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妻と愛人の関係

今週の「ゴロウ・デラックス」のゲストは、映画監督でもあり作家でもあるという西川美和さん。吾郎と同じ42歳という若さで才能溢れる方なんですねぇ。

2003年、28歳のときに映画『蛇イチゴ』で脚本・監督デビュー。長編映画では、一貫して原案・脚本・監督を務める。兄弟の確執を描いた二作目『ゆれる』(2006年)は、9か月という異例のロングラン上映で大ヒット。以降、発表する映画は数々の映画賞を受賞。さらに、執筆した小説は二度の直木賞候補。

西川さんが映画監督になったきっかけ。幼少の頃から映画を見るのが好きで本もたくさん読んでいた。就活のときに最初に挑戦するのなら映画関係の仕事だと何社か面接するも険しい道。そのとき、この間番組に出演してくださった是枝監督の会社面接に行ったときに、後日監督自ら連絡をもらい一緒に仕事を始めたのが運命の始まり。

是枝監督から、何か自分で企画してみるように言われ書いたのが『蛇イチゴ』。20代でしか表現できない貴重な時間を使い、自ら監督をするように是枝監督に薦められ全部自分でやってみることになったのだとか。

小説は、最初に映画のシナリオがあって、そこに人物設定などの詳細を付け加えることで小説化する作業なので、とても楽しいとのこと。ご自身にとって、映画は「」で、小説は「愛人」みたいなもの。小説を書くことが楽しいのは、小説を軸にしていないからで、映画を軸にしていることで小説が自由で気楽なものに感じると言われていて、なるほどなぁと納得。

第二百二十二回課題図書 『永い言い訳』  西川美和著

Photo 初めて、小説から書き始め映画化した最新作。突然の事故で妻を亡くした小説家が、夫婦間が冷め切っていたことから妻の死を悲しむことができずにいた。しかし、同じく妻を亡くした男とその子供たちに出会い交流を深めていくことで、少しずつ気持ちが変化していく。

この作品は、2011年に起こった東日本大震災がきっかけ。西川さん曰く、どんな人にも突然生活が奪われたり、家族と別れることが本当に起こる。ドキュメンタリーとか報道では出ていないところで、後味の悪い別れ方をした人もいたのではないか。そういったとき、どうやって立て直していくんだろうなぁと考えて生まれた作品だそうです。これを聞いて、確かにそういう家族もいるだろうと胸が締め付けられる思いになりました。

映画では、本木さん主演で撮られた作品。吾郎は、映画も観たようで小説と合わせてコメントを出していたように思う。そんな吾郎に主人公の役を、妻を外山さんで朗読。自意識が強い主人公のセリフを、とてもうまく朗読する吾郎。朗読というよりは、演じているよう。(若干、自分の言葉で話している箇所も多々あったし)

(朗読後)
吾郎 「気持ちいいですね、これ(笑)」 セリフ朗読は、吾郎はいつも楽しそう(笑)
西川 「(こういうセリフ)言ってそう・・・稲垣さん(笑)」
外山 「言ってそうですよね、なんか」
吾郎 「言ってそうというパブリックイメージだけじゃない(笑)? 本当の僕のことなんて誰もわかってないよ!
外山 あはははは
吾郎 「世間のパブリックイメージどおりに演じただけだよ!」
外山 「こんな感じですよね、だって(笑)」
吾郎 「いいよ!どうせ、僕なんて!」 (吾郎さん、すでにこれも演じてるよ(爆))
西川 「怒りだしちゃった(笑)」
吾郎 (笑)
外山 「これ、読ませて頂いたときに(主人公が)なんか、吾郎さんっぽいなと思ったんですよ」
吾郎 「僕もちょっと思った」
西川 「かなり近いです」

すでに映画で撮ったシーンを他の方に読み合わせてもらうと新鮮だと、西川さんも楽しまれたよう。今度は、是非、吾郎で映画作品を撮って頂きたいですね(笑)

