『LIFE LIFE LIFE』観劇レポ

稲垣吾郎さんの舞台『LIFE LIFE LIFE~人生の3つのヴァージョン~』を観てきました。

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今回はチケットを確保するのが非常に大変でした。ファンクラブで外れてしまったのは大きかったかも。でも、いいんです。関西から赴くというのもあり、何度も観るつもりではなかったので一回でも観れただけで満足です。その代わり、席は最前列頑張った(笑)

なんの前知識もなく挑んだ舞台は、実は今回が初めて。周りからネタバレしようにも、なかなか感想を出すのが難しいとは聞いていましたが、観てなるほどなぁと(笑) これは、観た人がそれぞれ感じればいいという舞台ですね。タイトルどおり、構成としては同じシチュエーションで3つのヴァージョンを4人がそれぞれ演じる。言葉ひとつ、態度ひとつ違うだけで、少し流れが変わる。なかなか面白い戯曲ですよね。

舞台は、『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?』のときと同じ劇場で、円形のステージセンターが回転する設定。観客は、その円形のステージを囲んで観劇するという、いわゆる観客も少し緊張する中(笑)、4人の熱量が伝わってくる熱い舞台でもありました。

吾郎演じるアンリとともさかりえさんが演じる妻のソニアが、子どもを寝かしつけるシーンから。そこに、段田安則さん演じるユベールとその妻のイネスを演じる大竹しのぶさん夫婦が訪ねてくるという設定。このシンプルな設定だけで、3つそれぞれパターンがある。

寝る前の子どもにりんごを食べさせたかで口喧嘩になるヴァージョンがあったり、「もう、寝る前にあげたらダメじゃない」あははうふふ的見ているほうがこそばゆくなるヴァージョンがあったり(笑) ユベール・イネス夫婦は基本的には、お互い皮肉に言い合ったりする関係性だが、アンリ・ソニア夫婦への絡み方が変化する。

結局、それぞれの関係性はどれが真実なのか・・・個人的には、どれもが真実だけど胸の内を表に出すか出さないかで4人の一晩の出来事が変わってしまうものを見せたかったのかなぁと思いました。どのヴァージョンが好きかも、観た人それぞれ違うと思うのも面白い。

とにかく、4人の台詞がテンポよく進み、間の取り方セリフの掛け合い。それだけで、とても惹きつけられる舞台でした。間違いなく、4人誰もがしっかり演技のできる人でないと成立しなかった舞台だと思う。2006年に公演された『ヴァージニア・ウルフ~』で見せてくれた4人の息ぴったりな様子が、この舞台をお洒落で粋な大人の舞台に仕上げてくれていた。

吾郎に関しては、フランス人に負けないぐらいのスタイルの良さ(笑)でステージを歩きまわり、噛むことなく流れるように難しい専門用語や、早口でまくしたてる言葉の数々に感動しておりました。いつものごとく、板の上に立ってスポットライトを浴びる吾郎は、神々しく美しくて✨
息をするのも忘れそうでした(笑) 

吾郎さん、また舞台に戻ってきてくださいね。次回は、どんな役を見せてくれるのかすでに楽しみだなぁ。

 

【お知らせ】

今回の舞台のお花企画にご参加してくださった方へ
いつもと同じように、吾郎さんにメッセージブックをお渡ししたいと思います。掲示板にて詳細を記していますが、140字以内で吾郎さんへ愛溢れる(笑)メッセージを送ってください。締め切りは、5月6日(月)ですので、お忘れなく💓

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『No.9 -不滅の旋律-』 2018 大阪オリックス劇場

舞台『No.9』東京公演に参加したあと、地元大阪公演も当然参加。
そして、今年は吾郎さんのお誕生日も重なり、全国からファンが集まったのではないでしょうか。

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この日は、大阪にも寒波が押し寄せ寒い日となりましたが、吾郎さんと舞台カンパニーとファンとお客さんの熱気で劇場はぽっかぽか。
舞台は、ここで書くまでもなく大盛況。
大阪でのオリックス劇場は東京公演の倍のキャパとなりますが、広すぎるということがなく『No.9』の演目にとても適した劇場だったと思いました。
大音響で鳴り響くベートーヴェンの曲。
最後の「歓喜の歌」では、まさしく感動の嵐。鳥肌が立つほどのクライマックス。
涙して思い切り拍手して手が痛くなったほど(苦笑)

