言われるのは嬉しいと思います。そこを突いてくる吾郎のコメントが素晴らしいなぁと。どんなに面白くても、「ゴロデラ」は二週続けて放送というのがほとんどないのですが、編集作業の過程でもっと見せたいところがたくさんあったんでしょうね。次週も非常に楽しみです。

投稿: kazuyo | 2016/07/10 01:52

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