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ドラえもんが結ぶ信頼関係

新しい地図の「72時間ホンネテレビ」すごかったですね。
木曜の夜9時から始まったAbemaTVでの生放送。録画できなくて見れなかったコーナーもあると思いますし、物申したいところもあったとは思うのですが(笑)、楽しめた方は多かったのではないでしょうか。残念ながら、放送時の週末は休日出勤でほぼ見られなかったので、AbemaTVで追って動画が放送されているのを見てから、ガッツリ感想はあげさせて頂きます(笑)


ゴロウ・デラックス (2017年11月2日・9日放送分)

ゲスト:むぎわらしんたろう

「ゴロデラ」が二週に渡ってお送りするドラえもんの世界。オープニングに吾郎と外山さんの頭上にはタケコプター(笑)

その小芝居の中に爽やかに入ってこられたのは、漫画家のむぎわらしんたろう先生。むぎわら先生は、ドラえもんの生みの親である藤子・F・不二雄先生の最後の弟子。F先生が亡くなったのは1996年。しかし、むぎわら先生はF先生の遺志を引き継いでドラえもんの新作を発表し続けた方なのです。

今回のロケは、川崎市にある藤子・F・不二雄ミュージアム。ミュージアムにはF先生が描かれた貴重な原画や作業道具や作業机が展示されています。F先生が46年間で手がけた作品は合計330作。累計発行部数は、国内だけでも1億5000万部! むぎわら先生がF先生のアシスタントを始めたのは、ドラえもんの連載開始から19年目の1988年。

自分が幼少の頃に見ていたアニメの原作を、まるで絵画を鑑賞するようにジッと見る吾郎の美しさ(笑)

漫画の中のドラえもんには、よく見ると縦の線が描かれている。大きさによって、定規で調整して手書きで毎回描かれていたらしく気が遠くなりそうな作業。色をつけるようになると、ドラえもんの水色着色は水彩絵の具を使用。とても、珍しいそうです。

第272・273回課題図書 『ドラえもん物語 ~藤子・F・不二雄先生の背中~』 むぎわらしんたろう著

Photo 最後の弟子である著者が綴る、F先生との感動のエピソードやドラえもんのヒミツが詰まった一冊。むぎわら先生がF先生のアシスタントになったきっかけは、子どもの頃から好きだった『ドラえもん』を読んで漫画家を目指し、1987年19歳のときに藤子不二雄賞を受賞し憧れのF先生と対面。そのころ、藤子不二雄がコンビを解消し、編集部よりF先生のアシスタントを打診され、藤子プロに入社。

吹き抜けの壁に設置された本棚に並べられた大量の蔵書は圧巻です。そして、貴重なむぎわら先生自作のスクラップブックには、アシスタントで背景を担当したときに、以前の作品から「野比家」「しずかちゃんの部屋」「スネ夫の家」「ジャイアンの雑貨店」などを貼って参考にしたそう。

外山 「ドラえもんやったら、吾郎さん、のび太くんですね」
吾郎 「うん、そうかも。自分はジャイアンにはなれないし、出木杉くんでもないし。なんにも自分じゃできないし」
外山 「のび太くん・・・優しいのび太くん」
吾郎 「なんか、褒められてるのかなぁ」
外山 「うん、褒めてますよ」
吾郎 「まあね、しずかちゃんと結婚できるもんね

そこ(笑)?! 確かに、吾郎ならのび太をうまく演じそう。

むぎわら先生は、1994年にはチーフアシスタントに。任されるものが多くなったとは言え、F先生がこだわって好きなものには注文は多かったのだとか。恐竜のディテールにはうるさかったらしい(笑) 自分が漫画家だと考える。SMAPの漫画を描きます。アシスタントに背景は任せたとしても、吾郎の服には「それは違う!」とダメ出しをしそうな自分が簡単に想像できて納得(爆)

1996年、むぎわら先生のもとに届いたF先生の訃報。連載途中だった『のび太のねじ巻き都市冒険記』は、F先生が描かれた下絵だけの段階でむぎわら先生たちアシスタントの方が仕上げたそうですが、F先生の描きたいものがラフな下絵だけで伝わるという信頼感に感動しました。

最後にF先生が作業机に残された第3話の下絵全ページとアイデアノートを見せてくれるむぎわら先生。貴重という言葉でも言い表せられないほどのもの。アシスタントと編集者の方たちしか見れないものですよね。

吾郎 「すごくない?!全国放送じゃない?今夜」

本当にそう思います。これが全国放送でないって、ちょっともったいなさすぎて放送できないローカル局を恨むレベル(苦笑)下絵はラフすぎて普通の人には、それぞれのキャラクターの台詞も省略されていてさっぱりわかりません。でも、むぎわら先生にはひとめでF先生が何を描きたかったのかわかったというのに鳥肌が立ちました。

吾郎 「心に寄り添っていくってことですよね。(下絵を)見ただけじゃわかんないもん、やっぱり」
そして、突然・・・
吾郎 「わかった!あのゴミ箱だ!(F先生の机の横のごみ箱には、書き損じた原稿を破り捨てていたものが捨てられていて、むぎわら先生にとっては宝物だったらしい)いつも、このぐらいの状態の原稿を持って帰ってたんだ!絶対、そうだ!」
外山 「金田一さんになってますけど、だいじょうぶですか?」