大阪は楽も参加しましたが、アンコールはお誕生日のソワレが一番多く出てきてくれました。
ファンがどうしてもお誕生日のお祝いの言葉を届けたくて、諦めずに何度もアンコールをしていたのでそれにささやかながら応えてくれた気がしました。
この日は、吾郎は共演者の方たちからもお祝いを頂いたみたいで良いお誕生日が過ごせたかな。

楽のカーテンコールでは、いつものように吾郎からコメントはなかったけれど、とてもご満悦の笑顔でお手振りされていて(笑)、満足のいく大阪公演だったのが伺えました。
このあと、横浜・久留米と続きますが、寒さを吹き飛ばすほどの熱量で乗りきってほしいと思います。


余談となりますが、皆さんから頂いた吾郎さんへのお誕生日メッセージを集めたBDブックは、しっかりお誕生日公演の日にプレゼントBOXに入れさせて頂きました。
吾郎さんが皆さんからの愛をたっくさん受け取って、来年からのお仕事の活力として頂けたらなぁと思います。

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『No.9 -不滅の旋律-』 2018 赤坂ACTシアター

No.9』は再演ということでストーリー的な感想は、初演のときにガッツリ書かせてもらったので割愛させて頂きますが、吾郎が言っていたように「キャストが変われば、また違った舞台になる」というのはまさにそうでした。

ベートーヴェン三兄弟は、以前より可愛さが増したのは弟役のお二人のキュートさが前面に出てきたからだと思うし、マリアの凛とした強さは剛力彩芽さんが演じるものだから出てきたものだと思います。ヨゼフィーネとのシーンが前回よりサラリとした感じだったのは、やはり初演の高岡早紀さんの色気がすごかったんだろう(笑)

どちらのキャストが良かったとかではなく、違うものとしてそれぞれの良さがあったように思いました。そして、吾郎はさらに狂気を演じるさまに凄味が増していた。それでいて、声もかれることなく堂々としたベートーヴェンがいて最後の「第九」で胸が震える。今回もスタンディングオベーションで幕を閉じ、なんだかすごい舞台を観てしまったという余韻が残る。

この舞台が始まる前の夏、テレビで『稲垣吾郎、運命に出会う。~ウィーン ベートーヴェンの旅』が放送されました。そこで、演出家の白井晃さんが「最後に向かっての稲垣ベートーヴェンの高揚感はいまでも忘れることができない」と言われ、脚本を担当した中島かずきさんは「新しいものが生まれたなぁと思い興奮しました」と言われた。作品を手掛けたお二人が絶賛した吾郎のベートーヴェンは、観た人ならそれが言いすぎではないことがわかる。

剛くんもコメントを残してくれましたね。「その舞台でしか見れない稲垣吾郎がいるので、僕も観に行きたい」 この言葉のとおり、ファンもこの舞台でしか見られない稲垣吾郎を何度も見たくなる。

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初演のときは1階からしか観劇しなかったのですが、今回赤坂の劇場で初めて2階から観賞させてもらいました。これが・・・いい(笑) 上から見るとステージの後ろの様子もはっきりと見えて、どうしてこのようなセットになっているのかも理解できる。人の動きも全部見ることができるし、その中で吾郎のベートーヴェンがどのように位置するのかもわかる。どこから観ても、舞台の良さを感じ取れるというのは良い舞台だと思う。

吾郎さんはいつからか、舞台の毎公演のカーテンコールの折には必ずコメントをしてくれるようになった。(以前は、千秋楽だけだったんですよね(笑)) でも、この『No.9』だけはできない。それだけ、この舞台での熱量が半端ないんだと思う。比較的、吾郎は切り替えの上手な人だとは思うけど、ベートーヴェンを演じるときだけはすぐには抜けないんだろう。再演を重ねても、それだけ毎回完全燃焼している。

