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「君の名は。」のこだわり

先週に引き続き、ゲストは今大ヒット上映中の映画「君の名は。」の新海監督。先週は吾郎と外山さんの楽しいアフレコの様子がありましたが、今週はじっくりと新海監督から「君の名は。」の作品のこだわりを聞いていきます。

第二百三十一回課題図書 『小説 君の名は。』  新海誠著

新海監督のこだわり
1. 美しい風景描写
瀧が暮らす東京では、まだバスタ新宿ができあがっていないときだったけど、映画公開時にはできあがっているので想像して書かれたというエピソードあり(笑) 三葉が暮らす「糸守町」は架空の田舎町でありながら、日本人が懐かしく感じるどこかで見た風景を意識して描写。入れ替わる二人がいる場所が美しいから、その人のことが気になるように美しい景色を意識した。

瀧の身体と入れ替わった三葉が、初めて東京の町を歩く無言の一分間の東京の街並みの描写シーン。小説では、しっかり三葉の心情が描かれている。吾郎さんが朗読したことに、新海監督がとても感動されていた。女の子の感動が音にしてもらうと、直に伝わってくるというのは確かにある。比較的、今回は淡々と朗読した吾郎さんだと思うのですが、こんなに喜んで頂けるのならもう少し感情を入れて読んであげてほしかったわぁ(笑)

課題図書となっている小説は、ノベライズではなく映画作品を作りながら並行して書かれたもの。頼まれたときはできないと思ったけど、吾郎が朗読した箇所のように、映画ではまったく心情の描写がないところでも言語化することによって具体的にキャラクターの気持ちを推し量ることができて作品に反映できたのだとか。声優を務めたお二人にもアドバイスしやすかったと。

2. 唾液から作る口噛み酒
巫女舞を舞いながら、自分の唾液で口噛み酒を作る三葉。その口噛み酒を、のちに瀧が飲むシーンは二人のある種のキスシーンのつもりだったと新海監督は言われています。深い(笑) 吾郎は作品を見ているときは、ドキッとはしたけどそこまで考えて見ていなかったと伝えていましたが、私もまったく同じ感想です(笑)

新海監督 「聞いていいですか?吾郎さんのフェチ要素は?」
吾郎 「僕のフェチ要素ですか?! なんだろうね、唾液・・・唾液・・・」
外山 「そこにこだわらなくていいと思うんですけどね(笑)」
吾郎 「匂いはありますよね。その人の匂いってあるかもしれない。髪の毛の匂いとかね」
新海監督 「たとえばですね、その人の指が好きとか・・・女性のパーツだとどうなんですか?」 
(どうしても、吾郎の女性に対してのフェティシズムを聞きたいらしい(笑))
吾郎 「パーツだと?!あの、僕にちゃんと興味を持って聞いてるんですよね?スタッフに言わされてるんじゃないですよね(笑)?」
新海監督 「違います、違います(笑) 聞いてみたいなぁと思って」
吾郎 「パーツねぇ・・・しゃべってるときの口とか見ちゃいますよね」
新海監督 「なるほどねぇ。そう言われると、なんか見ちゃいますね(笑)」

吾郎さんのフェティシズム戴きました(爆)

3. 美しい星空
吾郎が、この作品はとにかく光が綺麗と言っていたように、それは星空の風景でも活かされています。新海監督が星空にこだわる理由は、昔、好きだった女性が自分の友人とつきあっていたという苦い経験があり、そのときに見上げた星空がとても綺麗で、振られたことぐらいどうってことないかと思うほどの記憶が鮮明なのがひとつの理由だそう。新海監督は、長野の高校に行かれていたと聞いて・・・

吾郎 「僕もよく長野の佐久平のほうによく行くんですけど・・・」
新海監督 「あっ、そうなんですか!僕、佐久平の高校だったんですよ。佐久平になにしに行かれるんですか(笑)?」
吾郎 「あはっ(笑) あの、友達がいまして(笑)」
新海監督 「友達?」 (女性と思ったか(笑))
吾郎 「僕に中年のおじさんの友達がいるっていう・・・」
新海監督 「あ~、はいはい(笑)」 (ご存じなのね(笑))
吾郎 「その友達が、長野のゴルフ場を経営されてて、僕、それで趣味でゴルフを始めたんですけど。そのゴルフ場の上の屋根の上から結構星空見えて」
外山 「え~?!」
新海監督 「その方と二人で星空を見上げているんですか?」
吾郎 「見上げてますね(笑)」

うむ、新海監督の中でなにか次の作品のヒントになるものができただろうか(笑) 次回、今度は中年の男性二人のちょっと奇妙なそれでいて美しい友情を描いた作品とかどうでしょうか。その時には、是非、吾郎を声優に呼んでください(爆)

4. 準備段階でのビデオコンテ
実写の映画のように撮りだめして良いカットを使うということは、アニメ作品では無駄と経費がかかりできない。なので、まず絵コンテのあとに緻密なビデオコンテ(ワンカットごと何秒かまでしっかり決める)を作る。セリフは、監督がとりあえず全部自分で入れ込んで作成。(また、このアフレコが上手い(笑) 吾郎も外山さんもビックリ) 作成過程の様子がVTRで流れましたけど、これは根気がいるわ(苦笑) 私、絶対に無理(笑) アニメ作品が三年に一度ぐらいしか作れない理由がわかった。

