« レベルが高いラジオ番組 | トップページ | 【TOP記事設定】 吾郎さんの映画コラム「シネマナビ!」(anan)を書籍化へ! »

大統領選挙と映画評論

今週は、とてもタイムリーなゲストの方をお招きしての「ゴロウ・デラックス」。アメリカから、わざわざこの番組出演のために来日してくれたというのが驚きです。こんな番組が全国放送でないのが本当に不思議(笑)

吾郎 「アメリカと言えば・・・結構、僕、入国しずらいんですよね」
外山 「えっ?!なんでですか?」
吾郎 「なんか、アメリカに行くと、結構止められることが多いんですよ(笑)」

それは、つまり入国審査で時間がかかってしまうパターンですね(笑) 吾郎の場合、アメリカへはプライベートではなくお仕事で行くことが多いと思うので、滞在理由で「観光」より時間がかかってしまうのかもしれないけど・・・入国審査官に「えらい男前が日本から来たぞ!」と引き留められているだけなのでは(爆)?

第二百三十四回課題図書 『さらば白人国家アメリカ』   町山智浩著

Photo 1月21日に就任となった、アメリカ合衆国45代大統領、ドナルド・トランプ。史上最も物議を醸した今回の大統領選挙に、アメリカ在住の著者が密着取材した話題の一冊。もともとは、宝島社の敏腕編集者として数々のベストセラー本を生み出し、さらに雑誌『映画秘宝』の創刊編集長も務めた。現在は、フリーの映画評論家、コラムニストとして連載7本を抱えるほか、映画『進撃の巨人』の脚本や『ted』の字幕翻訳など幅広く活躍。

町山さんは、番組出演するにあたってアメリカからお土産を持参。トランプ氏の靴下やトイレットペーパーなどのおもしろグッズは、ネタとなるお土産にはもってこいですね(笑)

もともと、アメリカへは映画評論家として渡米したものの、2004年の大統領選挙時のアメリカはイラク戦争が勃発中。アメリカで大きな論争になり、いろんな雑誌から書いてほしいと頼まれ、大統領選や政治のことを取材を通して執筆し出したのがきっかけ。課題図書から、トランプ氏について書かれた箇所を吾郎が朗読。「差別発言こそが、トランプ氏の魅力であり支持率が上昇」大統領選前の報道を見ても、意外にトランプ氏を支持するワーキングクラスの人たちは多かったように思う。支持層がヒラリーさんとは違った印象でした。

投票日の朝のニュースでは、ヒラリーさんが当選する確率は83%だったにもかかわらず、ふたを開けてみればトランプ氏が当選。これは、アメリカの投票方式が大きく関わっている。得票数は、実はヒラリーさんがトランプ氏より200万票も多かった。ただ、アメリカでは投票数ではなく、各州で点数が決められており、トランプ氏が獲得した州の点数が大きかったのが勝因。そして、最大の勝利の決め手は、五大湖を囲む「ラストベルト」と言われる重工業地域。トランプ氏は、「NAFTA」(ナフタ)というカナダやメキシコで作られた製品に税金をかけないという自由貿易法を破棄して、ラストベルト地域にアメリカを取り戻すという演説をして多くの人に支持された。ここをもっていかれたヒラリーさんには勝ち目がなくなったという、本当にドラマティックな大統領選だったんですね。

町山さんの書かれた本には、大統領選以外にもアメリカでの暮らしについての取材記事もおもしろい。個人での銃の所持が許される地域。大麻を合法化する意味など、とても興味深いお話でした。最近、大麻が合法化されたカリフォルニアでは、大麻での犯罪が圧倒的。合法化することによって、警察、司法、裁判所、刑務所でかかる費用が半額になるという利点があるからというのが理由らしいですが・・・アメリカ事情は、日本では考えられないですね。

後半は、もともとの町山さんの肩書である映画評論家としてのお話。映画好きの吾郎さんも、つい前のめりになってしまった、町山さんの発掘してDVD化にしてもらった作品や、まだ日本では上映されていない作品をスタジオで少し視聴することに。

裸のジャングル
アフリカで象牙のために象を乱獲する白人。原住民たちの怒りをかい、逆に「人間狩り」として標的になることに。

フェイズⅣ
蟻が人間を支配するべく反乱を起こすSF映画。

どちらも、背筋がゾクゾクするようなストーリーと映像。虫が嫌いなので、大量の蟻の映像は見たくない(笑) 町山さんは、いままでにたくさんの映画評論本を出版されていて、吾郎も「anan」で連載している映画コラムを書籍化できるのでは?と改めて思った。これは、どこにお願いしたらいいのでしょうか(笑) 「anan」と事務所と吾郎さんご自身ですかね。あ~、やることがいっぱいだわ(笑)

