『恋と音楽 FINAL ~時間劇場の奇跡~』 渋谷パルコ劇場千秋楽

稲垣吾郎さんの舞台『恋と音楽 FINAL』が、東京は渋谷パルコ劇場で千秋楽を無事迎えました。大阪の観劇から、およそ一ヶ月。東京公演が始まって、たくさんの好評の声を聞きながら仕事に集中して待っていたこの日。素敵な夢の世界へと、またたく間に連れていってくれる空間。嬉しくもあり、寂しくもあり・・・しっかり見届けさせて頂きました。

大阪公演は、まっさらの状態で観たときの驚きと楽しさで満ち溢れていた舞台。東京千秋楽で観たものは、しっかり進化して観客も含めてひとつの作品に仕上がっていた。正直な話をさせてもらうと、もしこの千秋楽だけを観た人がいたら、ちょっとついていけないぐらいの舞台上と観客のノリだったと思う(笑) つまり、なぜここで笑いが起きるのか、なぜここで大歓声になるのかさっぱりわからないから。そういう意味では、個人的には舞台作品だけで話すのなら、大阪で観たほうが楽しめました。

ただ、「恋音」シリーズは、そういうステージと観客との阿吽の呼吸をも含めた上での楽しさが詰まっている作品だと思う。まさに、観客も一緒に作り上げていった舞台であったのではないかと。作品だけならDVDが出れば観ることはできるけど、この作品は進化を楽しみ、カンパニーの一員に観客もなれるのも楽しみのひとつだったのではないかと思いました。それを体験できた吾郎ファンは幸せなんじゃないかと思います。

今回の「恋音」は、吾郎が真飛さんとペアでのミュージカルスター。吾郎演じる修司が今夜の舞台が終われば、真飛さん演じる麗に指輪を差し出してプロポーズする大事な夜という設定から始まる。そこに、劇場に動かなくなった古時計が時を刻むことによって、30年後の修司と麗が「歪んだ形」(笑)で出現することから展開するコミカルなミュージカル。その30年後のお二人を演じた、小倉さんと北村さんがとてもキュートで、そして場をおおいに盛り上げてくれました(笑) 千秋楽では、小倉さんが珍しく台詞を誰もがわかるほどのレベルで間違えて謝っていたり、北村さんが高らかに宣言して吾郎に抱きついたりと大騒ぎとなりました(笑)

最後のカーテンコールでは、吾郎が千秋楽だからと共演者や生バンドの皆さんをステージに呼んで、一人一人丁寧に紹介してトークを回してくれて、貴重な共演者たちのコメントを聞くことができました。とっても良い雰囲気のカンパニーだったことが、ここで改めて知ることができた。盛大な拍手でステージを後にした皆さんを送り出したあとも続くアンコールの拍手。劇場の人たちが後準備をし出している中、吾郎が一人で再び出てきてくれたときは思わず黄色い声が飛んだのも致しかたなし(笑)

とにかくカーテンコールが苦手な吾郎さん。今回の舞台では、ファンにプチ毒披露して「S吾郎」になることで盛り上げ続けてくれたわけですが、千秋楽では「さすがに、ちゃんと話さないと」と通常より時間をかけて挨拶をしてくれることにまず感動。ファンの方がほとんどだとわかっている中での感謝と気遣い。吾郎は、本当に優しい。わかりやすいほどのファンサはしない人ですけど、言葉の端々にファンへの想いが詰まっている。そして、そこを汲み取って理解してついていけるのが吾郎ファンだと思っています(笑) こんなに素敵な人のファンでいることが誇りで、そして何よりも幸せだと思う。

この作品に携わった、鈴木聡さんを始め多くのスタッフ、そして一緒にステージで最後まで熱演してくださった共演者の方々にひと言。不穏な空気がSMAPを包む中、舞台が始まった途端にいっきにファンを幸せいっぱいにしてくれたことに本当に感謝でしかありません。「恋音」シリーズのキュートさを維持しつつ、かっこいい吾郎さんも思う存分見させてもらって舞台チケットはまさに夢の世界へのチケットだった。

そして、吾郎さん・・・本当に本当にかっこよかったheart 舞台でのエンジェルボイスや低音で響く歌声も、キュートな笑顔も、眉間にしわを少し寄せて素敵な衣装で踊る姿もすべてが本当に素敵でした。この時期に、吾郎さんの舞台があってよかった。これから、何が起こってもきっと不安にならないだろうと思わせてくれた王子様。ありったけの愛と感謝を贈ります。

| | コメント (8)

『恋と音楽 FINAL ~時間劇場の奇跡~』 大阪シアター・ドラマシティ

稲垣吾郎の恒例ミュージカル舞台『恋と音楽 FINAL ~時間劇場の奇跡~』、大阪初日に観劇してきました。地元大阪、二日間で4公演という日程なので、初日初回となるマチネと、翌大阪楽となるソワレの二回に参加。観終わって、あぁ・・・全公演観れば良かったかなと思わせるほどの作品だった。今から東京で見る予定の方は、期待値MAXにしても大丈夫です。必ず笑顔で劇場を後にできますよ。

とりあえず、個人的感想をあげさせて頂きます。今回は、大阪からの幕開けということで、舞台前の囲み取材がなくゲネプロの様子も事前に流れなかった。本当にまっさらな状態で吾郎の舞台を観たのは久しぶり。毎回、衣装やちょっとしたシーンではストーリーもわからないし問題ないと思っていたけど、まったく知らずに舞台を観るってこれほど楽しめるものなんだと実感しました(笑) 

細かいストーリーは東京千秋楽を観劇したあとにするとして、舞台の全体的な感想だけ今回はあげておきます。
とにかく、笑えます(笑) それも半端なく大笑いできます。強引な設定も気にならないほどうまくできた脚本です。それは、脚本・演出家である鈴木聡さんの力量は当然ありますが、キャスティングが抜群なんですよね。吾郎小倉久寛さん、真飛聖さんと北村岳子さんの対比が脚本の素晴らしさを最大限に表現している。台詞もそこを意識してガンガン入ってくるので、吉本新喜劇を見ているかと錯覚するぐらいで手を叩いて笑う人続出(大阪では、こうやって笑う人が多いので(笑))。とにかく、本当に声を出して笑えます。

吾郎と真飛さんの美男美女カップルはいつものごとくですが、今回は衣装も素晴らしくて本当に王子様とお姫様のようだった。そして、前回同様に北村さんが吾郎との絡みは大げさに表現してくれるものだから、羨ましいを通り越して笑えます(笑) 小倉さんは、着ぐるみのように可愛い(笑) そして、福本伸一さんと杉ありささんもめいいっぱい好演されてます。生バンドは言うに及ばず、こじんまりしているけどとっても贅沢なミュージカルに仕上がっている。