西川さんに、この小説を書くにあたっての創作ノートを見せてもらう。人物設定から家系図、家の間取りまでこと細かく書かれています。家から、出会った男の家に行く道のりの設定を電車マップ上で想定していたり、かなり楽しんで書かれていることがわかる。これからも、監督と作家という二足のわらじを履いて、どちらも手を抜くことなく良い作品を世に送り出してほしいですね。

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コメント

Kazuyoさま
今週のゴロウデラックスはまた映画監督の西川さん、作家さんでもあるんですね。才能があふれ出ていてうらやましい(笑)吾郎さんの朗読は本当にぴったりでこの映画の吾郎さんバージョンもぜひ観てみたい、と思いました。そして、次はkazuyoさんがおっしゃるように吾郎さんの映画を撮っていただきたいです。(この間いらした、是枝監督にも!)

このところ、毎日はがきを書いています。私にできることをこつこつと。番組は終わらせない。私の癒しですもの。年齢のせいか(笑)目が疲れますが、まだまだ要望を出していきます。

投稿: sachi | 2016/09/24 12:29

「来年はどうしているの?」
そんな不安な気持ちを少し感じながら、メンバーの個人レギュラーを見てしまいます。
大好きな下3人の番組はどれも大好きで欠かさず見ていますが、
(中居さんは多すぎて、追いつけない)
彼らの個人活動をなんとしてでも継続させたい思いでいっぱいです。

ゴロデラでは、「朗読」が定番になっていて本当に良かった。
毎回、役者としての稲垣吾郎を感じることができて幸せ。
ちょっと前に放送したコンビニの小説の中での一場面の朗読
30代の女性に向かっての暴言を朗読する吾郎さんもイキイキしていましたが、
今回の神経質な小説家のセリフも楽しそうに朗読していましたね。
西川監督が満足そうに聞いていました。
稲垣さんと素敵なご縁があるといいですね。
そうそう、、「少女」の公開日が近づいています
楽しみですね
世間ではゴタゴタしていますが、水面下で彼らの役者仕事が動いている事を心から祈っています。
働き盛りの彼らが輝く場所を作ってほしい。
彼らの提供する「娯楽」と「芸術」が見たいのであって、それ以外のことで先入観をもたれたくないです。

投稿: ゆずこしょう | 2016/09/24 16:06

kazuyoさん、こんにちは。映画では、描き切れなかったことが、小説で細かくいろいろな視点から等、詳しく書いてるのは映画ではわからなかったことや、気ずかなかったことを想像できて、頭の中で映像となってゆくので、わかりやすくていいと思いました。「永い言い訳」は映画化される前に読んだことがあるんですが、西川さんのおっしゃるように、別れは突然きてしまうもので、きまずい別れ方をされた方、喧嘩別れなままだった方など、どんな心境なのか、どういうふうに生きていくのかを考えさせられました。現実にきまずい別れ方をされたご家族の方もいるということを考えると、心が痛くて言葉にならないくらい辛すぎますよね。吾郎ちゃんの朗読は、毎回面白いです(笑)西川さんが頭で映像を思い浮かべてるのか、目を閉じながら聞いてるのが印象的でした。それだけ吾郎ちゃんうまいからだろうなって思いました。演技で怒り出した吾郎ちゃんも可愛くて、みんなを笑顔にしてくれる吾郎ちゃんが大好きですheart04次週は、歌丸さんの回で、「ゴロ天」もあるみたいなので、楽しみですhappy01

投稿: りな | 2016/09/24 16:52

kazuyoさん、いつもありがとうございます。
今週も見ごたえがありましたね。
映画監督がゲストだと、吾郎の役者魂!が燃えるのかなと思います。
そして、演じたいんだろうなと。早く次の仕事が決まらないのかなあ。
吾郎さんは、演じていればとても幸せのような気がする。
西川監督は才能豊かな方なんですね。題名はいくつか聞いたことはあるけど、見たことはないので、今度見ようと。
しばらくお休みだけど、その間にいいことがあればいいなと願わずにはいられません。

