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クローズド・サークルとは?

ゴロウ・デラックス (2018年5月3日放送分)

ゲスト:今村昌弘

今回の課題図書は、ミステリ。1841年に、エドガー・アラン・ポーの『モルグ街の殺人』で始まったと言われる犯罪をテーマとして扱う推理小説。

今回のゲストは、ミステリ界で最も注目されている新人作家。昨年デビューし、20年以上続く日本のミステリランキングで3冠を達成。東野圭吾の『容疑者Xの献身』以来13年振りとなり、デビュー作での3冠は史上初という快挙。

第295回課題図書 『屍人荘の殺人』  今村昌弘著

Photo ある映画研究部の合宿で、別荘に男女14人が集まる。その近くで行われていたフェスでテロが発生。混乱の中、別荘の中では不可解な殺人事件が起こる。2つの事件が重なるとき、想像し得ない事態へと発展する新感覚ミステリ小説。

評価ポイント① これまでミステリ界に存在しなかった新しいシチュエーション
なんらかの事情で登場人物が一つの場所から外に出られなくなる状況で起きる事件、クローズド・サークル現象。つまり、閉ざされた空間ということですね。例として、孤島、雪山の山荘、豪華客船の中で起こる事件。

今回の今村さんの著書『屍人荘の殺人』では、どういったクローズド・サークルなのか。番組の美術さんが頑張ってくれました(笑) ネタバレをしない程度に、作品と同じような状況を作り、殺された遺体はADさんが演じます(笑) そのセットに、吾郎と外山さん、今村さんで出向いてみることに。もちろん、「ゴロデラ」なので小芝居付きです(爆)

セットの部屋の外には、①「恐ろしい何か」が窓ガラスを叩く、(ここは、ネタバレを避けるため白いマスクを被ったスタッフたちが演じております(笑))、②外から助けが来ない、③外と連絡が取れないという状況。

外山さんが最初の殺人現場を朗読。想像していたより生々しい。吾郎が「読んでいて怖くなった」と言っていた意味がわかりました。

評価ポイント② 誰にでも分かるミステリ
初めて本格ミステリを読む人や、あまり読書をしない人にもわかりやすいように、ミステリの専門用語が丁寧に説明されている。

今村さんは、元は診療放射線技師をやられていたのもあり、患者さんにわかりやすく説明をするという経験が影響を受けているのが大きいということ。スタッフが今村さんのご自宅の書斎を訪問して、小説の書き方を取材。

もともと、ミステリばかりを読んでいたわけではない「理数系脳」をお持ちの今村さんは、大御所本格ミステリ作家である有栖川有栖先生や綾辻行人先生の本などを1か月100冊読むペースで読み漁り、構成を読みながらノートにメモして分析。自身の作品も書き終えてある程度時間が経ってから自分でダメ出しをして修正を重ねるという徹底ぶり。さすが、理系の方だなぁと(笑)

今村さんが吾郎を登場させてミステリを書くなら、これまでたくさん探偵や刑事の役をやってきた吾郎に敢えて被害者や犯人役をやってもらえれば面白いと。周りから慕われている男が、実は最後は犯人だったという結末。それも、恨みや欲からの殺人ではなくて、普通に見えるのに少しボタンをかけ違ったサイコパス。自白のシーンでは、淡々と語るような男。

いい! いいですねぇ(笑) 
吾郎 「書いてください!僕のイメージで書いてください」
外山 「それは、もう・・・(笑)」
吾郎 ??? 
今村 「映像化して稲垣さん出てきたら、「こいつ犯人や!」って(笑)」
吾郎 「(理解する)ばれちゃう(笑)」

最後に親太朗くんの消しゴムはんこコーナー。楽屋に3人が赴くと・・・血だらけの親太朗くん(笑) 置いてあった消しゴムはんこを紙に押してみると・・・
吾郎 「『恐ろしい何か』は言っちゃいけないんだから」
(画面では、りんごマークappleでモザイクが)

あっ、最後の最後に鏡に映ってますよ(笑)(笑)(笑) わざとですか、消し忘れですか? それとも、本当は違うものなのか(笑)

本格ミステリ作家である有栖川有栖や綾辻行人の「館シリーズ」は、一時期とても嵌ったので今村さんの『屍人荘の殺人』絶対買います。「恐ろしい何か」はわかってしまったけど(笑)

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