新海監督は、その他にも毎日「制作日誌」を書かれていて、その貴重な日誌をスタジオに持ってきてくださいました。これは、貴重ですよねぇ。普通は、表に出てこないものだと思うので。小説も自ら書かれるだけあって、文章を書くということが苦ではないのかな? とは言え、二年間ほぼ毎日・・・すごいです。映画音楽を全部担当してくれたRADWIMPSさんの曲ができあがってきたときは、震えるほど良かったと日誌に記録されている。いや、本当に全編通して彼らの曲が入ってくるのですが素晴らしいです。映画がヒットしたのは、RADWIMPSの曲が見事に嵌ったのもあると思う。

吾郎も、映画を観たこともあるけど、RADWIMPSさんの曲がもともと好きだったので、CDを買ってよく車の中で聴いているらしい。映画がすごく良くて、小説を読んだらまた観たくなると先週吾郎が言っていたので小説を購入したのですが・・・これは、RADWIMPSのCDも買ったほうがいいかな(笑)

新海監督 「(次の作品ができあがる)三年後にまた呼んでください。楽しかったです」

ゲストの方が、また来たいと思ってもらえるバラエティ番組。三年後も続いていないといけなくなりましたね(笑)

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コメント

kazuyoさん、こんばんは。「君の名は。」についてじっくり聞くことができて、さらにまた観たくなりました。私は、三葉が東京に抱く憧れや気持ち分かります。田舎の風景も沖縄の田舎にどこか似ていてまた、初めて東京に来た時の感動や喜び「ここが東京なんだsign03」って感じはすっごくわかります(笑)なので、そこのシーンも印象に残ってるし、小説で詳しく三葉の気持ちも書かれてて、映画の世界と小説の世界両方に感情移入することができてとても良いと思いました。くちかみ酒の話は深かったですよね。私もそんなに深く考えてみてなかったんですが、新海監督のお話を聞いて、こういうラブシーンの表現の仕方もあるんだと発見できました。吾郎ちゃんは、フェチまで気品があっていいですねheart04ちょっと話してる時の口元気をつけようかな(笑)星空の描写も綺麗ですよね。田舎の星空は、ホントあのような感じで星が降ってくるようでとても幻想的で綺麗です。男の友情の作品いいですねぇ~、今度是非声優は吾郎ちゃんで作ってほしいです。きっと奥深い良作になると思います。吾郎ちゃんは、RADWIMPSを聞いてると言う事で、さらに映画の世界が蘇ってくるという話なので、買って聞きたくなりました。ゲストにまた来たいと言われるくらい素敵な番組、是非これからもゲストの方、視聴者の方に癒しと魅力を届けてほしいです。

投稿: りな | 2016/12/17 17:31

musicりなさん
先週の皆でワイワイしていたのも楽しかったですが、今週の新海監督の作品へのこだわりをじっくり聞けたのも興味深く楽しかったです。アニメ作品ができあがるまでの工程は、ともすれば普通の映画作品をつくりあげるより何倍も大変だということがわかりました。それだけ思い入れが入っている作品が大ヒットになると嬉しいだろうなぁと。映画の声をあてているお二人がとてもよくて、音楽がいい感じで入ってきて、景色の描写が美しく・・・そして、メイン二人の心情が懐かしいような悲しいような気持ちになって胸にずど~んとくるんですよね(笑) RADWIMPSの音楽は、今後も注目していこうと思いました。やっぱり、サウンドトラックのCDも買おうと思います。思いがけず、「君の名は。」に嵌ってしまったわ(笑)

投稿: kazuyo | 2016/12/18 15:52

Kazuyoさま

これだけ作品に愛着と拘りがあるとは、テレビ画面を通して監督の印象にはなかったのでビックリしました。どちらかというと穏やかで、さっぱりしていて物事にあまり執着しない方のようにお見受けしたものですから(笑)

2週に亘ってのアフレコの様子、風景描写等を見聞きしていると、その凄さが分かりとても勉強になりました。ビル群にあたる美しい光の数々は、監督が実際に現地に赴いて時間毎に雲の動きや光の射し方を自身の目で確認したという記事を読んだことがあります。

小説の方の描写は更に微に入り細に入りで、清廉された言葉の使い方に感銘を受け、読んでみたくなりました。

準備段階のビデオコンテや制作日誌という、この番組でなければ知り得なかった貴重な資料の数々を見られた事は幸せですね。

光や星空の美しさ等々、感性や美意識の拘り等で、推測ですがきっと共通点があったのではないかと感じる監督と吾郎さん。映画を観、小説を読み、いくら吾郎さんも好きだったとはいえ、映画音楽のRADWIMPSさんのCDを車で聴いているという話には、吾郎さんのゲストを迎える姿勢の素晴らしさが監督にも伝わったような気がします。それが「3年後にはまた呼んでください。楽しかったです」の言葉に全て表れていますよね。3年後の作品で吾郎さんと外山さんが何かの形で映画に参加できたらいいですね。

投稿: さやか | 2016/12/18 20:26

musicさやかさん
本当に穏やかな方で、それでいて語りだすととても饒舌で楽しそうで・・・そうですね、吾郎さんと似たところがるようにお見受けしました。しかし、アニメーション映画の作成には、とても時間がかかり手がかかるんですね。本当に自分の子供を世に送り出すような気持ちになるのではないでしょうか。制作日誌をつけるほどマメな新海監督ですが、そこここにこだわりを感じました。しかし、アニメファンには、この制作日誌はDVD特典映像に入ってもいいぐらい貴重なものだと思うのに、よく監督が番組で公開してくださったなぁと。吾郎さんにも非常に興味を持たれていたみたいで(笑)、番組出演を楽しまれたようでなによりです。また、次回作で新海監督には「ゴロデラ」に是非来て頂きたいですね。

投稿: kazuyo | 2016/12/19 21:02

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