投稿: ゆっこ | 2016/09/24 20:12

Kazuyoさま

ゲストの西川美和さんは、吾郎さんもおっしゃっていたように監督、小説家というイメージとはちょっと違う雰囲気を持った方だなぁと感じました。原案、脚本、監督、全てを手掛けられるんですね。是枝監督が、ゴロデラゲストの時、最近の日本映画は、原作ありきでコミック、小説を基にして脚本が出来上がる。昔の映画のようにオリジナルの作品が無いことを嘆いていられましたが、今のドラマもそういう傾向が強いですよね。そういう中で原案から手掛けて作品を作る西川監督は凄いし、短い面接時間の中で、西川さんの才能を見つけた是枝監督も素晴らしいですよね。

お話を伺っていると、頭の中がきちんと整理されているからコメントも非常に分かりやすい。頭の良いかただなぁと感じました。吾郎さんの真剣に聞く姿も素敵でした。こうして様々な事を吸収して自分を高めて行っているのだろうと頼もしく思いました。

映画「ゆれる」は当時評判になりましたよね。香川さんの演技も高く評価されていました。

小説を書くのに使っているという創作ノートには綿密な想定や裏付けを記したものがあり、それだけでも興味深く拝見できて良かったです。西川監督にとって映画=妻、小説=愛人という表現が言い得て妙でしたね。それを聞き出した吾郎さんもさすがです!

東日本大震災をテーマにした「永い言い訳」の吾郎さんと外山さんの朗読も、まるで映画のワンシーンを彷彿させるようで良かったですね。監督も目を閉じて聞き入っていられたし・・・主人公の作家、衣笠さんを吾郎さんに置き換えて考えてみたら、本木さんも素晴らしいけれど、また違う衣笠さんが生まれたのではないかと想像してしまいました。西川監督の過去の作品を知るにつけ、吾郎さんに凄く合う作品が多いので、ぜひこれを機に映画を撮っていただきたいと強く思いました。

山田くんのハンコも凄いですよね。西川さんも沢山話してくださり、何時ものようにゲストの満ち足りた笑顔が見られて、充実した内容に満足しました。

投稿: さやか | 2016/09/24 20:25

librasachiさん
西川監督の映画作品は存じ上げていましたが、自身の作品を小説化されているのは知らなかった無知な私です(笑) シナリオから小説にするのは簡単なようでいて難しいと思うのですが、直木賞候補にもあがるぐらいなので才能あるんでしょうねぇ。是枝監督が、西川さんを面接したときに、会社は不採用でも個人で連絡を取られたというのも才能を見出したからだと思うのですが、面接だけでわかってしまう是枝監督もすごいなと思いました。丁寧に作られた映画作品という印象を受けるので、是非、吾郎さんを主演にして映画を撮ってほしいですね。まだまだ、吾郎さんの引き出しは無限にあると思っているので。


libraゆずこしょうさん
SMAPの個人の番組は、どれも違うテイストで優秀ですよね。確かに、中居くんのレギュラー番組は一週間でものすごくあるので追いきれないというのはありますが(笑)、なかなか興味あるテーマを企画しているものが多くやはり一番多く見ているかもしれない。SMAPのメンバーが出ているというよりは、情報番組としてテーマに興味があれば見ているという感じですね。それぞれの魅力が出ている番組ばかりなので、是非、来年以降も何ら変わらず放送していって頂けるよう力を注ぎたいと思います。「ゴロデラ」での吾郎の朗読は、良いときと悪いときの差がすごくある(笑) 基本的にセリフを朗読するときの吾郎さんは、演じることを楽しんでしまうので毎回とてもいいですよね。今年の活動はまだしも、来年以降それぞれ個人の仕事がどうなっていくかわからないので不安もありますが、事務所にはしっかりマネージメントしてほしいと思います。役者の仕事に関しては、もちろんその人なりの魅力は必要ですが、事務所の推し次第ではいくらでも仕事が入ってくる世界だと思っているので。推せる人材があるのに、現状もったいないなぁと感じます。もっと、全力でマネージメントしてくれる人がついてほしいですね。


