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映画 『クソ野郎と美しき世界』 感想

映画 『クソ野郎と美しき世界

新しい地図を発足した吾郎・剛・慎吾の三人初のオムニバス映画。撮影時間もあまり取れない中で、一緒に映画を撮ろうと集まってくれた監督・スタッフの面々は豪華です。それぞれ「らしさ」が出ていて、監督とのマッチングも素晴らしかったのではないかと。

メンバー全員、またはそれぞれが各地に飛んで舞台挨拶にも顔を出してくれたのですでに観に行かれた方は多いと思うのですが、ネタバレを含みますのでまだ未見の方でネタバレNGの方は回避してください。

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Episode.1 『ピアニストを撃つな!』(稲垣吾郎、監督:園子温

確実に全作品の中で一番ぶっ飛んだ作品(笑) 園子温監督のカラーが色濃く全面に出ていて、好きな人にはたまらない作品だと思う半面、王道の映画が好きな人にはよく意味のわからないものだったのではないかと(笑) 作品に出てくるキャラクターは全員が一癖も二癖もある人物で、それを演じる役者さんたちが吾郎も含めオリジナリティの濃い人たちばかりなので、画としてはカラフルでPOPな感じなのにどこか良い意味でマイナー色の強い、映画ファン上級者向けの作品だと思います。

なぜ、フジコちゃんは走り続けているの?とか、マッドドッグはなぜそんなに嗅覚が優れているの?とか、ゴローはいったい誰を愛しているの?とか深く考えてはダメ(笑) 与えられた要素を身体全体でそれぞれが好きなように受け取るのが正解。一度目よりも、何度も見直して味が出てくる「するめ作品」なのではないかと思うのですが、疾走感はものすごくいっきに園監督の世界に引っ張っていかれる感じ。

全編通して、綺麗な吾郎の声のナレーションがそんなクレイジーな世界からかけ離れているようでなぜかしっくりくる。そして、ピアニストである吾郎の美しい指とピアノの旋律に酔いしれ、サービスショット(笑)のシャワー後の後ろ姿の引き締まった肩甲骨に痺れ、久しぶりに前髪をおろした切ない表情をする吾郎を楽しむ作品でもあるので、そこはファンなら素直にありがたく受け取っておきたいと思います(笑)

Episode.2 『慎吾ちゃんと歌喰いの巻』(香取慎吾、監督:山内ケンジ

歌喰いの少女を演じたのが、演じるのは初めてだというモデルさんというのが作品をさらに神秘的にしたような気がします。こちらも、慎吾の実際に描いた絵があちこちに出てきていろんな色が目に飛び込んでくるのですが、登場してくる人物はいたってシンプル。等身大の役を慎吾が実に自然に演じています。SMAP時代、なにかとキャラクターものばかり演じてきた慎吾ですが、個人的には慎吾はこういった素朴な男性の役を自然に演じるのが一番はまると思っています。

歌を食べられた人たちは、彼女がその後出すカラフルな「う〇こ」を食べることによって歌を取り戻すという設定は想像すると気持ち悪くなるのですが(笑)、とても綺麗なカラフルなアイテムになっていて違和感なくファンタジーとして楽しめます。

慎吾が歌を歌いたいのに歌えなくなるという設定は、ちょっと実際の彼らと重ね合わせてしまって切なくなるのですが、作品としてはとても明るいものでクスッと笑えるところが多かった優しい作品でしたね。

Episode.3 『光へ、航る』(草彅剛、監督:太田光

チンピラ風の剛の演技は、すでに過去の彼が出演した作品などで保証済みなので(笑)うまく嵌っていましたね。剛は、なんだろうなぁ・・・見ていて引き込まれる演技をする人ですよね。良くも悪くも大きな癖のない役者さんなので、世間一般の方が作品に入り込みやすい人だと思います。

死んでしまった息子の右腕を移植した少女を探して会いに行く夫婦。二人ともまだ息子の死を完全に受け入れていなくて、怒りで生きている感じを生々しく描いた作品だと思います。それでも、後味はけっして悪くなく感動できます。この作品が、一番ドラマっぽく受けいれられやすい作品なのではないかと思うのですが、フィクションとしての要素はしっかり入ってます。

Episode.4 『新しい詩』(吾郎慎吾、監督:児玉裕一

まったく違うテイストの三作品が、最後にしっかり絡んでまとめられています。ある意味、一番児玉監督が大変だったのではないかと(笑) ミュージカル風に明るく終わるのも、今後の三人の明るい未来を想像していいですよね。

とにかく、ここでは吾郎さんの美しい歌声にやられまして、映画のサントラをすぐにAmazonでダウンロードして『地球最後の日』を何度も聴いてます(笑)

短期間で撮影して明るく仕上がった作品。三人のファンへの贈り物としての映画だと思いますが、普通にオムニバス作品としてファン以外でも楽しめるようにできています。「新しい地図」に参加してくれたファンの方の会費を出資として作った映画だと正直にファンに伝えてくれましたが、そういうための出資なら大歓迎ですよね。

72時間テレビ』のDVDも、ファンサイトで予約された数だけ作って発売する。新しく発表された曲はダウンロードでの発信のみ。今はとにかく無駄は出さない。お金を出してでも彼らの歌を聞きたい、映像を見たいと思ってくれる方だけに提供する。それでいいと思います。この方法で写真集や、舞台映像のDVDも発売してほしいもんですね(笑) 

まだまだ楽しみがこれからあるんだろうとワクワクさせてくれる第一歩の映画です。目標観客動員数は二週間の公開期間で15万人だったそうですが、軽く達成できそうですね(笑) これからも、まずはファンへ向けて、そしてゆっくりと地図を広げていってくれればと思います。

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コメント

こんにちは。kzuyoさんお久しぶりです。読ませて頂いていますが中々コメントを残すことが出来ずすみません。「クソ野郎…」レイトショーで見てきました。吾郎さんの「13人の刺客」以来という(¯―¯٥)久しぶりの映画でもありました。凄く楽しめた映画でしたね。吾郎さんのは本当に指が綺麗で声も素敵で、慎吾ちゃんのが1番笑ったかな、クスって言う笑いからえーっ!っていう感じまで、剛くんのはわぁー😥って言うシーンもありジーンとするところもあり、最後のミュージカルの慎吾ちゃんに圧倒されました。やっぱり歌っている彼等は最高ですよね。盛大な宣伝もなかった映画ですが今はそれでもいいのかもしれませんね。

投稿: こまち | 2018/04/14 10:38

movieこまちさん
お久しぶりです。コメントありがとうございます。公開終了間近になり、さらに動員数が増えているみたいで15万人は予想通り突破したみたいですね。多くの方が彼らの新しい第一歩の映画を観てくれたことが本当に嬉しいです。それぞれ違った魅力のある作品で、観る人によって好き嫌いはあると思うのですが、どれも楽しめる作品になっていると思います。Episode.4では、大きな映画館で大音量で三人の歌声を聞いて感動しました。吾郎さんのエンジェルボイスの歌声は健在でしたね(笑) 映画が宣伝なしでも、口コミで広がっていくのを実感した作品にもなりました。ファンがSNSなどでタグを付けてすごく頑張ったと思います。彼らへの恩返しにもなったのではないかと。よりいっそうの活躍が楽しみですね。

投稿: kazuyo | 2018/04/16 23:44

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