政治の話も、「ゴロデラ」を見ているともっと詳しく聞きたかったなぁと感じた。ゲストの方が気持ちよくお話できる環境を作り出すMCの吾郎と外山さん、そしてスタッフの下準備。最後の親太朗くんのほっこりする消しゴムはんこもまとめて良質な番組です。未放送地域のローカル局編成部の皆様、なんとか放送お願いします!・・・と、また要望を出しておこう(笑)

|

« レベルが高いラジオ番組 | トップページ | 【TOP記事設定】 吾郎さんの映画コラム「シネマナビ!」(anan)を書籍化へ! »

コメント

今週もまたジャンルの違う方ですね。スタッフの選ぶ基準がわからないところが面白いですね。
今回はたぶん、この時期を見越しての出演ですね。
アメリカの話だけど、根本的にはどんな出来事にもいろんな側面があるということでもあるのかなと。
いろんな面を知ることはとても大事なことで、判断を下すうえでは必要なことですね。
吾郎さんも1つを多面から見ることが出来る人だと、シネマナビを読むとわかります。
もう少し映画の話もしてほしかったですね。
きっと実際は話しているのだろうけど。
最近は、どんな番組を見ても聴いても吾郎さんは不思議な人だと思います。
あんだけ、プライバシーを話していてもミステリアスだし、明治神宮の参拝客に流されたりと、
私生活がまるでコメディのようだし。その魅力が溢れるような仕事が出来ますように。

投稿: ゆっこ | 2017/01/22 17:20

Kazuyoさま

本当にタイムリーでしたね。いまいち分からないアメリカの選挙制度。日本の報道だけでは知りえない事もわかり大変興味深く見ることができました。やはり密着取材、現地に暮らしてみて分かる事も多々あると思います。日本の報道はトランプビルのあるニューヨークかワシントンを中心の取材が多く、トランプ支持者の多いラストベルト地域での町山さんの取材と比べてみると、表面的な報道だけを信じる怖さを感じ、とても勉強になりました。

町山さんは映画評論でも論客として有名な方で、以前、同じく映画評論家の宇多丸さんとのラジオ対談で吾郎さんの名が出たというのを聞いていたので、「ゴロデラ」大丈夫か?と少し心配になりWikipediaでも調べてみましたら、数々の武勇伝ありで(笑)放送が始まるまでどういう話の展開になるかドキドキしていました。

町山さんとの会話は終始にこやかで分かりやすい解説で安心しました。州によって違う銃事情やマリファナ、大麻の解禁事情等、大国が抱える複雑な事情も知らない事が多く、目から鱗でした。吾郎さんも外山さんもとても熱心に町山さんの話に耳を傾けていたし、吾郎さんは相変わらずゲストの話を引き出すのが上手いですね。それも敢えて構えるのではなく自然にゲストが話やすい方向にもっていく様は秀逸です。

映画評論家として町山さんが選んだ2作は色々な意味でちょっと残酷かなと・・・特に虫は嫌ですね。

心配していた放送もにこやかで有意義なトークに時の経つのを忘れました。

来週は直木賞選考委員の浅田次郎さんがゲストです。先日芥川賞、直木賞が決まったばかりで、これもタイムリーです!どんなお話が伺えるのか今から楽しみですが、この素晴らしい放送を多くの人達(ファン、本愛好家等々)と共有できたらと思っています。地方局へ放送要望もまめにしていく努力も大切ですね。

投稿: さやか | 2017/01/22 20:39

chairゆっこさん
とにかく、本一冊でいろんなジャンルから話題の本を探してくるスタッフはとても優秀ですよね。スタッフからの出演オファーに快く受けてくださるゲストの方々。出演する前にこの番組のことをどれだけの方が存じ上げているのかわからないですが、MCは稲垣吾郎さんですと言われれば、十中八九受けてくださるのではないかと(笑) 業界の中では、すでにかなり評判のいい番組らしいので、編集者の方たちもお勧めしてくれるのではないかと。今回の課題図書でもとても面白いお話が聞けましたね。「自由の国、アメリカ」でも、自由だからこそ統制していくには難しいのかもしれません。政治の話をとても楽しく興味深く聞かせて頂きました。吾郎の私生活がコメディ(笑) 確かに、「冗談みたいな生活」と言われるのもわかる気がしますね(爆)


chairさやかさん
今、ニュースで話題になっているアメリカ大統領選ですが、表面的なことは理解しているつもりでも内部事情はよくわからない。現地で取材されている町山さんのお話は、非常にわかりやすく且つとても興味深いものでした。もっと、アメリカのことが知りたくなりました。町山さんのことはあまり存じ上げていなかったのですが、「宝島社」の編集者の方だったんですね。宝島社と言えば、昔から「別冊宝島」でとりあげるテーマがとても面白く読み応えのある雑誌でよく読んでいました。つい最近では、SMAP特集も組んでくださったのも実に面白かった。着眼点が他の雑誌とは違い、独特なんですよね。町山さんもそんな血を引き継いでらっしゃるのかなぁと(笑) 大統領選のお話は、吾郎も外山さんも聞き入っていましたね。本から学ぶことはたくさんあるので楽しいのではないかと。恒例の芥川賞、直木賞受賞作家さんたちも、近日中にゲストに来てくれると思うのですが今からとても楽しみです。もともと本は好きでしたが、この番組を見るようになって、自分が今まで手を出さなかったジャンルの本も読むようになったのが一番ありがたいなぁと。なんとか、全国放送にもっていきたいですね。