舞台では、相変わらず立ち姿が美しい吾郎ではありますが、あの吾郎さんが髪を振り乱して演じるベートーヴェン、観ないと損しますよ(笑)

東京公演は12月頭まで続き、その後に大阪、横浜、そして最後に久留米での公演があります。まだまだ、これからも素晴らしい稲垣ベートーヴェンを見せてくれそうです。

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『FREE TIME,SHOW TIME「君の輝く夜に」』

2018年、暑い京都の夏を彩ってくれる稲垣吾郎のミュージカル舞台『FREE TIME,SHOW TIME「君の輝く夜に』。

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とても好評で連日満席のようで、新しくスタートをきったあとの初の吾郎の舞台が大盛況で嬉しい限り。今回、地元関西は京都での公演なのに、なかなかチケットが取れず少し残念な気もしますが、それだけ多くの方が観てくださっているのかと思うと良かったなぁと。千秋楽の週末は残念なことに仕事が入っていて行けないので、私の吾郎さんの夏の楽しみは終わってしまいました(笑) と、いうことで舞台の感想をUPしておきます。
(ストーリー構成がわかる箇所も入っているので、いまから観に行く方はご注意ください

今回のミュージカルは、鈴木聡さん演出で2012年から3回続いた『恋と音楽』シリーズに続き、音楽も佐山雅弘さんが担当されています。一度聴いたら、思わず口ずさめるほどのキャッチーな曲でありながら構成は複雑。キュートでいてダイナミック。今回、吾郎と出演されている女性陣3人(安寿ミラさん、北村岳子さん、中島亜梨沙さん)だけの大人の男女のそれぞれの恋愛模様が、一軒のホテル兼ダイナーの一場面だけで演出されている。シンプルなのに、ひとつの作品の中にギッシリとそれぞれの過去と未来が描かれていてさすがだなぁと。

吾郎の歌は、今回また一段と伸びていて低音が心地良いんですよね。今回、吾郎以外は女性というのもあって、さらに引き立つ感じです。初日は少し緊張しているかなぁと思うところもあったけど、その後は回を重ねるごとに伸びやかに歌っていたように感じます。今回、一度ファンではなく友人たちを連れて観劇した日もあったのですが、「吾郎ちゃんって、歌が上手なんだね」と言われたのは嬉しかった。どうやら、SMAPで歌っているときはそう感じなかったらしい(笑) グループで歌っているときは、自分だけのキーに合わせた曲を歌っているわけではないからねぇ。友人たちの中で、吾郎の歌唱力がアップデートできて良かったわ(笑)

大人の恋の物語と謳われているだけあって、コミカルながらもどこか上品さが漂っている舞台でもありました。出演している人たちが全員そうだったからかな。それぞれ、歌い方のタイプは違うのに見事に溶け合っていて素敵でした。第一幕と二幕の間に入るSHOW TIMEがまた素敵で、まさにブロードウェイのミュージカルのよう。4人とも足がスラッとしていて立ち姿が美しくて歌だけでなく、見た目にも華やかで見ごたえがありました。

ミーハーな目線からも感想を書いておくと、最後とても前方での席で観劇できたのですが舞台の上に立つ吾郎を見上げながら見ていたら、改めて吾郎はまさに二次元のようなスタイルで、瞳はキラッキラでちょっと同じ人間とは思えなかったなぁ(笑) それでいて、カーテンコールでのご挨拶は毎回とてもお茶目でファン弄りもしてくれてスマートな人ですよね。

舞台上での生演奏でのミュージカルはとても贅沢。そして、観終わったあとにとても幸せな気分にしてくれました。どの曲もとても好きですが、個人的にはジョージとビビアンの「恋は謎めいて」の出だしのメロディがとても好きで、毎回チキンスキンでした(笑)