吾郎ファン的には、もう今回の「恋音」は衣装が抜群! どの衣装も本当の王子様crownのようでため息ものです。特に、最後の衣装は本当に劇場中のため息が聞こえるほどでした(笑) (これに関しては、初回のカーテンコールで吾郎が指摘するほど(笑)) やはり、ミュージカルスター設定というのは大きいですね。ピアノ奏者の佐山雅弘さんが、今回も素敵な曲を作ってくださって、吾郎の伸びのある歌声が聴けます。本当に天使のように澄んでいてうっとり。

そして・・・ダンス。今まではキュートな振り付けが多かったけど、今回は激しく踊るものがあり、衣装の効果もあって本当に吾郎はスーパースターshine。ちょっと、SMAPの吾郎を思い出すぐらいセクシーでカッコいい! 吾郎の決めポーズがいちいち決まっていて、照明で映し出される眉を寄せた表情も、前髪が乱れるのも存分に楽しめます(笑) もう、とにかく本当にカッコよくて文句なしに恋に落ちます。(いや、もう落ちていると思うのでさらに沼にはまると思う(爆))

今回の舞台は、カーテンコールで吾郎が毎回挨拶をしてくれます。それも、楽しみとなりますね。大阪では、吾郎のファンへの愛ある超絶S発動に悶絶しました(笑) カーテンコールでの吾郎は、まさしく「むかつき御曹司」(木村拓哉命名)だった(笑)(笑)(笑) そして、最後には「ありがとうございました。気をつけてお帰りくださいheart」と優しい笑顔で締めてくれる我らがプリンスは、まぎれもなくスターだった。SMAP騒動からの生で拝見した吾郎は、いつものように何も語らず、その存在感だけで私たちファンを安心させてくれる。この時期、「恋音」があって本当に良かった。関係者の皆様、そして吾郎を初めとする出演者の皆様に感謝します。無事、東京での千秋楽が迎えられますように。

【余談】
大阪初日マチネでは、演出家の鈴木聡さんが関係者席で始終ニコニコして前屈みになりそうなぐらい嬉しそうに観劇されてました。
楽には、あの(笑)ヒロくんが奥様と観劇されていた。とてもダンディで素敵な方だった。
そして、吾郎の舞台恒例のカーテンコールでの男性陣の「ブラボー!」の声。今回も圧巻でした(笑)
そして、舞台パンフレットは「買い」です。どのショットも吾郎が素敵すぎて倒れること間違いなし!

| | コメント (16)

「No.9 -不滅の旋律-」 北九州芸術劇場

稲垣吾郎主演舞台「No.9 -不滅の旋律-」、10月10日に東京は赤坂ACTシアターで開幕し、大阪公演、北九州公演と全28公演をまさしく歓喜の嵐で通り過ぎていった2015年の秋。3つの劇場で観劇できた幸運と、吾郎さんを始め、この舞台に関わった全ての方に感謝を贈りたいと思います。

東京公演観劇後は、まだ観ていない方も多かったため舞台初見の大まかな感想を。大阪公演では、さらに熱の入った舞台に感動した感想をあげました。最後、大千秋楽北九州芸術劇場で観劇した感想は、舞台終了後に改めて感じた感想を。

まず、劇場としては、一番舞台劇場としては内装が素晴らしかったなぁと。多方面において観劇をする上で考えられた造りで格式高いヨーロッパの劇場の雰囲気に一番近かったかもしれない。ベートーヴェンを観る上で、まさしく雰囲気からも盛り上げてくれる劇場でした。上から目線で申し訳ないですが、劇場スタッフ、警備スタッフが一番優れていたのもこの劇場だった。

今回、前日の前楽(ソワレ)と千秋楽を観劇させてもらったけど、演者たちのボルテージが最後に向かってさらに力が入っているのが伺えた。再演も可能性はあるとは思っていますが、とにかく最後楽しもうという気持ちも感じたし、何より皆さんとても幸せそうだった。

座る場所によって、舞台を観る楽しみ方がいろいろあることに気づかされた舞台でした。前方で観る舞台は、まさしく双眼鏡なんて必要ないぐらい舞台から迸る演者の方たちの熱を感じられたし、後方で観る舞台は全体の舞台演出がとてもよくわかった。今回、二階席、三階席で観る機会がなかったのですが、幕間にどんな風に見えるか上ってみたのですが、北九州劇場は上の席からもステージ全体が非常に観やすい造りで、上から眺めるのもいいのではないかと感じた。

メインで演じている周りで、声を出さずに細かい演技をしているアンサンブルの方たちが素敵だった(笑) 意外と笑える細かい演技をされていて、何回か観たあとはそちらもじっくり拝見させてもらった。ひとつひとつの台詞を丁寧に、感情を込めてひとりひとりが演じていたように思う。誰もが主役だった。その中で、表情ひとつで観ている者を惹き付ける吾郎の舞台上での立ち姿と凛とした表情には何度も目が潤んでしまった。素敵とかカッコいいとかそんな次元ではなくて、神々しいものを見たときや素晴らしい歌声を聴いたときに、思わず鳥肌になり涙が出そうになるときってないですか? 吾郎がセンターでスッと上を見上げて立つだけで、毎回そんな気持ちが沸き起こって震えが止まらなくなることが度々あった。それは、SMAPの稲垣吾郎ではなくて、18世紀から19世紀に移りゆく時代に孤独と苦悩の中で自分の音楽だけを信じて生き抜いたルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンだった。

Beethoven このベートーヴェンの肖像画の衣装、今回の舞台で吾郎も着ていましたよね(笑) 最初は、スマートな吾郎がベートーヴェン?!ショパンとかじゃなくて?と思ったけど、癖毛は置いておいて、この確固たる意志の強い一文字に結んだ口角は、ちょっと吾郎の口元に似ていると思いました。

コミカルな部分を適度にばら撒いて、3時間10分を長いと感じさせない中島かずきさんの脚本と白井晃さんの演出には脱帽です。千秋楽では、最後のカーテンコールで吾郎が下手からお二人を招いて観客から大歓声があがりました。お二人とも少し照れていらしたけど、舞台上から見る観客の惜しみない拍手を感じて頂けたのではないかと。あと、舞台とは直接関係ないのですが、吾郎が本当に今回「座長」として素敵だったなぁと。才能に溢れた役者の皆様、ピアノ奏者、コーラス隊を率いて、とてもスマートで包容力も感じ、前には出すぎず全員を称え、誇りをもって紹介する紳士な座長に胸熱です(笑)