投稿: kazuyo | 2017/01/23 01:36

kazuyoさん、こんにちは。トランプ新大統領が就任したばかりというタイムリーな時期に、自分の知らないアメリカの事が勉強できて良かったです。町山さんが持ってきたお土産もユニークで、トイレットペーパーは大丈夫なのかなって思ったけど、大丈夫だから商品化されてるんですよね(笑)アメリカと日本では選挙のやり方も違ってて、詳しく解説してくださったので、わかりやすかったです。銃を普通にぶら下げてるっていうのには驚かされました。吾郎ちゃんも仰ってましたが、日本では考えられないですよね。もっと詳しく知るために町山さんの課題図書読みたくなりました。もっと知らないアメリカを知りたくなりました。町山さんの本業である映画の話も良かったですよね。DVDにもビデオにもなってない映画を見つけるのって楽しそうだなって思いました(笑)紹介された映画は、映像をみながらストーリーを紹介してくれるので、内容にも入り込めるし、親切な構成だと思いました。両作品とも迫力もあって鬼気迫るものがあると思いました。ただ、私も虫が大嫌いなので、「フェイズⅣ」の蟻のアップや大群は直視できませんでしたcoldsweats01これは遠慮しときます(笑)町山さんと吾郎ちゃん二人とも映画評論してるし、映画好きとしてお互いのおすすめの作品など対談してほしいなって思いました。吾郎ちゃんの「シネマナビ」も書籍化いいですよねぇ~happy01それを見て映画巡りしたいですhappy01要望絶対だそうsign03今回も吾郎ちゃんも外山さんもゲストの方のお話に耳を傾けていて、また聞き上手で、親太朗くんの消しゴムハンコにほっこりした時間でしたね。チームワークのいい「ゴロデラ」絶対全国放送するべきだと思います。 

投稿: りな | 2017/01/23 15:36

chairりなさん
テレビの報道を見ているだけで、今回のアメリカ大統領選がすごいことになっているのは理解していましたが、町山さんの説明が非常にわかりやすく状況がよく理解できましたね。政治のこと、特に他国のこととなるとなかなか全部を知ることは難しいですが、こうやってピンポイントで押さえるべきところを教えて頂けると、政治がとても身近なものになり興味が沸きます。後半はガラリと変わって、町山さん本来の映画の話。吾郎も映画ならいままでにたくさんの作品を見てきていると思うのですが、アングラ的な作品はなかなか面白いですね。実は、とても奥が深い作品なのではないかと推測します。「裸のジャングル」は、ちょっと本当に見てみたいわ(笑) 本の番組で、政治から映画の話もできてしまう番組。とてもふり幅の広い番組だと思うので、今後にも期待したいと思います。

投稿: kazuyo | 2017/01/23 22:47

kazuyoさん、こんにちは!

ゴロデラはゲストも内容も、益々素晴らしいものになってきてますね!
そんなに業界の評判がいいんですか?
スタッフとMCの努力とチームワークもいいんでしょうね。


町山さんは映画評論家でもあるんですね。
どんな評論をするのか聞いてみたいです。


an・anのシネマナビの書籍化、私も何度かお願いしですが、更に頑張ります。

吾郎さんって、適当なことを言う時もあるけど、とても素直な人だと思うのです。そんな吾郎さんらしい映画評をたくさんの方達に読んで欲しいです。

投稿: なおなお♪ | 2017/01/27 09:48

chairなおなお♪さん
関東メインでの限られた地域での放送にもかかわらず、深夜枠でこれだけ長く同じ番組が続いているのは評判がよくないと無理です。ただ、やはり放送地域が限られていると、世間一般の方が視聴する機会はどうしても少ないのでなかなか浸透しないのが残念ですよね。出版業界の方や、本好きの方にはひそかに評判がいいと聞いています。ここ関西でも、本好きの人はたくさんいるのに、やはり関西はどうしても騒々しいものが深夜帯で放送されることが多く、TBS系と言えども本元から放送権を購入して放送しなければならないのはローカル局には厳しいですよね。放送してもいいと思ってくださっても、なかなか諸事情で実現しないんだろうなぁとは長年要望を出していて感じます。それでも、放送するに見合った視聴数が取れるとわかればGOしてくれると思うので、そのためにはやはり要望の数だと思います。それは、「シネマナビ!」の書籍化もそうだし、ラジオ放送も同じ。なんとか、形になるといいですね。

投稿: kazuyo | 2017/01/27 22:01

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« レベルが高いラジオ番組 | トップページ | 【TOP記事設定】 吾郎さんの映画コラム「シネマナビ!」(anan)を書籍化へ! »