秋からは、全然違う吾郎が舞台の上に帰って来る。『No.9~不滅の旋律~』 こちらもとても楽しみです。

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今が一番楽しい

吾郎のミュージカル舞台『FREE TIME,SHOW TIME「君の輝く夜に」』が、8月3日より京都劇場で公演がスタートしました。初日を観てきましたが、とても楽しく夢のような時間はあっという間に過ぎてしまいました。何度か観劇するので、後ほど舞台の感想はUPしたいと思います。

公演に伴い、いくつかテレビ番組で吾郎のインタビューが放送されました。

ニュースシブ5時 / おはよう関西
クリス松村さんが聞き役ということでどうなることかと少し不安だったけど(笑)、ちゃんと舞台の話や吾郎の心境を聞き出してくれて良かったですね。公演前の練習風景も拝めて得した感じでした。

吾郎 「僕の人生の中で思い当たることが(脚本の中で)いっぱい出てくるんですよね。あれ(ジョージ)、僕ですよ(笑)

自分を自分で演じているようで照れると話していた吾郎。確かに、男前でクールな面もあるかと思えば、とてつもなくキュートなジョージは吾郎と被る。女性とのシチュエーションの詳細は置いておいて、女性に対しての言動は吾郎らしいなぁと感じる部分が多かった。さすが、鈴木さんが吾郎にあてがきした脚本なだけはある(笑)

結婚観に関しては、40代になってからいつも同じようなことを話す。「出会いがなくはないけど、タイミングが合わなかった」
そして、結婚する=ずっと一緒にいたいという「結婚」の定義を考えると、そこまで思う人が現れていないという流れは、いままで吾郎とつきあったことのある女性が聞いたら複雑だろうなぁと思うと、吾郎さんって無意識に罪深い人だわねとも思う(笑)

吾郎 「中間管理職的な感じで5人の中でやってきたと、よく自分でも周りの人からも言われたんですけど・・・年が真ん中だったので、自分の感情をむき出しにしてはいけない、周りが決めてから自分も決めるっていうクセがついてきちゃってる」

確かに、SMAPでいるときと個人で出るときとは、吾郎のスタンスは違っていた。グループでいると決断力がない人のように映っていたかもしれないけど、誰もが「俺が、俺が!」だったら決まるものも決まらないし、一人グループで最後にまとまるように考えて行動するような吾郎のような存在はとても大事だったんだと今更ながら思う。

吾郎 「再スタートですから、ゼロになってもおかしくないという気持ちで始めたので、そういった中でお仕事にも恵まれて、好きなこともやらせて頂いて本当に楽しいです、今は

同じことを『おはよう関西』でも話していました。
吾郎 「ほんとに今、充実していますし、思っていたよりも本当にお仕事に恵まれて毎日が楽しいですね。いままで生きていて一番楽しいんじゃないのかなぁって」

今が楽しい。そう断言できる吾郎に安心した。「人生折り返し地点で、新しい道を切り拓いていくべきだった」とも吾郎が語っている。もう、そろそろ事務所に無理やり解散させられたとか、仕方なかったとかファンが言うべきではないんじゃないのかな。新しい道を吾郎が選んで、そして同じように考えた剛や慎吾と今、楽しくお仕事をやらせてもらっていると言える吾郎をただただ応援したい。そして、事務所に残ることになった中居くんや木村くんも自分で決めた道にしっかり進んでいる。それこそが、今のSMAPだと思う。

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『恋と音楽 FINAL ~時間劇場の奇跡~』 渋谷パルコ劇場千秋楽

稲垣吾郎さんの舞台『恋と音楽 FINAL』が、東京は渋谷パルコ劇場で千秋楽を無事迎えました。大阪の観劇から、およそ一ヶ月。東京公演が始まって、たくさんの好評の声を聞きながら仕事に集中して待っていたこの日。素敵な夢の世界へと、またたく間に連れていってくれる空間。嬉しくもあり、寂しくもあり・・・しっかり見届けさせて頂きました。

