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森の中の競技場

今年の夏に開催されたリオ・オリンピック。2020年には東京オリンピックが開催されるにあたり、「ゴロウ・デラックス」では競技場建築に携わっている方のご出演。本一冊で、いろんな分野の方がお呼びできるんですねぇ。

夜の東京に立つ吾郎さんと外山さんのロケがスタート。ゲストの方のお仕事場を訪問。

第二百二十一回課題図書 『なぜぼくが新国立競技場をつくるのか』  隈研吾著

Photo 今から14か月前、オリンピックのための新国立競技場のコストが大幅に予算を上回り、白紙になった中で「A案」と「B案」が最終段階で絞られ、隈研吾さんのデザインである「A案」に決定。「森と一体化した、融合した建築」と隈さんが言われたように、組木でデザインされた新国立競技場は、いろんな要素が組み込まれている。

東京、青山にある隈さんの設計事務所に案内されるお二人。ロケは夜となったため、昼間に撮影された映像と共に紹介。オフィスの屋上には、ガラス張りの部屋がひとつ。「自然の風を感じる」ことがコンセプト。昼間には、太陽の光をいっぱいに受け東京の街並みが一望できる。壁一面の本棚の仕切りは、それ自体が柱の役割を担う。

吾郎 「柱というものが絶対に必要なんだよね、建築は。普通は隠すんだけど」
隈 「そう、一枚の鉄板が柱の役割を果たしている」

この番組での吾郎のコメントは、いつもきまってゲストの方に「そうそう!」という同意を得ている気がする。吾郎ってひそかに博識ですよね(笑) そして、理解してもらっていることで、ゲストの方は皆さんとても嬉しそう。

隈さんの建築の特徴は、「木を使うこと」。代表作に、太宰府天満宮にある「スターバックス」表参道店。国内だけでなく、中国でも竹を使用した「竹の家」などで海外でも有名な隈さんの建築デザイン。

Photo_2

新国立競技場をデザインするにあたって、実際にリオのスタジアムで開会式を見てきた隈さん。オリンピックに関係する仕事をすると、いろいろ周りから批判も含め言われても、「火中の栗を拾う」覚悟で取り組んだ仕事。外苑の森に良い環境を残したら、何十年、百年経って「あのときやってくれて良かったなぁ」と言ってもらえるようなものを作りたいという隈さんの言葉が素晴らしいなぁと感じました。

隈研吾氏の新国立競技場のこだわりポイント

1. なるべく高さを低くした
目立つものではなく、森と同調して溶け合うものを作りたかった
(他にも、「空の森」という一周850メートルの空中遊歩道を組み込む)

2. 客席を三段式にした
登る高さを軽減しフィールドに近いことで臨場感が生まれる。尚且つ、どこからでも非常口に近い安全面としても有効。
(これは、最近手掛けた新歌舞伎座の改修を考えた際の教訓)

3. 素材に木を使用する
天井には堅いカラマツの木を使用することで構造面を重視し、表面は繊細なスギ中心を使用。
吾郎 「最初のうちは、すごい木の香りしますよね?」
隈 「そう!」 ここでも、隈さんは吾郎のコメントに嬉しそう(笑)

4. 緻密な計算で作った屋根
フィールドの芝生にまんべんなく太陽の光があたるように設計されたドーム天井は、コンピューターで導き出した最適なデザイン。

と、言うことで・・・昼間に吾郎だけが、隈さんがデザインされたある建物を訪問するVTRが。
新しいコーナーが登場(笑)
稲垣吾郎の建もの探訪』(笑)(笑)(笑) いや、これ、新コーナーにすればいいと思います。

09152mpg_20160918_003442051 やってきたのは、南青山にある台湾のパイナップルケーキ店「サニーヒルズ」。
外観だけで、かなり人目が集まるデザイン。一見、なんの建物なのかわからないのも探求心がくすぐられます。木の香りがそのままのこのお店の店長さんが自ら吾郎を案内してくれます。

二階では、このお店のメインとなるパイナップルケーキと台湾ティーを頂けます。そして、隈さんお気に入りのスペースは、三階にある女性トイレ。手を洗う水が木の板を滑るだけのデザイン。これは、斬新だ(笑)