一緒に最後まで駆け抜けた演者の皆様の中で、ヒロイン役を演じた大島優子さん。舞台稽古前は、吾郎のことは「SMAPの中ではあまり話さない印象」と言われていたけど、稽古が始まってからは吾郎を見る目が変化していくのが手に取るようにわかった。初舞台の不安を蹴散らして、堂々とした演技にはさすが!と思いました。そして、舞台上ではまさに息のあった二人で、カーテンコールでは手を繋いでとてもキュートなお二人だった。(千秋楽では、最初のカテコで全員を前にリードするときに、まだ他の人たちとワイワイやっていた優子ちゃんの手を探すように上から掴みにいく吾郎にきゅんとした(笑))

ベートーヴェン三兄弟は、最後までとても素敵だった。何度もルイス(ルードヴィヒ)を弟二人が体ごと吾郎を掴みかかって止めるところは、すみません・・・ちょっと、萌えました(爆) だって、全員とても見目麗しく素敵なんだもん。後半は、メルツェル役の片桐さんだけでなく、ヴィクトル役の長谷川さんも可愛いアドリブが入っていたのにも楽しませて頂いた。

最後のカーテンコールでは、感極まって感涙している演者さんたちが多数。それを拝見して、こちらもグッとくるものがあった。吾郎は、最後力を出し切って心地良い疲労感を漂わせていたように思う。なんせ、アンコールの拍手が何度も鳴り止まず、そのたびに駆け足でステージ上に戻ってきてくれるのですが、少し足元がふらふらだったので。(体力ではなくて気力の限界を突破してくれたんだと思う) 千秋楽では、少しだけでも吾郎からコメントがあれば・・・と思っていたけど、今回はマイクなしの「ありがとうございます」で良かったのかもと思った。ベートーヴェンをそれこそ全身で演じていた吾郎は、このままきっとベートーヴェンのままで舞台をおりたかったのかもしれないと思ったので。それほど、今回の吾郎は役に没頭し、何度も涙を舞台の上で流していた。

キャスト、スタッフ全員でつくりあげた舞台。観に行った人の記憶に必ず残る舞台のひとつになったと思う。再演ももちろん希望しますが、吾郎には、またこんな素晴らしい舞台にめぐり合ってほしいと強く感じた。素敵な舞台に心から感謝を。

| | コメント (18)

「No.9 -不滅の旋律-」 大阪オリックス劇場

稲垣吾郎舞台「No.9 -不滅の旋律-」、地元大阪公演を観劇してきました。いやぁ、実にすごかった。仕事の出張と重なり、地元なのに二回しか観れなかったのが残念だったのですが(今回、なぜかマチネだけという日が大阪は多かったですしね)、東京公演での素晴らしい出来を大阪で見事に繋いでくれましたね。

No9

 

赤坂では劇場ACTの表玄関に大きなパネルが設置されていましたが、大阪オリックス劇場ではロビーに入ったところに。外からは何が公演されているのかわからないのは残念な感じ。(ピロティホールも表に大きな垂れ幕が出るので素敵だったんですけど) とは言え、やはり音楽イベントも催される会場なだけあって音響が素晴らしかった。そして、それが今回の演目にものすごく効果を発揮していました。

東京公演では、全体的に舞台を観た初回の感想をおおまかに書いたのですが、大阪では後方の席のときは双眼鏡でガン見をして堪能し、千秋楽では前方で裸眼でじっくり吾郎さまの表情を拝見しました。双眼鏡で見ても、吾郎の目元の彫りの深い顔は影を落として非常に表情が読み取りにくい。もう、欧米人と同じなんだもん(笑) そして、舞台の上の立ち姿のスタイルの良さもあいまって凛として主演のオーラがバリバリだった。

なので、実際に表情まで見て舞台を観劇できたのは千秋楽だけ。もちろん、後方でも二階、三階席でも充分楽しめる舞台だと思います。でも、表情を汲み取って観ているとさらにベートーヴェンの苦悩と孤独がヒシヒシと伝わってきて観ているほうも感情を揺さぶられる。千秋楽での演者さんたちの熱演はものすごくて怖いぐらいでした。吾郎にいたっては、もう汗だくで涙を流し唇を震わせての大熱演で思わず涙がこぼれそうになった。

最後の第九「歓喜の歌」で指揮をするベートーヴェン吾郎。それにあわせて朗々と歌うコーラス隊、共演者の方たち、そしてピアノ奏者お三方も一丸となって劇場を振るわせるほどで、終わったあと3000人近い観客からの「ブラボー!」の声援と大きな拍手に観客席からもその渦に巻き込まれてしまった。本当に無意識にスタンディングオベーションをしてしまう舞台の素晴らしさに心から拍手を送りました。

今回、吾郎はカーテンコールでの挨拶の言葉がないです。それは、どういう理由かわからないけど、あれだけ大熱演したあとに「稲垣吾郎」に戻ってコメントをするのが難しいのではないだろうかと考えた。大島優子さんと手を取り合って笑顔を見せるのが精一杯という感じだったので。二人はお互いを尊重しあって、前に出てこずに毎回二人で可愛くカーテンコールで観客の声援に応えてくれた。吾郎のスタイルの良さも素晴らしいですが、優子ちゃんは、背だけでなく顔も小さくて本当に可愛いお人形さんのようだった。他の出演者の方たちもスタイルいい方ばかりですよね~。

最後に、東京公演でも素晴らしかったけど、大阪ではさらに吾郎のベートーヴェンとしての指揮っぷりが素晴らしくて震えました。身体全体でリズムを取り、全員をリードする堂々とした指揮。表情はとてもクールなのに、熱いものを感じさせる素晴らしい指揮だった。観客に背中を向けているときも、そして振り返って射るような眼で観ているものを惹き付ける様は、まさにベートーヴェンそのもので圧巻でした。

東京に続き大阪でも大好評の舞台だったので、これは再演の可能性が大きいのではないでしょうか。そして、できればDVD化もお願いしたいところ。いままでも、吾郎の舞台のDVD化は要望を出していますが、ジャニーズ事務所の諸事情で舞台の映像化はテレビ放送も含めとても難しいです。でも、これまでも無理だと思ったことに声を出して実現してきたこともあります。何事も声がなければ覆らない。諦めずに再演も含め出していきたいと思いました。

残すは、北九州公演のみ。終わったあとに大きな脱力感を感じるかもしれないけど、最後見届けてこようと思います。きっと、東京、大阪公演同様に大好評で幕を閉じるでしょうね。吾郎が演技で涙するところを、初めて目の前で観た・・・この感動はきっと一生忘れないと思います。

| | コメント (16)