大阪公演は、まっさらの状態で観たときの驚きと楽しさで満ち溢れていた舞台。東京千秋楽で観たものは、しっかり進化して観客も含めてひとつの作品に仕上がっていた。正直な話をさせてもらうと、もしこの千秋楽だけを観た人がいたら、ちょっとついていけないぐらいの舞台上と観客のノリだったと思う(笑) つまり、なぜここで笑いが起きるのか、なぜここで大歓声になるのかさっぱりわからないから。そういう意味では、個人的には舞台作品だけで話すのなら、大阪で観たほうが楽しめました。

ただ、「恋音」シリーズは、そういうステージと観客との阿吽の呼吸をも含めた上での楽しさが詰まっている作品だと思う。まさに、観客も一緒に作り上げていった舞台であったのではないかと。作品だけならDVDが出れば観ることはできるけど、この作品は進化を楽しみ、カンパニーの一員に観客もなれるのも楽しみのひとつだったのではないかと思いました。それを体験できた吾郎ファンは幸せなんじゃないかと思います。

今回の「恋音」は、吾郎が真飛さんとペアでのミュージカルスター。吾郎演じる修司が今夜の舞台が終われば、真飛さん演じる麗に指輪を差し出してプロポーズする大事な夜という設定から始まる。そこに、劇場に動かなくなった古時計が時を刻むことによって、30年後の修司と麗が「歪んだ形」(笑)で出現することから展開するコミカルなミュージカル。その30年後のお二人を演じた、小倉さんと北村さんがとてもキュートで、そして場をおおいに盛り上げてくれました(笑) 千秋楽では、小倉さんが珍しく台詞を誰もがわかるほどのレベルで間違えて謝っていたり、北村さんが高らかに宣言して吾郎に抱きついたりと大騒ぎとなりました(笑)

最後のカーテンコールでは、吾郎が千秋楽だからと共演者や生バンドの皆さんをステージに呼んで、一人一人丁寧に紹介してトークを回してくれて、貴重な共演者たちのコメントを聞くことができました。とっても良い雰囲気のカンパニーだったことが、ここで改めて知ることができた。盛大な拍手でステージを後にした皆さんを送り出したあとも続くアンコールの拍手。劇場の人たちが後準備をし出している中、吾郎が一人で再び出てきてくれたときは思わず黄色い声が飛んだのも致しかたなし(笑)

とにかくカーテンコールが苦手な吾郎さん。今回の舞台では、ファンにプチ毒披露して「S吾郎」になることで盛り上げ続けてくれたわけですが、千秋楽では「さすがに、ちゃんと話さないと」と通常より時間をかけて挨拶をしてくれることにまず感動。ファンの方がほとんどだとわかっている中での感謝と気遣い。吾郎は、本当に優しい。わかりやすいほどのファンサはしない人ですけど、言葉の端々にファンへの想いが詰まっている。そして、そこを汲み取って理解してついていけるのが吾郎ファンだと思っています(笑) こんなに素敵な人のファンでいることが誇りで、そして何よりも幸せだと思う。

この作品に携わった、鈴木聡さんを始め多くのスタッフ、そして一緒にステージで最後まで熱演してくださった共演者の方々にひと言。不穏な空気がSMAPを包む中、舞台が始まった途端にいっきにファンを幸せいっぱいにしてくれたことに本当に感謝でしかありません。「恋音」シリーズのキュートさを維持しつつ、かっこいい吾郎さんも思う存分見させてもらって舞台チケットはまさに夢の世界へのチケットだった。

そして、吾郎さん・・・本当に本当にかっこよかった 舞台でのエンジェルボイスや低音で響く歌声も、キュートな笑顔も、眉間にしわを少し寄せて素敵な衣装で踊る姿もすべてが本当に素敵でした。この時期に、吾郎さんの舞台があってよかった。これから、何が起こってもきっと不安にならないだろうと思わせてくれた王子様。ありったけの愛と感謝を贈ります。

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『恋と音楽 FINAL ~時間劇場の奇跡~』 大阪シアター・ドラマシティ