最後に、三人で建築中の隈さんがデザインされた新国立競技場の様子を夜半に見に行ってみることに。子供のように、フェンス越しに中を覗いてみる三人が子供みたいで可愛い(笑) しかし、ものすごい蝉の音(笑) 真夏の収録だったのねぇ。親太朗くんの消しゴムはんこのあと、建立後にまた皆で見に来ることを約束して、今週の「ゴロデラ」は終了でした。

オリンピック後の再利用は、また、たくさんのライブが催されるんでしょうね。そこに、SMAPがいてほしかった。今から、4年後、特別に一夜限りのライブとかやっちゃってくれてもよくってよ(笑)

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コメント

本当にいろんなジャンルの方が出演してくださいますね。スタッフに情熱が伝わって来ます。
今回もニュースで知っていたけど、どんな思いでこの設計をしたかは知りませんでした。
こうやってご本人が話してくれることによって、より具体的に理解できますから。
外ロケの吾郎さんは本当に最高です。
たぶん、吾郎さんは建築物が好きだと思います。
これからも機会があればシリーズ化をして欲しい。
こうやって丁寧にその方に寄り添っている大切な番組を地上波で続けることが大切なんだと思いますね。

投稿: ゆっこ | 2016/09/18 15:21

Kazuyoさま

先週の文学賞作品の紹介とは大きく違い、オリンピック関連の建造物と設計者の紹介という振り幅の大きさに、スタッフの攻めの姿勢を感じました。

火中の栗を拾うと設計者の隈さんがおっしゃるように、二転三転してようやく着地点を見つけたエンブレムと新国立競技場のデザイン。ザハさんの超モダンな競技場のデザインも斬新で目を見張るものがあったけれど、神宮外苑の森に隣接していて、銀杏並木の正面奥の絵画館の風情を壊して欲しく無いと思っていたので、今回の隈さんのデザインは、木をふんだんに使った森の中の競技場ということで、周りの美観に調和するのではと期待しています。新聞や週刊誌の記事でしか知りえなかった事柄を直接隈さんの言葉で聞けて、建物の説明を受けたのが良かったです。

吾郎さん、相当建築物には興味がありそうだし、知識を持っていそうですよね。以前、ドラマ「佐々木夫妻~」で共演者の小雪さんに部屋の巾木の拘りを熱心に説明していたのを思いだしました。

「稲垣吾郎の建物探訪」、こういう番組を企画制作して欲しいですね。東京にも吾郎さんにぜひ探訪してほしい所は多々あります。吾郎さんもよく行かれているらしい、東京都庭園美術館。美しい庭とアールデコ様式の建物、ラリックの作品をふんだんに使用した室内装飾等、展示品以上に見ごたえ十分だし、旧朝香宮邸なので吾郎さんの雰囲気にはぴったりの所です。全国にはこういう建物がたくさんあると思うので、展示物と一緒に放送してくれると嬉しいのですが。

隈さんが設計された南青山の「サニーヒルズ」は一時期行列が出来る店として情報番組に常に取り上げられていましたが、また吾郎さんが訪れたことで、多くのファンが通うのではないですか(笑)木はいいですよね。檜、杉等吾郎さんではないけれど、香りも楽しめるし、温かみも感じられる。

新国立競技場が出来たら、隈さんの案内でぜひ探訪して放送してほしいですよね。8万人が収容できると言われる競技場でオリンピック後のライブ、いいですね!

今回もゲストが嬉しそうに笑顔で解説なさる姿がとても印象的でした。

投稿: さやか | 2016/09/18 20:26

kazuyoさん、こんばんは。隈さんのオフィステラスが広々としていて、解放感があって素敵でしたね。歌舞伎座の修理も隈さんが担当されてたんですね。「新国立劇場」は、色々と言われましたが、隈さんのお話をきいて、自然と一体化し、選手やお客さんの事を考えて構想を話す隈さん、吾郎ちゃんのリアクションに嬉しそうに返す隈さんのこの国立競技場への気持ちや想いが伝わってきました。気の香りって心を安心させるし、癒されますよね。そういう自然の香りのなかで、競技をすることはとてもいいことだと思いました。お客さんも、選手を近くでみることによって一体感も生まれると思います。吾郎ちゃんの「建物探訪」も楽しかったです(笑)吾郎ちゃんの建物の感想が素晴らしくて、隈さんの女子トイレのアイデアが斬新で、また、吾郎ちゃんの優しい語りもいいですよね。パイナップルケーキもおいしそうでした(笑)あのふいんきでティ―タイムって落ち着きますよねhappy01このコーナー毎週やってほしいsign03吾郎ちゃんの趣味にあってますよねhappy01素晴らしい企画だと思います。最後に建築現場を見に行って、その時のフェンス越しの三人ホント可愛かったですよね(笑)ほっこりしました。完成が楽しみですよね。再利用として、色んなイベントやライブなどに使われると思いますが、そこに立ってライブをしているSMAPが目に浮かびました。復活コンサートやってくれないかなぁ~と思ってる今日この頃です。

