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第158回 芥川賞・直木賞作品

ゴロウ・デラックス (2018年3月8日 & 15日放送分)

ゲスト:芥川賞受賞 石井遊佳若竹千佐子/直木賞受賞 門井慶喜

「ゴロデラ」の恒例スペシャル企画がやってまいりました(笑) 芥川賞・直木賞受賞者全員がゲストの放送を二週に渡り放送。まとめてレポさせて頂きます。

芥川賞受賞の石井さんは、現在インド在住で日本語教師を務めるかたわらに執筆したデビュー作で受賞。若竹さんもデビュー作で受賞され、受賞作は50万部突破の大ヒット。直木賞を受賞された門井さんは、紆余曲折に満ちた宮沢賢治の生涯を父、政次郎の視点から描いた作品。

実際の授賞式には石井さんがインドから帰国できず、なんと今回の「ゴロデラ」初めて三人が揃うことに。「ゴロデラ」もってますねぇ~(笑) 授賞式当日に参加できなかった石井さんのために金屏風まで用意する周到さ(笑) そして、これまた恒例の吾郎からの花束贈呈。加えて、スタッフがカメラマンになりきり金屏風前の三人を撮影。至れり尽くせりですね(笑)

吾郎 「なに、これ?!コント?コント(笑)?」

受賞を聞いた瞬間も恒例の質問。石井さんは、インドで。若竹さんは河出書房の会議室で大福を食べながら(笑) 門井さんは、担当編集者さんたち30人ぐらいとビールを飲みながら・・・と各々それぞれ。

第288 & 289回課題図書 
第158回芥川賞 『百年泥』  石井遊佳著 / 『おらおらでひとりいぐも』  若竹千佐子著
第158回直木賞 『銀河鉄道の父』  門井慶喜著

おらおらでひとりいぐも』  若竹千佐子著
Photo 物語の主人公は、夫に先立たれひとり一軒家で暮らす74歳の桃子さん。自宅でお茶を飲んだり、病院に通ったり、おひとり様の老後を過ごす桃子さんですが、頭の中では故郷、岩手弁で語りかけてくる無数の話声が。リズム溢れる岩手弁と標準語を織り交ぜ、老いの境地を描いた作品。

著者である若竹さんも、岩手出身でご主人と死別され現在一人暮らしの主婦。音読するには難しい岩手弁で書かれた箇所を吾郎さんが朗読・・・かなりてこずっております(笑)

(朗読後)
吾郎 「すみません。一度『おしん』の父親役を演じたというのに」

いや、吾郎さん、あれは山形弁だはね~(笑)

岩手弁で書かれたのは、おばあさんの脳内をダイナミックに表現したかったのでご自分の出身地である方言を取り入れたのだとか。意味がわからなくても、言葉の厚みとか方言の温かみを伝えたかったという若竹さん。ご主人が8年前に亡くなり寂しくて家の中に閉じこもっているときに、息子さんが小説講座を探してきてくれて通い始めたのが小説を書くきっかけに。その小説講座には、場所は違えど同じ時期に同じ先生から教わっていたのが石井さん。

銀河鉄道の父』  門井慶喜著
Photo_2銀河鉄道の夜』や『雨ニモマケズ』などの児童文学や詩を残した作家、宮沢賢治。その生涯を、父、宮沢政次郎の視点で描いたもの。岩手県の質屋の長男として生まれた賢治は、幼い頃から病気になったり、家業を継がないと言ったりと、父は息子にハラハラしっぱなし。厳しくしようと思いながらも、結局息子への愛が勝り甘やかしてしまう子煩悩の父と息子の絆を描いた物語。

吾郎 「父と息子のラブストーリ-ですね」
外山 「吾郎さん、お父さん役なんて・・・」
吾郎 「いいこと言ってくれましたね。売り込みの時間ですよ」

最近、積極的な吾郎さん(笑) この番組で課題図書に選ばれた作品の映像化の出演を総なめしてください!

作家というとなぜか暮らしが貧しかった人を想像するが、宮沢賢治は質屋の長男に生まれたお坊ちゃま。東京に出てきたあとも、父親にお金の無心。お金を出せば賢治がダメになると思っても、最後にはいつも出してあげていたのではないかと門井さんは推測。・・・ダメ息子じゃん(笑)! 今後、宮沢賢治の作品を読むときの印象が変わりそう(笑)

門井さんが今回、宮沢賢治の父親に注目したのは、自分の息子たちのために購入した偉人本の漫画をふと読んだところ、父親は賢治を抑圧する悪役に描かれていたが、とても偉大な人に感じたので調べてみたところ面白いと思い小説にされたのだとか。作品を書くにあたって、集めた資料は膨大な数。門井さんは、いままで歴史小説を書かれていただけあって、調べるのがお好きなんですね(笑)

朝4時に一旦おきて子どもたちが起きる7時まで仕事場で執筆。子どもたちが学校に行くと、昼寝をして仕事場に戻り夕方まで執筆して、家に戻り家族と過ごし夜9時には就寝。そのルーティンをなぜかメモする若竹さん。それを見て、同じくメモする石井さん・・・と吾郎さん(笑) 「メモ地獄」のテロップ(笑)(笑)(笑)

百年泥』  石井遊佳著
Photo_3 物語の主人子は、インドのIT企業で働く日本語教師。インドにやってきてまもなくのある日、百年に一度の大洪水に遭遇。水が引いた数日後、会社に向かう橋を渡っていると川の泥の中からそこにあるはずのない思い出の品や行方不明になっていた人間が掘り返されるという不思議な物語。

今回の受賞作品は、どれも著者の経験や基盤になっているものばかりなんですね。石井さんも実際にインドで大洪水に見舞われた実体験が反映されています。作品は、日常と非日常が折り重なる奇妙な世界観が醍醐味。作品の中には、普通の世界が舞台のはずなのに、当然のように非日常的なことが起きる表現技法「マジックリアリズム」が随所に散りばめられている。

石井さんは、今回の作品は時間ができた三ヶ月の間に執筆したと聞いて驚く他のお二人。デビューが遅かったので、いままで書き溜めていた作品は100を超え、それを書きなおして次回出版する作品にできそうなのはあるらしい。

最後に、若竹さんが会いたい人を告白。その人物は・・・香取慎吾(笑) 吾郎が爆笑する中、消しゴムはんこ作品を持ってきた親太朗くんを慎吾に見間違える若竹さん(笑) いや、金髪だけど違うよ(爆)なぜか、吾郎が謝るという(笑)(笑)(笑)

素晴らしいオチ(?)で締めくくれました(笑) 

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