稲垣吾郎の恒例ミュージカル舞台『恋と音楽 FINAL ~時間劇場の奇跡~』、大阪初日に観劇してきました。地元大阪、二日間で4公演という日程なので、初日初回となるマチネと、翌大阪楽となるソワレの二回に参加。観終わって、あぁ・・・全公演観れば良かったかなと思わせるほどの作品だった。今から東京で見る予定の方は、期待値MAXにしても大丈夫です。必ず笑顔で劇場を後にできますよ。

とりあえず、個人的感想をあげさせて頂きます。今回は、大阪からの幕開けということで、舞台前の囲み取材がなくゲネプロの様子も事前に流れなかった。本当にまっさらな状態で吾郎の舞台を観たのは久しぶり。毎回、衣装やちょっとしたシーンではストーリーもわからないし問題ないと思っていたけど、まったく知らずに舞台を観るってこれほど楽しめるものなんだと実感しました(笑) 

細かいストーリーは東京千秋楽を観劇したあとにするとして、舞台の全体的な感想だけ今回はあげておきます。
とにかく、笑えます(笑) それも半端なく大笑いできます。強引な設定も気にならないほどうまくできた脚本です。それは、脚本・演出家である鈴木聡さんの力量は当然ありますが、キャスティングが抜群なんですよね。吾郎小倉久寛さん、真飛聖さんと北村岳子さんの対比が脚本の素晴らしさを最大限に表現している。台詞もそこを意識してガンガン入ってくるので、吉本新喜劇を見ているかと錯覚するぐらいで手を叩いて笑う人続出(大阪では、こうやって笑う人が多いので(笑))。とにかく、本当に声を出して笑えます。

吾郎と真飛さんの美男美女カップルはいつものごとくですが、今回は衣装も素晴らしくて本当に王子様とお姫様のようだった。そして、前回同様に北村さんが吾郎との絡みは大げさに表現してくれるものだから、羨ましいを通り越して笑えます(笑) 小倉さんは、着ぐるみのように可愛い(笑) そして、福本伸一さんと杉ありささんもめいいっぱい好演されてます。生バンドは言うに及ばず、こじんまりしているけどとっても贅沢なミュージカルに仕上がっている。

吾郎ファン的には、もう今回の「恋音」は衣装が抜群! どの衣装も本当の王子様のようでため息ものです。特に、最後の衣装は本当に劇場中のため息が聞こえるほどでした(笑) (これに関しては、初回のカーテンコールで吾郎が指摘するほど(笑)) やはり、ミュージカルスター設定というのは大きいですね。ピアノ奏者の佐山雅弘さんが、今回も素敵な曲を作ってくださって、吾郎の伸びのある歌声が聴けます。本当に天使のように澄んでいてうっとり。

そして・・・ダンス。今まではキュートな振り付けが多かったけど、今回は激しく踊るものがあり、衣装の効果もあって本当に吾郎はスーパースター。ちょっと、SMAPの吾郎を思い出すぐらいセクシーでカッコいい! 吾郎の決めポーズがいちいち決まっていて、照明で映し出される眉を寄せた表情も、前髪が乱れるのも存分に楽しめます(笑) もう、とにかく本当にカッコよくて文句なしに恋に落ちます。(いや、もう落ちていると思うのでさらに沼にはまると思う(爆))

今回の舞台は、カーテンコールで吾郎が毎回挨拶をしてくれます。それも、楽しみとなりますね。大阪では、吾郎のファンへの愛ある超絶S発動に悶絶しました(笑) カーテンコールでの吾郎は、まさしく「むかつき御曹司」(木村拓哉命名)だった(笑)(笑)(笑) そして、最後には「ありがとうございました。気をつけてお帰りください」と優しい笑顔で締めてくれる我らがプリンスは、まぎれもなくスターだった。SMAP騒動からの生で拝見した吾郎は、いつものように何も語らず、その存在感だけで私たちファンを安心させてくれる。この時期、「恋音」があって本当に良かった。関係者の皆様、そして吾郎を初めとする出演者の皆様に感謝します。無事、東京での千秋楽が迎えられますように。

【余談】
大阪初日マチネでは、演出家の鈴木聡さんが関係者席で始終ニコニコして前屈みになりそうなぐらい嬉しそうに観劇されてました。
楽には、あの(笑)ヒロくんが奥様と観劇されていた。とてもダンディで素敵な方だった。
そして、吾郎の舞台恒例のカーテンコールでの男性陣の「ブラボー!」の声。今回も圧巻でした(笑)
そして、舞台パンフレットは「買い」です。どのショットも吾郎が素敵すぎて倒れること間違いなし!