「No.9 -不滅の旋律-」 赤坂ACTシアター

10月10日に赤坂ACTシアターで幕開けした稲垣吾郎の舞台「No.9 -不滅の旋律-」。私の初日は18日でした(笑)
実際は、東京での二週間強の中で始まりと終わりあたりに行けば完璧だったのかもしれないけど、とにかく関西から東京に向かうのはいろんな面で難しく、そう簡単に行けるわけではない。初日からの好評の嵐の中で自分の中でひそかに高めていた期待、それを見事に花開かせてくれた舞台でした。

No9

舞台の詳細は省きますが、ネタバレも若干入ると思われるので、観るまではあらゆるものも避けたいという方はここからは要注意です(笑)

No9_2 まずは、噂に聞いていた劇場内のロビーでのお花の数。吾郎はもちろん大島優子ちゃんやその他大勢の出演者の方たちへのお花、お花、お花。もう、ロビー中に香り立つお花の匂いにまず圧倒されます。今回、私が観劇した18日に入れ替わりになったこちらの企画のお花はピンクとなりました。

舞台プログラムはVIFと同じくハードカバーでしっかりしていて(今回は色は黒)、写真もモノクロで統一された素敵なものでした。そして、グッズの品揃えがすごかった(笑) 吾郎の舞台でこんなにグッズがあった舞台はなかったのではないでしょうか。Tシャツからトートバックなどなど・・・どれも、意外と可愛い(笑) これは、舞台を観にいけない人のために通販とかあればいいですね。

No9_3 そして、劇場内のカフェで舞台にあわせて特別ドリンクメニューがありました。アルコールとノンアルコールと用意されているけど、どちらも苺を使った赤い可愛いイメージのドリンク。「No.9」の数字をかたどったオリジナルクッキー付きです(笑) 私は、幕間に「ベリーと白ワインのカクテル」を頂きましたが、さっぱりしていて苺の酸味がほのかに加わって飲みやすかったです。

今回の吾郎の舞台は、正真正銘のド・ストレートプレイ(笑) そして、休憩時間を入れて3時間10分の長丁場の舞台の頭から終わりまで吾郎が出ずっぱりで熱演しています。台詞の量も多いけど、それよりもとにかくベートーヴェンの感情の起伏がものすごくて、それを演じるほうが大変だと感じました。舞台上をそれこそ右へ左へと動き回り、セットの椅子を投げ飛ばしたり、たくさんの楽譜のページを宙に撒いたりと目が離せません。

一幕と二幕の間に月日が流れているため、二幕目からはベートーヴェンのウィッグも白髪が混じっているのですが、これがまた素敵でねぇ(笑) とにかく今回の18世紀の衣装が吾郎にとっても似合っているんです。山高帽や長い黒のロングマント。細い腰や長くまっすぐな脚にぴったりとしたクラシックな衣装。女性陣の衣装もとても素敵だったので、衣装を見ているだけでも楽しめます。

吾郎演じるベートーヴェンに深く関わってくる女性は三人。一人は、大島優子さん演じる歴史上では実在しないマリアという女性。彼女がベートーヴェンとやりあいながらも最後まで彼の音楽を愛し、彼を理解して傍にいてくれた女性。そして、高岡早紀さん演じるベートーヴェンが愛し続けた人妻となってしまったヨゼフィーネ。三人目は、マイコさん演じるピアノ工場でベートーヴェンの要望に最善を尽くしてピアノを造っていたナネッテ。どの女性も形は違えど、ベートーヴェンを愛していたことに変わりなく、それぞれの想いが切なく美しい。

もちろん男性陣が演じた役も素晴らしかったです。ベートーヴェンの弟を演じたJONTEさん、加藤和樹さん。この三兄弟が並ぶと見目麗しかったですねぇ(笑) どの方もとにかく素晴らしかったので書いていくとキリがないのですが、これだけは残しておこうと思ったのがいろんなアイデア品を持ってきてくれるメルツェルを演じた片桐仁さんが、とにかくあらゆる場面で笑いの部分を請け負ってくれて盛り上げてくれたこと(笑)

耳が聞こえなくなってきたことを自覚しながらも、頭に鳴り響く音楽を形にするために苦悩するベートーヴェン。誰かがいる前では強がって悪態をついたりするけれど、一人になったときの苦悩はすさまじく吾郎の渾身の演技に観ているほうもシンクロしてきます。誰もが最後の「第九」の合唱には感動すると思うのですが、個人的にはもちろんそのクライマックスには鳥肌でしたけど実際涙ぐんでしまったところは、マリアが会話帳でベートーヴェンと対話をすることに決めてそれをノートに書いてベートーヴェンに見せる場面でした。

あなたは最低の男です。でも、あなたの音楽は最高です

マリアはきっとベートーヴェンを愛していたんだろうなぁと。でも、音楽で立ち直ってほしかったので敢えてその気持ちは出さずに彼を奮起させたんだろうと。あくまで個人的な見解なので、この辺は観た人それぞれが考えてくれればいいと思います(笑)

友よ、音楽は終わらない!

このベートーヴェンの声と共に最後の「歓喜の歌」での大合唱が鳴り響く劇場は、本当に鳥肌ものです。吾郎の堂々とした、それでいてもの悲しいベートーヴェンの指揮はそのときその場所に自分もいたのではないかという錯覚を呼び起こす。そして、心から自然に拍手が沸き起こる・・・そんな舞台でした。実にすごい舞台だったと思います。白井さんの演出は、海外の舞台のように無理なく場面を変化させ、イチから舞台の脚本を作り上げた中島さんに敬意を表します。

脚本、演出、音楽、出演者たちが完璧に揃った中で、堂々と自分なりのベートーヴェンを演じきった吾郎に感動。演目を聞いた瞬間に、吾郎はきっとやってくれるとは思っていたけど、期待以上のものを見せてくれた。カーテンコールで観客から大声援を浴びてやっといつもの吾郎らしい笑顔を見せてくれて、「あぁ、そうだ・・・これは稲垣吾郎が演じていたんだなぁ」と思い出す、そんな素晴らしい舞台だった。

大阪での公演では、きっとまた進化しているでしょうね。そのときを楽しみにしておこうと思います。


【お知らせ】
こちらの「運命のお花企画」にご参加された方へ
11月18日締め切りで、吾郎さんへのメッセージアルバムに載せるメッセージを募集しております。
140字以内のごくシンプルなメッセージですので、是非忘れずにご参加ください。
詳細は、BBSのこちらに記載されております。
よろしくお願いします。

| | コメント (27)

舞台公演前の二人

深夜遅い時間に吾郎の舞台「No.9 -不滅の旋律-」の番宣番組がありました。MCは、昔TBSのバラエティ番組で一緒だったクワバタオハラの小原正子さんが吾郎と大島優子さんに直撃インタビューをしてくれた「アカデミーナイトQ」がとても面白かった。