親太朗くんの、むぎわら先生とF先生の顔が並んだ消しゴムはんこも最高でした。
頭から終わりまで、優しさに包まれた内容だった。F先生の遺志を引き継がれたむぎわら先生の優しさ。『ドラえもん』がどうして感動できる作品になっているのかわかった気がしました。

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コメント

最近、漫画家さんが出演してくださって驚きですね。
それだけこの番組が認知され信頼されていると言うことでうれしいですね。
ドラえもんは、誰もが通ってきた道ですものね。親しみはありますよね。
やっぱり、漫画家さんはこだわりがすごいですね。そして、それをわかっていて作品を作り上げているアシスタントの方々もすごいですね。
貴重なものもたくさん見れて、制作過程が見れて。
来週もちょっと楽しみです。本当に全国放送にならないかなあ。

72時間ホンネテレビが終わって、3人がSNSを始めて3人が楽しんで発信しているのがうれしいし、
更新が頻繁なので、追うのに悲鳴を上げる位私もうれしいけど、
一方で、今まで「ラジオ収録はこんな感じかな」「ヒロ君との過ごし方はこんな感じかな」と想像していたものが、
実際に画像で本人の言葉で公式に出ることにちょっと戸惑っているところです。
あっという間にブログのレギュラーになったヒロ君に・・・(笑)
じきに慣れるとは思うけど・・・

投稿: ゆっこ | 2017/11/15 22:12

penゆっこさん
恒例と言っていいのでしょうか、有名な漫画家さんをゲストに迎えての恒例企画。とても、全国放送ではないのが不思議なぐらいの内容です。新しい地図として吾郎がSNSを始めたことから、「ゴロデラ」も公式Twitterをスタートさせたり、公式サイトでは次回の予告が観れるようになりました。もちろん、吾郎の姿も予告動画にしっかり映っています。新しいことに挑戦するために、長くお世話になった事務所を飛び出したことで、SNSでの繋がりだけでなく、ネットで吾郎の姿が映されるようになったのはとても大きいと思います。今回の番組では、誰もが知っている「ドラえもん」のF先生から引き継いだむぎわら先生を、しっかりエピソードと共に本の紹介となっていました。今後も、「この人が?!」と思う方のゲスト出演が続くので楽しみですよね。
吾郎さんのブログですが、ほぼ毎日「ヒロくん」の名前があがっています。確かに、戸惑うところありますが(笑)、吾郎がファンへ少しでもプライベートな部分を見せてくれるのはありがたいですよね。今後にも期待したいと思います。

投稿: kazuyo | 2017/11/16 01:35

kazuyoさん、こんにちは。72時間テレビ面白くて感動しましたね。色々語りたいこともあるので、kazuyoさんのレポ楽しみにしています。オープニングのタケコプターをつけたお二人可愛かったですね(笑)その作品に合わせて小芝居をする。優秀で面白いです。ゲストの方も嬉しいですよね。今回、小さい頃から大好きな「ドラえもん」のことということで、とても楽しくまた、F先生の、ドラえもんや登場人物に対する無償の愛が感じられました。また弟子のむぎわらさんはじめ、現場の温かさも伝わりました。とても固い絆で結ばれていたんだと感じます。当時実際使われていた机やF先生の最後の原稿とアイディアノートも見せてくれて貴重な時間でした。意識がなくなるまでのF先生の話私も鳥肌がたちました。ドラえもんが世代関係なく今も愛されてる理由がわかりました。これからもF先生の意思を引き継ぎ、ドラえもんと一緒に歩んでいってほしいです。最後の親太朗くんの消しゴムハンコも素敵でしたね。最後まで温かい気持ちにさせてくれました。そんなゴロデラがなぜ、全国放送じゃないのか疑問です。吾郎ちゃんの言葉からでも、ホントは全国の人に伝えたいだろうなっていう想いが伝わってきました。ほんともったいないです。

投稿: りな | 2017/11/16 17:14

penりなさん
72時間ホンネテレビの感想は、今どうやって書こうかと思案中(笑) 細かく最初からレポすると、とんでもない長さになるのは目に見えているのですが、押さえておきたいところはやはり残しておきたい。もうしばらくお待ちください。(もしかしたら、年明けてからかも(笑))「ゴロデラ」は、本当に良い番組ですよね。本を取り上げて真面目に語る部分もあれば、微笑ましく笑えるところもあって、そのバランスが秀逸です。むぎわら先生は、とても穏やかで愛情深い人なんだろうなぁと感じました。さすが「ドラえもん」を引き継がれた方ですよね。「ドラえもん」の映画が泣けてしまうのは、そんな愛を持った人たちが関わっている作品だからなんだろうなぁと感じました。全国放送が難しいのなら、まずはTBSさんでTverやオンデマンド放送をしてほしいですね。要望は出していきたいです。

投稿: kazuyo | 2017/11/16 23:49

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