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「No.9 -不滅の旋律-」 北九州芸術劇場

稲垣吾郎主演舞台「No.9 -不滅の旋律-」、10月10日に東京は赤坂ACTシアターで開幕し、大阪公演、北九州公演と全28公演をまさしく歓喜の嵐で通り過ぎていった2015年の秋。3つの劇場で観劇できた幸運と、吾郎さんを始め、この舞台に関わった全ての方に感謝を贈りたいと思います。

東京公演観劇後は、まだ観ていない方も多かったため舞台初見の大まかな感想を。大阪公演では、さらに熱の入った舞台に感動した感想をあげました。最後、大千秋楽北九州芸術劇場で観劇した感想は、舞台終了後に改めて感じた感想を。

まず、劇場としては、一番舞台劇場としては内装が素晴らしかったなぁと。多方面において観劇をする上で考えられた造りで格式高いヨーロッパの劇場の雰囲気に一番近かったかもしれない。ベートーヴェンを観る上で、まさしく雰囲気からも盛り上げてくれる劇場でした。上から目線で申し訳ないですが、劇場スタッフ、警備スタッフが一番優れていたのもこの劇場だった。

今回、前日の前楽(ソワレ)と千秋楽を観劇させてもらったけど、演者たちのボルテージが最後に向かってさらに力が入っているのが伺えた。再演も可能性はあるとは思っていますが、とにかく最後楽しもうという気持ちも感じたし、何より皆さんとても幸せそうだった。

座る場所によって、舞台を観る楽しみ方がいろいろあることに気づかされた舞台でした。前方で観る舞台は、まさしく双眼鏡なんて必要ないぐらい舞台から迸る演者の方たちの熱を感じられたし、後方で観る舞台は全体の舞台演出がとてもよくわかった。今回、二階席、三階席で観る機会がなかったのですが、幕間にどんな風に見えるか上ってみたのですが、北九州劇場は上の席からもステージ全体が非常に観やすい造りで、上から眺めるのもいいのではないかと感じた。

メインで演じている周りで、声を出さずに細かい演技をしているアンサンブルの方たちが素敵だった(笑) 意外と笑える細かい演技をされていて、何回か観たあとはそちらもじっくり拝見させてもらった。ひとつひとつの台詞を丁寧に、感情を込めてひとりひとりが演じていたように思う。誰もが主役だった。その中で、表情ひとつで観ている者を惹き付ける吾郎の舞台上での立ち姿と凛とした表情には何度も目が潤んでしまった。素敵とかカッコいいとかそんな次元ではなくて、神々しいものを見たときや素晴らしい歌声を聴いたときに、思わず鳥肌になり涙が出そうになるときってないですか? 吾郎がセンターでスッと上を見上げて立つだけで、毎回そんな気持ちが沸き起こって震えが止まらなくなることが度々あった。それは、SMAPの稲垣吾郎ではなくて、18世紀から19世紀に移りゆく時代に孤独と苦悩の中で自分の音楽だけを信じて生き抜いたルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンだった。

Beethoven このベートーヴェンの肖像画の衣装、今回の舞台で吾郎も着ていましたよね(笑) 最初は、スマートな吾郎がベートーヴェン?!ショパンとかじゃなくて?と思ったけど、癖毛は置いておいて、この確固たる意志の強い一文字に結んだ口角は、ちょっと吾郎の口元に似ていると思いました。