番組の構成としては、まず舞台のWSでも放送された製作発表の様子が冒頭で流れ、総合司会のアンジャッシュ渡部さんの進行のもと小原さんが吾郎と大島さんにインタビューをしに行ったVTRが流れるというもの。こんなエンタメ番組があったんですねぇ(笑) スタジオで小原さんが「No.9」はある偉人の半生を描いた舞台ということで、その偉人は?という流れがあり・・・演じるのは稲垣吾郎さんという紹介が。

吾郎の顔が映し出されると・・・
渡部 「あぁ~、なんかイメージあるよね。ちょっと繊細そうで、なんかミステリアス芸術家肌でね」
嬉しいコメントありがとうございます(笑)

そして、小原さんの直撃インタビューのVTR。
吾郎と会うのは久しぶりという小原さんと、しばし吾郎が挨拶をしたり絡んだりして「ゴロバー」時代を懐かしんで和やかなスタート。小窓にはスタジオの面々がずっと映っています。
渡部 「変わんないね、稲垣さん。ほんと変わんないね」

この後、お二人の今までの役者としての紹介が少し流れ、お二人へ「役者として気になる質問」コーナーへ。
Q1 自分なりの役作りがある (吾郎 ○ 大島 ○)
吾郎 「切り替えの仕事じゃないですか、僕らって。バラエティやったり歌やったり。急に切り替わんないんですよ、そんなの。役柄もそうですよ。急にベートーヴェンになりきれないから。スロースターターだし、基本的には。始まる前からプランをいっぱい自分で考えて立ててきたりとか、雁字搦めに自分をするっていうのはあまり好きじゃないです。やっぱり皆で作っていくもんなんで」

ここでも、吾郎の役者論を聞けたのが嬉しい。毎回思うけど、吾郎の役者としてのスタンスって必ず俯瞰で見ている余裕があって、演じることは自分ひとりではなくて共演者や監督をはじめとしてスタッフ全員で作るものという意識がとても高いのがわかる。
大島さんは、ご自身の友人たちで似ているキャラクターを引っ張ってきて役作りをされるそうですが、今回は稲垣さんがまっさらな状態で舞台稽古に入ると言われていたので同じように役作りを敢えてしないで挑みたいとのこと。

Q2 俳優になって良かったと実感したことがある (吾郎 ○ 大島 ×) 
吾郎 「基本、人前に立つのは苦手なんですよ、僕。ステージとか・・・嫌なんですよ。人に見られたくないんですよ、基本」
小原 「えっ?!そうやったんですか?」
大島 「いやいやいや(笑) え~!25年ぐらい・・・(SMAPやってらっしゃる)」
吾郎 「告白するけど、引っ込み思案で。だけど、バラエティとか素の自分でSMAPでいるときはやんなきゃいけないし。でも、苦手意識を持ちながらやってる感じが面白く映ったりもするじゃないですか。俳優の場合は役柄があるので、舞台に立っても全然恥ずかしくないし引っ込み思案の自分がいなくなるので。なんでもできるんで」

もともと、ジャニーズに入るきっかけもお姉さまがそんな引っ込み思案な弟のために履歴書を送られたぐらいですもんね(笑) そして、役者のお仕事をしたときからお仕事が面白くなったと話していたことのある吾郎。ジャニーズに入っていなかったら、そんな自分を発見することもなかっただろうからありがたいですよね。
大島さんは、まだ自分にできないことが多すぎて実感できないしちゃいけないと思っているというコメントに吾郎が「自分に厳しいねぇ」と(笑) 大島さん主演映画「ロマンス」を褒めたばかりなのに「信じてなかったの?本当に良かったよ」とここでもしっかり良いところを褒める吾郎は素敵。

Q3 人前に出る舞台は緊張する (吾郎 ○ 大島 ○)
小原 「もし今回の舞台でセリフが飛んじゃったりとか・・・そういうときは、今までどうしてたんですか?」
吾郎 「正直、セリフが飛んだことはないですよ、一度も」
大島 「え~!ないんだぁ」
吾郎 「だって、あんだけ稽古してたら飛ばないんじゃないですか?」

確かに、今まで吾郎が舞台でセリフを忘れてしまったところは見たことはもちろん聞いたこともない。アドリブが入ることはもちろんあるけど、セリフを忘れて焦っているところなんて見たことない。ということで、大島さんがもしセリフを忘れてしまったら?という質問に・・・。
吾郎 「・・・なんとかするよ(笑)!大丈夫!」
大島 「かっこいい!頼もしい(笑)」

Q4 今、お互いに言っておきたい事がある (吾郎 ○ 大島 ○)
吾郎 「(大島さんに・・・)初舞台なので、すごく不安が多いっていうようなことをおっしゃってたんで、大船に乗った気分で!きっと終わったあとに、なんか舞台すごく楽しいな!とか、舞台って好きだなって思ってもらえるようにそんなカンパニーにしていきたいと思います」

座長としての吾郎はいつもとってもかっこいい! 隣に座ってそんな吾郎の顔をジッと見ていた大島さんが嬉しそうにしていたのが印象的。ドラマでも共演したことがないお二人が、どんなベートーヴェンとマリアを演じてくれるのか今から本当に楽しみです。

| | コメント (7)

恋と音楽Ⅱ<大阪公演>初日

吾郎さんの『恋と音楽Ⅱ大阪公演の感想が遅れてしまいました。実は、地元関西なのに仕事で初日しか観劇できずテンションが低めで(苦笑) でも、東京公演で一日だけ観劇したあと、どのように進化しているのかは楽しみではありました。

まずは、劇場に入るとロビーいっぱいにひろがるお花の良い香りが。関係者やファンからのお花がたくさん飾ってあってテンションがあがってきた単純な私(笑) 大阪ドラマシティで販売していたパンフレットは、東京公演の写真4Pが追加されていました。こちらの、パルコ劇場のオンラインショップで購入できますので、まだ未入手の方にはお勧めです。12月1日までの期間限定販売となっています。 

演目自体の感想は、東京公演を観劇したときにレポをあげさせて頂いたので、大阪公演での様子を。

大阪公演では、残念ながらピアニストの佐山雅弘さんが出演できなかったので、息子さんの佐山こうたさんが代役をされていました。急遽代役が決まったと思うので、リハーサルの時間もそんなに取れなかったと思われるのに本当に完璧と言っていいほどの演奏。お顔も体型も(笑)お父様にそっくりなこうたさんは、劇中でも「Jr(ジュニア)」と呼ばれて共演者の方たちから可愛がられていました。座長である吾郎が積極的に優しく声をかけていたのが印象的で、本当に素敵なカンパニーだなぁと思った。