投稿: りな | 2016/09/18 22:58

clubゆっこさん
ここで、建築デザイナーさんがゲストなんだと感心しました。いろんなジャンルの方の本を探してオファーして構成する・・・想像以上に大変な企画だと思うのですが、本当にスタッフさんは優秀ですよね。ロケとなるとスタッフだけでなく、MCの吾郎や外山さんも大変だとは思うのですが、今回は吾郎単独で建物ロケまでしてくれてありがたいなぁと。普通に屋上で街並みを見る吾郎のカットだけで、ひとつの画になる。本を紹介する知的な番組にも向いている企画だと思いました。いろんな要素を織り交ぜて、飽きさせない構成も見事ですね。


clubさやかさん
リオ・オリンピックが終わって東京オリンピックに向けて一冊の本を選ぶ・・・「ゴロデラ」では新国立競技場をデザイン設計した方をお呼びしようという発想が素晴らしい。そして、よくぞ隈さんも出演してくださいましたよね。オリンピックが日本で開催されるにあたって、日本全国で盛り上がる中でエンブレムや競技場の問題が立ち上がり、関係者の方たちも本当に大変だと思います。その中で、リスクを背負っても後に残るものを作りたいという基本に立ち返って参加された隈さんは、本当にデザインや素材にこだわり良いものを建てようという気持ちがあるんでしょうね。そんな人たちがむくわれるようにオリンピックが無事開幕することを祈るのみです。吾郎の「建物探訪」は、新コーナーになるのでしょうか(笑) なんなら、別番組でTBSさんで企画してくれてもいいですよね。吾郎は、こういうシンプルな企画にとても合う人だと思います。そして、佇むだけで絵になる人なので画的にも抜群ではないかと(笑) これも、TBSさんにお願いしておこうかな。


clubりなさん
オフィスが開放的でいいですよね。一面ガラス張りなのは夏の日差しは暑くないのかな?とは思ったけど、デザイン的には抜群ですよね。とてもおしゃれだと思います。デザインと言っても、外観だけでなく用途によって考える事柄はたくさんあるんですよね。機能性から安全面、あらゆることを考慮しないといけない建造物のデザインは大変だと思います。2020年にはいったいどんな新国立競技場ができあがるのか、いまからとても楽しみです。そのときは、是非、「ゴロデラ」で完成された競技場の中を紹介してほしいです。木を素材にした建築は、暑い尾日本の夏には向いているのではないかと。建物に入った瞬間に木の匂いがするっていいですよね。きっと、それだけで癒される空間になる気がします。新国立競技場は、オリンピックの後にもいろいろ活躍しそうですね。

投稿: kazuyo | 2016/09/20 00:03

Kazuyoさん、いつも遅くにスイマセン。こちらでは約1ヶ月ぶりにゴロデラが放送されてホッとしています(放送がないと不安になります)。まだまだ隅さんの回は先になりますがとても楽しみです。建築家のお客様は初ですね。吾郎ちゃんの博学ぶりにもいつも驚かされます。お客様もお話を解って下さるMCだと楽しいしお話したくなりますよね。そのところは吾郎ちゃんのもっている知識と前もっての予習があるのでしょうね。(決して努力は見せない方ですが)吾郎ちゃんのロケも楽しみです。今回もハズレなしですね。

投稿: ピカチュウ | 2016/09/28 00:21

clubピカチュウさん
「ゴロデラ」が来年以降も放送されるよう是非頑張ってください! 美に関することは、基本的に吾郎は興味があるのかなぁと。建築デザインって、ある意味とても美しいので。素朴な疑問がいつも核心をついている吾郎。だから、ゲストで来られる方も嬉しいんでしょうね。最近、ロケが続いていますが、どれもとてもよくできているのでそちらでの放送をお楽しみに。

投稿: kazuyo | 2016/09/28 22:11

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