libraりなさん
同じ作品で監督、脚本、小説と手掛けているのに、映画と小説ではまた違った魅力が出ているんでしょうね。両方を比べたことがないので、俄然興味が沸きました。人生、「後悔先に立たず」と言いますが、まさかいきなり襲ってくる不幸なんて誰しもが想像できずに生きているので、喧嘩してしまったあとに別れてしまうことが起これば後悔を背負って生きていきそうですよね。常に相手に優しくいることが大事だと考えさせられたけど・・・なかなか、日常いろんなことがそれこそ起こるので難しいです(笑) 吾郎と外山さんのセリフ朗読で、目を閉じて聞き入っていた西川さんですが、きっと映像を思い出して演じる人が違えばまた違うものが生まれてくると感じておられたのかなぁと。映画監督の方たちは、まず映像が浮かんでくると思うので、これをきっかけに吾郎さんで何か作品を作ってもらえればいいなぁと思いました。映画に、もっと出演してほしいですね。


libraゆっこさん
映像化される作品を書かれている作家さんたちがゲストに来られても、自分を推してほしいとはいっさい言わない吾郎。今回、「少女」で番組にも来てくださった湊かなえさんの映画化作品に出演したけど、監督からのオファーで決まったことで楽しく演じることができたみたいですね。いつもフラットの状態でカメラに向かうみたいですが、吾郎の役者としてのスタンスって熱すぎず冷めすぎずでとても良いバランスの役者さんだなぁと常に感じています。演じるときだけは、一瞬なにかが憑依したほどの演技を見せるときがあるけど、演じることへの姿勢はいつも自然体ですよね。秋の改編期でしばらく番組がお休みなのが残念だけど、次回の放送も楽しみです。


libraさやかさん
今回、初めて西川さんを拝見したのですが、確かに映画監督や作家さんという独特な雰囲気はないですよね。どちらかと言えば、女優さんっぽいと思いました。でも、映画の話をするときはとても熱弁されて、本当に映画が好きなんだろうなぁと。昨今、本当に映画もドラマも原作ありきですよね。もちろん、その中でも映像化するにあたって素晴らしい作品に仕上がっているのもたくさんありますが、オリジナル脚本を書く力の人はいないんだろうかと危惧してしまいます。原作があるほうが、動員数も見込めるし興行的にもいいのかもしれないけど、映画本来の楽しさが無くなっていくようで寂しいですね。こんな時代だからこそ、オリジナルで素晴らしい作品にであったときは、原作ありきとは比べられないものがあります。西川さんには、今後も素晴らしい脚本、小説を書いて映像化していってほしいなぁと思います。今回の課題図書になっている『永い言い訳』ですが、西川監督や外山さんが言うぐらい主人公のキャラクターが吾郎で想像しやすいんですね。VTRだけで本木さんがうまく演じられているのはわかりましたが、確かに吾郎でも見てみたかった。この作品だけでなく、あぁ・・・この映画は、吾郎が演じてもうまくやれるなぁ。見たかったなぁというものが多い。最近は、映画に主演する役者も同じ人ばかり。もっと、いろんな役者さんを使ってオリジナリティを高めてほしいですね。

投稿: kazuyo | 2016/09/24 22:19

映画監督で作家と二束の草鞋が両方とも秀でいる西川監督は凄いですね。確かに監督さんや演出家の方がおみえになった時は実際に吾郎ちゃんがセリフを言って演じて下さるを拝見するのはとても楽しいですね。流石、演技派曲者俳優の吾郎ちゃん、短いシーンでも観ている観客の心を持っていきますね。是非、西川監督にも映画撮って頂きたいですね。

投稿: ピカチュウ | 2016/09/28 00:59

libraピカチュウさん
最近、女性監督の活躍が目まぐるしいですよね。女性ならではの視点と撮り方で、素晴らしい作品をたくさん世に送り出している。西川さんは、自分で企画した映画を小説化したり、その逆で小説から映画化にしたりと本当に多才な方ですよね。吾郎は、強いキャラクターを持つ役を演じると水を得た魚のよう(笑) 主演よりも楽しんで演じることができるという吾郎の言葉は嘘ではないんだろうと思う。まぁ・・・ファンとしては、たまには主演で輝く吾郎も久しぶりに見たいですが(笑)

投稿: kazuyo | 2016/09/28 22:20

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