そんな素敵な座長である吾郎ですが、大阪公演でもとびっきりの笑顔で始終輝いていた。最初は、東京公演から4ヶ月ほどの合間に歌声に少し張りがないかなぁと感じたのですが、それもほんの最初だけで劇場に低く響き渡る吾郎の歌声は健在! 最初、階段を駆け上がるところでちょっと躓いたときは「あっ!?」と思いましたが、何事もなかったかのようにそのまま駆け上がる吾郎(笑) まったく動じなかった吾郎さんが素敵heart

ラブコメディとなる演目ですが、大阪では東京よりもさらに笑いがあちこちで起こっていたように感じます。北村さんとのソファシーンでは、さらに妖しさがパワーアップしていた(爆) とにかく、北村さんが吾郎に全体重をかけて乗っかってくるもんだから、吾郎もタジタジ(笑) それでも、しっかり受け止める吾郎さんが、これまた素敵heart 北村さんが、「ダメよぉ~ん」と言ったあと、観客も一緒に「ダメ、ダメ」と呟いている声が聞こえた。大阪は参加型観劇ですよねぇ(笑) そんな打てば響くようなリアクションに、演者の方たちもボルテージがどんどん右肩上がりで最後まで突っ走ってくれました。

カーテンコールでは、観客からの大きな拍手と「ブラボー!」(男性の方なんですよねぇ(笑))という声に全員とても良い笑顔で挨拶をしてくださいました。最後、吾郎が稲垣吾郎に戻って(笑)、少し照れながら「もう夜も遅いので気をつけてお帰りください」という紳士な言葉と、「僕も上の香取くんに挨拶に行かないといけないので」という可愛い笑顔でファンを喜ばせてくれました。慎吾とは、結局3日間のうちで大阪の街に出るのは叶わなかったかもしれないけど、きっと会って話ぐらいは確実にしていますね。

千秋楽では、「今から梅田で打ち上げがあるので、見かけても声かけないでください(笑)」という吾郎のメッセージがあったみたいですが・・・その日に東京に帰らなかった吾郎は、本当に打ち上げに出たと思われます。ほんっと、良い座長だわ。20代前半から舞台に挑戦していた吾郎。最初の主演舞台『夜曲』も拝見したけど、その頃とは比べられないぐらいの舞台役者としての力量と座長としての貫禄と余裕が見える舞台だったと思う。また、今後見せてもらえる舞台が楽しみになりました。

| | コメント (13)

『恋と音楽Ⅱ』を観終わって・・・

観てきました。帰国後バタバタの中(笑)、東京は渋谷パルコ劇場で上演されている吾郎さんのミュージカル『恋と音楽Ⅱ』を29日のマチネに参加しました。とにかく、二時間があっという間に過ぎてしまうぐらいとっても楽しかった! もう、これに尽きます。今回、本当に一回しか観劇できなかったので、ストーリーや細かいところは他の方にお任せしようと思うのですが、前作は観ることがかなわなかったので本当に文字通り初の吾郎のミュージカル体験でした。
(ネタバレを含みますので、今から観劇の方はご注意ください)


開演前から、佐山さんのピアノを始めとする演奏者の方たちの心地良い生演奏が聴けるのも贅沢。ちょっとしたジャズライブに参加したよう。開演時間をちょっと過ぎた辺りに、いきなり劇場が暗転して舞台へと無理なく観客を誘います。曲に合わせて自然に起こる観客の手拍子の中、上手上部からスポットライトを浴びて、我らが稲垣吾郎さまshineが颯爽と舞台に現れます。大きな拍手と・・・ため息(爆) その後、次々と演者が現れるたびに起こる拍手。

ストーリーは、すでに雑誌などで概要が記載されていますが、仕事に疲れた26歳の男二人、女一人がひょんなことからミュージカルのオーディションに参加することから始まります。そして10年以上過ぎた39歳の三人は、大物役者のマネージャー、演出家助手として再会。そこから、また新たなストーリーが三人を巡る恋愛を絡めて淡くて、そして少し物悲しく、そして最後は感動で締めくくられる素敵なラブコメディ。

メインの三人とは別に大物俳優を演じるお二人も素晴らしく、特に北村さんはさすがの劇団四季出身で最初のソロパートの見せ場では思わず「うまい!」と声に出してしまいました(笑) 小林さんもダンディでとても素敵です。相島さんは吾郎とはドラマ『ブスの瞳に恋してる』で共演されたときの印象が強いのですが、本当にお茶目な人で舞台を盛り上げてくれました。ヒロインの真飛さんとは二度目のミュージカル共演なので、吾郎ととても息が合っていて宝塚の男役だったときのパロディが入るところではとっても素敵で惚れそうになったり(笑) そして忘れてならないのが、影ながら舞台を引っ張っていってくれる演奏者の5人がところどころストーリーにも絡んでくれて、笑いを作ってくれるのも鈴木聡さんの粋な脚本だなぁと思いました。

ラブコメディなので、あちこちに小ネタが仕込まれているのですが(笑)、それがとってつけたようではなく自然に入り込んでいるのが優秀。吾郎のダンスネタや髪の毛ネタもお約束(笑) WSで流れたゲネプロでの吾郎と北村さんのソファシーンでは、北村さんの「魔法をかけちゃうぞheart」という言葉に吾郎が「そんなんじゃ、かからなぁい」というアドリブが入り大盛り上がりを見せました(爆) ここがアドリブだというのは、一度しか観ていない私には逆にWSでのネタバレで楽しめたポイントでした。

最後に吾郎さんのミュージカルについて。とにかく、もう出てきた瞬間からその美しさに目が離せなくなる。立ち姿は美しく、うるんだ瞳が照明を浴びて常にキラキラしているのを裸眼で堪能させて頂きました。衣装は、今回はスーツやジャケット姿で何度か衣装替えがありますが、これが意外と目を楽しませてくれます。腕まくりをして出てきたときの吾郎の腕筋が、本当に眩暈がするほどセクシーで色っぽくて倒れそうになった(笑) その他にも、犬のぬいぐるみを持って歌ったり、くるくるとめまぐるしく動く表情は必見です。

そして、肝心な歌声ですが、一瞬、口パク?!かと思うほど乱れがなく、音程もさることながら歌声の伸びが素晴らしかった。息継ぎや下唇を舐める音さえも生々しく耳に届いて(笑)本当に感動するレベルです。なぜ、こんなに歌える吾郎がSMAPの曲では発揮させてもらえないんだろうと思うぐらい(笑) もちろん、吾郎のキーに合わせて作ってもらっているのもあるとは思いますが、甘いエンジェルボイスで朗々と歌い上げる姿はミュージカルでお仕事をされている方たちと比べても引けを取らないぐらい魅力的でした。

