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違う世界はバラ色

ゴロウ・デラックス (2018年3月1日放送分)

ゲスト:岸惠子

女優であり作家の岸さんは、1951年18歳のときにスカウトされ映画『我が家は楽し』でデビュー。代表作は、1953年の大ヒット三部作映画『君の名は』。作品の中での岸さんの「真知子巻き」ファッションが社会現象を巻き起こすほどのブームに。

人気絶頂の最中、1953年24歳のときにフランス人のイヴ・シャンピ監督と結婚。女優生活からパリでの主婦生活になるも、18年後の41歳のときに離婚。その後、51歳でエッセイを出版。女優業と並行して作家活動を開始。2003年、71歳のときに初の小説を出版。昨年、2017年には菊池寛賞を受賞。

岸さんは、2000年に日本に帰国して女優業に戻られますが、43年間パリで生活されたと聞いて「憧れちゃいますねぇ」と吾郎。確か、何度も吾郎は時間があれば、一度海外に長期滞在してみたいと言っていましたね。パリはとても吾郎に合っていると思うし、行ってみたら人生観が変わる貴重な経験ができるとは思うけど・・・ファンとしては、まだまだ日本で活躍してほしいところ(笑)

第287回課題図書 『愛のかたち』  岸惠子著

Photo 主人公の女性は、化粧品会社のパリ駐在員。恋愛に疎かった彼女は、奇妙な弁護士のフランス人男性の出会いにより愛の不思議に身をゆだねていく。

この作品は、最後この愛がどこにいくのかは敢えて描かれていない。岸さんは、恋愛は常に移ろうもので、炎が一番燃え盛っているときを今回書きたかったそう。

吾郎 「この年になって恋愛するっていうことは、こういうことが必要なのかなって思って。ただダラダラお付き合いするとかではなく」
岸 「つまらないですよね」
吾郎 「僕はまだ独身なので・・・」
岸 「あぁ、そう?! もったいないわねぇ」

結婚は置いておいて、現段階で恋をしていないというのは確かにもったいないと思うぞ、吾郎さん(笑) いくつになっても素敵な男性でいるとは思いますが、今、そのヴィジュアルでヒロくんとばかり休日を過ごしているんじゃないわ(爆) 積極的に女性とのお付き合いも考えてください(笑)

作品の中の主人公とフランス人男性との恋は、岸さんの経験から書かれたものもあるようで、あぁ、外国の男性との恋愛だなぁと思いました。外国人って、本当にこういうこと普通に言うから(笑) でも・・・吾郎さんなら、きっと違和感なく言えると思うわ(笑)

岸さんが出演された映画『君の名は』は、三部作すべて大ヒットで、岸さん曰く松竹がそのおかげでビルを建てたぐらいだそう(笑) なんせ、国内で黒澤明監督の『七人の侍』よりも興行収入が上だったというからすごいです。

フランス人の旦那様は、映画人っぽくなく岸さんを普通の女の子として扱ってくれた包容力のある方で惹かれたそうです。でも、パリに移住すると家政婦さんがすべて家のことをしてくれて、自分は何もしないでいることに日を追うごとに辛くなってきたという岸さん。結婚するまでは、忙しく女優のお仕事をしていたらその違いに急には慣れないかもしれないですね。(私だったら、家事もしなくていいし、経済的に余裕があるのなら喜んで自分の好きなことに没頭して大満足だけど(笑))

一度、ご両親に会いに日本に帰国してくればいいという旦那様のお言葉で日本に行ったら、楽しい女優の仕事に舞い戻ってしまい、夫婦の間にすれ違いができてしまった。当時、日本からフランスに行くのに乗り継ぎで飛行機で50時間かかったというのなら、なかなか日本で仕事しながらフランスに住むというのは無理ですよね。

岸さんは、離婚されてから小説を書き始めたり、以前から興味があった危険な国でのルポなどとても活動的。お話を聞いていると、これではパリで平和でゆったりした生活は厳しかっただろうなぁと思いました。

しかし、パリにいる頃にアラン・ドロンやジャン・コクトーとの交流があったり、映画『麗しのサブリナ』のウィリアム・ホールデンとオードリー・ヘプバーンが家に遊びに来たりと華やかな社交生活をされていたのには驚き。さすが、旦那様が映画監督なだけのことはある。とても刺激的な生活とは思うけど、岸さんは自分で何かしたい人だったんだろうなぁ。

岸 「人生というものの中で、ある日パッと普通でないことが起こるんですよ、誰しも。それに知らん顔していると、平穏な昨日があり、今日があり、明日があるけど、パッと掴んじゃうともしかしたら地獄に突き落とされるかもしれないけど違う世界が見えてくる

吾郎は、新しい道を選んだわけで、それは、岸さんの言われる「違う世界」が見えてくると思う。断然、今後が面白い人生になるんじゃないかな。吾郎さん、今後の活躍を期待してますよ!

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