舞台上にお立ち台のバルコニーのように上部センターに少し客席に向けて出っ張ったところがあるのですが、そこに立ってソロパートを歌う吾郎を見上げたときに、神々しいほどの姿と歌声と陰影を作る彫りの深い顔立ちに「ははー!」とひれ伏したくなったことだけは付け加えておきます(爆)

いろいろ事情があって、今回観に行けない方もいるとは思うのですが・・・少し無理をしたら観に行けるのであれば絶対に観に行ったほうがいいです。楽しいだけでなくて、吾郎の生歌を自分の耳で是非聴いてほしい。秋に大阪公演も決定したということなので、今からスケジュール調整頑張ってみてください。私も、地元大阪で必ずもう一度進化するであろう『恋と音楽Ⅱ』を観に行こうと思います。

| | コメント (23)

『VENUS IN FUR』を観終わって・・・

舞台「VENUS IN FUR」の大阪公演に参加している間に、音楽番組が目白押しで感想をあげたいのは山々なんですが・・・それよりも前に、やはり舞台の感想はしっかりあげておきたいと思います。少し難しいところもあるとは聞いていたのですが、劇中劇という設定がわかっていればそんなに難解な舞台ではなかったと思います。東京公演観劇のあとに原作『毛皮を着たヴィーナス』を読んで大阪公演と挑んだのですが、さらに楽しめた気がしました。

観に行かれた方が皆さん思ったと思うのですが、とにかく本当に稲垣吾郎が美しい! この一文だけでこの舞台が素晴らしかったことを表現できるとは思うのですが(笑)、それではあまりにもあれだけ毎回集中して演じてくださった吾郎と中越典子さんに申し訳ないので、勝手な個人的感想となりますが感じたことを残しておきたいと思います。

今回の舞台は、本場NYのブロードウェイでトニー賞にノミネートされたほどのよくできた脚本。こんな素晴らしい演目の日本版に吾郎がオファーされたことが本当に嬉しい。演出もブロードウェイに関わったロス・エヴァンズさんが担当してくれて、言葉の壁を越えて主演のお二人と上手く舞台稽古ができたのが伺えました。ストーリーは、レオポルト・フォン・ザッヘル=マゾッホが書いた『毛皮を着たヴィーナス』を脚色した劇作家兼演出家であるトーマスが、嵐の夜オーディションに遅れてきたヴァンダという一人の女性のオーディションの相手をしてみたことから始まる密室の中での二人芝居。台詞の読み合わせをしていく中で、作品の中に入り込んでいく二人・・・途中から演じているのか実際に起こっていることなのかわからなくなっていくトーマスの戸惑いと嵌りこんで行く様子を吾郎が非常に上手く演じていました。観ているほうも、トーマスの心情にシンクロして息もつけないほど集中して110分ほどの舞台が本当にあっという間に過ぎ去ってしまう。

もちろん、お相手役の中越さんも本当に素晴らしく、ヴァンダのコロコロかわる表情を見事に演じ分けされていてとてもキュートでセクシーでした。お二人とも本当に綺麗で、生の舞台でこんなに美しい人たちを見せてもらうだけで充分すぎるほど贅沢な舞台。トーマスとヴァンダの絡みはどれも本当に妖しく美しかった。吾郎ファンとしては、ヴァンダ役の中越さんが吾郎の顔や身体を撫で上げ、柔らかいくりんくりんの癖毛を思う存分ぐしゃぐしゃにして、身体ごと絡み合って弄ぶ様が本当に羨ましかった(笑) 舞台演出は、余分なセットやBGMもなく、吾郎と中越さんの二人の実力だけで最後まで持たせるという難易度が高い演目でありながら、観ている側にその長さをまったく感じさせない力量に感服しました。SMというテーマということになっていますが、ストーリーの中ではそんなに露骨には感じさせません。それよりは、支配する者と服従する者の駆け引きを楽しむ舞台と言ったほうが正しいでしょうか。途中で、立ち居地が変わったり、本当に演じるキャラクターが逆になったりと飽きさせない内容になっているのは脚本の力が大きいですよね。笑いどころも絶妙なバランスで散りばめられていたのも優秀でした。

ラストは、観た人それぞれによって捉え方が違うとは思うのですが、初見は結構と疑問符が頭の中に沸き起こりました。見終わって時間が経ってからもう一度反芻し直して「あぁ、そういう意味だったのかな」と。最後のヴァンダのトーマスにかける「私は、ここに来たことがあったかしら?」という台詞は、二人で演じていたのは全てトーマスの夢もしくは妄想ということも考えられる。原作『毛皮を着たヴィーナス』では、最初にクジエムスキーがヴィーナス像と夢想して実在するヴァンダという女性と出遭うことから、トーマス自身も同じような体験をしたのではないか・・・なかなか深いですよね。

そして・・・どうしてもやはり語っておきたいことは吾郎の美しさですね。この人は、本当に持って生まれたものに恵まれている。額から目元にかけての彫りの深い顔立ちは、舞台のライトで綺麗に影を作り出します。まっすぐに伸びた膝からの脚の長さに、跪いたときは絵に描いたように美しかった。身体全体のバランスが本当に素晴らしい。そして、高くも低くもない劇場に通る声。翻訳劇は、吾郎にとっても合っている。いろんな演目で舞台の上に立ってくれる吾郎ですが、是非、今後も古典劇や翻訳劇に挑戦してほしいです。

今回、幸運なことに東京、大阪と数回観させてもらう機会に恵まれたのですが少し比較をしておきます。基本は二人芝居なので、やはり東京でのシアターコクーンぐらいの箱の大きさが合う演目だと思いました。大阪もこのぐらいの劇場でやってくれると良かったのですが、そんなに公演回数を取れないことを考えると仕方がないとは思います。それに、大阪では笑いが起こっていた箇所が多いので広い劇場なりの楽しみ方も味わえたのは良かったのではないかと。どちらもそれぞれの良さがあって、両方観れた私は本当にラッキーでしたね。舞台は生もの。そんなに回数観る必要はないとは思いますが、やはり数回は観ておきたい演目でした。とにかく、吾郎の美しさが半端なかったので、それだけで何度も劇場に足を運んでしまったファンの方の気持ちはわかります(笑) 本当に素晴らしい舞台をありがとうございましたと吾郎に伝えたいです。


お知らせ
VENUS企画として舞台へのお花を東京、大阪と贈りましたがそれぞれのお花の画像はいつものようにBBSにてUPさせて頂いております。
参加してくださった方は、吾郎さんへのメッセージを7月7日(日)締め切りとしてお願いしているので、是非、140字以内でまとめて送ってください。
お花の写真、メッセージの詳細はこちらになります。
ご参加、本当にありがとうございました。

| | コメント (33)

祝!舞台『VENUS IN FUR』初日開幕

ようやく待ちに待った吾郎の舞台『VENUS IN FUR』の初日がやってきました。舞台の宣伝番組かあったものの、なかなか記事にできなかったので、ここでまとめて出しておきます。とにかく、もうあと数時間で生の舞台をすでに経験できるファンの方もいらっしゃると思います。そう思うだけでなんだかワクワクしますね。

王様のブランチ
セクシーな演目とは裏腹に、吾郎も中越さんもとっても爽やかでラフな衣装。吾郎はチェック柄のシャツ。この番宣で初めてお二人の並びを見させてもらったのですが、どうして吾郎はどの女優さんと並んでも違和感なく馴染んでしまうんだろう。やっぱり、女子力が高いのもあるのかなぁ(笑) とにかく、二人芝居ということで本当に二人だけで稽古をガッツリやられていると思うので、息が合わないと駄目だろうなぁと思ったのですが心配ないようです(笑)

オープニングから、「中越さんに縛られたり、跪かされたりしているのだとか?」という質問に、「そうなんですよ(笑)」とあっさり認める吾郎(爆) 躊躇も迷いもないのが吾郎らしい。そして、「だいじょうぶですかね、お昼の番組で」というコメント上手も相変わらずです(笑) 今回、舞台の宣伝の前から他の情報コーナーのときにもずっとスタジオにお二人がいて、ところどころコメントを入れたり小窓に映ったりとおいしかったです。東京スカイツリータウン一周年では、一番初めにオフィシャルで訪問したのがSMAPだったことや、「高いところ怖いんですけど」と言ってしまい「今からスカイツリーの話題なのに、盛り下げるようなこと言ってすみません(汗)」と言ったりと気遣いさん。東武動物公園のホワイトタイガーの赤ちゃんの名前募集で、「ゴロー」とフリップに書く吾郎(爆) いや、絶対に吾郎の性格を考えると書くと思った(笑) 結構、動物につけてもいい名前ですしね。

舞台の宣伝では、吾郎と中越さんの「都市伝説」をテーマに進行されました。
稲垣吾郎の都市伝説 『稲垣吾郎は眼鏡をかけたまま眠っている
お仕事はコンタクトをしているけど、家にいるときはずっと眼鏡なのは事実。たまに、間違えて眼鏡をしたままお風呂に入っていって、鏡を見て自分でビックリするのだとか(笑) ここで出ていた言葉が、最後まで引っ張ることになりました。

裸に眼鏡(笑)

想像するとすごくエロい。谷原さんが、すごく気に入られて何度も振っていたのがツボ。吾郎が言うたびに大ウケでしたね(笑) 吾郎自身が眼鏡コレクションとして「物撮り」してきた写真を披露。黒縁眼鏡を何個持っているの?!これだけで店が出せそうなぐらい(笑) なかなか、写真の撮り方が独特でおしゃれです。物撮りが趣味ということで、それならそういう写真集として出して自分の写真も入れ込むというのでもいいよね(笑)

中越典子の都市伝説 『最近、稲垣吾郎を蹴飛ばしている
まぁ、これは、つまり舞台での話ですよね。なんせ、SM要素たっぷりなので。結構、思い切りやらないといけないので、吾郎さんに痣ができていないか、蹴るたびにムッとされているんだろうなぁと心配しているという中越さんに、「全然!そういう話なので」と非常に紳士な吾郎さんで素敵です。マゾッホが書いた「毛皮のビーナス」の翻訳劇。マゾヒズムの語源となった彼の小説を舞台にしたものということもあって、お二人とも体当たりの舞台。そして、二人芝居なので台詞が膨大な量ということで、吾郎は忙しい中だったとは思うのですがすごい記憶力と読解力ですよね。演出家も本場ブロードウェイの方ということで、通訳を入れながらというので大変だったのではないでしょうか。舞台が本当に好きでないと、SMAPである吾郎のスケジュールの中ではできない演目だと思います。

とにかく、ここで初めて稽古中の映像を少し見させてもらったのですが、本当にヒールで蹴られたり、首輪をしていたり、ブーツのチャックをあげていたりと妖しさ満載。オリジナルは、コメディっぽい感じになっていたと思うのですが・・・ちょっと、色艶を濃くした演出なのでしょうか。それも、楽しみにしておきたいと思います。


エン活!
衝撃の二人芝居!
最高に刺激的
最高にスリリング
男と女のパワーゲーム

深夜の宣伝番組だったためか、何かと刺激的なキャッチフレーズが飛び交っていました(笑) 今回、TBSさん主催なのでいろいろ宣伝を入れてもらえてありがたいですよねぇ。雑誌のほうも、もう少し大きく取り上げてもらえるといいんだけど。この番組では、とにかく語られる言葉が役者のお二人の力を感じさせるものが並んでとても嬉しかった。

劇作家であり演出家でもあるトーマス役は、役者でも評価の高いSMAPの稲垣吾郎
若手女優ヴァンダを演じるのは、演技派女優の中越典子。

『VENUS IN FUR』は、オーディションスタジオのワンシチュエーションで転換なしの90分以上しゃべり続ける密室劇。密室で二人きりのトーマスとヴァンダ。「男と女」「夢と現実」「支配と服従」。舞台の見どころは、官能的なシーンの数々。ブロードウェイで絶賛され、トニー賞最優秀作品賞にノミネートされた官能的でミステリアスな舞台。

お二人へのインタビューも充実していました。
出演が決まったときの心境は?
吾郎 「映像でも二人芝居というのはなかなかないが、人のやり取りの原点を感じて挑戦しがいがあるんじゃないかなぁと」
中越 「ブロードウェイでも賞を取っていたり、インパクトもある本なので、ハードルが高くてどうしようとまず思った」

二人芝居の難しさは?
吾郎 「台詞を覚えたり、段取りを覚えたりするので精一杯だよね?(中越さんに)」
中越 「間がそんなになく、会話がとても激しくテンポも速くて難しい」

官能的なシーンは?
吾郎 「すごく楽しくて、やみつきになっている(笑)やるのも、やられるのも」
中越 「(笑) 稲垣さんがブーツのチャックをゆっくりあげる瞬間がすごい素敵でした。稽古場が熱くなった感じ」

舞台の見どころは?
吾郎 「絶対にテレビでは見せることのない二人が見れます。舞台ならではの、かなり刺激的な題材。ちょっぴりエッチで甘く官能的」
中越 「観ていただくお客さんも、絶対にドキドキしちゃう。本当に刺激的」

ここでも、「コメディ」とは二人ともひと言も言わなかった。どうなっているんだろう?! これは、もう初日に観た方の感想待ちということで楽しみにしておきたいと思います(笑)

| | コメント (11)