コミカルな部分を適度にばら撒いて、3時間10分を長いと感じさせない中島かずきさんの脚本と白井晃さんの演出には脱帽です。千秋楽では、最後のカーテンコールで吾郎が下手からお二人を招いて観客から大歓声があがりました。お二人とも少し照れていらしたけど、舞台上から見る観客の惜しみない拍手を感じて頂けたのではないかと。あと、舞台とは直接関係ないのですが、吾郎が本当に今回「座長」として素敵だったなぁと。才能に溢れた役者の皆様、ピアノ奏者、コーラス隊を率いて、とてもスマートで包容力も感じ、前には出すぎず全員を称え、誇りをもって紹介する紳士な座長に胸熱です(笑)

一緒に最後まで駆け抜けた演者の皆様の中で、ヒロイン役を演じた大島優子さん。舞台稽古前は、吾郎のことは「SMAPの中ではあまり話さない印象」と言われていたけど、稽古が始まってからは吾郎を見る目が変化していくのが手に取るようにわかった。初舞台の不安を蹴散らして、堂々とした演技にはさすが!と思いました。そして、舞台上ではまさに息のあった二人で、カーテンコールでは手を繋いでとてもキュートなお二人だった。(千秋楽では、最初のカテコで全員を前にリードするときに、まだ他の人たちとワイワイやっていた優子ちゃんの手を探すように上から掴みにいく吾郎にきゅんとした(笑))

ベートーヴェン三兄弟は、最後までとても素敵だった。何度もルイス(ルードヴィヒ)を弟二人が体ごと吾郎を掴みかかって止めるところは、すみません・・・ちょっと、萌えました(爆) だって、全員とても見目麗しく素敵なんだもん。後半は、メルツェル役の片桐さんだけでなく、ヴィクトル役の長谷川さんも可愛いアドリブが入っていたのにも楽しませて頂いた。

最後のカーテンコールでは、感極まって感涙している演者さんたちが多数。それを拝見して、こちらもグッとくるものがあった。吾郎は、最後力を出し切って心地良い疲労感を漂わせていたように思う。なんせ、アンコールの拍手が何度も鳴り止まず、そのたびに駆け足でステージ上に戻ってきてくれるのですが、少し足元がふらふらだったので。(体力ではなくて気力の限界を突破してくれたんだと思う) 千秋楽では、少しだけでも吾郎からコメントがあれば・・・と思っていたけど、今回はマイクなしの「ありがとうございます」で良かったのかもと思った。ベートーヴェンをそれこそ全身で演じていた吾郎は、このままきっとベートーヴェンのままで舞台をおりたかったのかもしれないと思ったので。それほど、今回の吾郎は役に没頭し、何度も涙を舞台の上で流していた。

キャスト、スタッフ全員でつくりあげた舞台。観に行った人の記憶に必ず残る舞台のひとつになったと思う。再演ももちろん希望しますが、吾郎には、またこんな素晴らしい舞台にめぐり合ってほしいと強く感じた。素敵な舞台に心から感謝を。

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「No.9 -不滅の旋律-」 大阪オリックス劇場

稲垣吾郎舞台「No.9 -不滅の旋律-」、地元大阪公演を観劇してきました。いやぁ、実にすごかった。仕事の出張と重なり、地元なのに二回しか観れなかったのが残念だったのですが(今回、なぜかマチネだけという日が大阪は多かったですしね)、東京公演での素晴らしい出来を大阪で見事に繋いでくれましたね。

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赤坂では劇場ACTの表玄関に大きなパネルが設置されていましたが、大阪オリックス劇場ではロビーに入ったところに。外からは何が公演されているのかわからないのは残念な感じ。(ピロティホールも表に大きな垂れ幕が出るので素敵だったんですけど) とは言え、やはり音楽イベントも催される会場なだけあって音響が素晴らしかった。そして、それが今回の演目にものすごく効果を発揮していました。

東京公演では、全体的に舞台を観た初回の感想をおおまかに書いたのですが、大阪では後方の席のときは双眼鏡でガン見をして堪能し、千秋楽では前方で裸眼でじっくり吾郎さまの表情を拝見しました。双眼鏡で見ても、吾郎の目元の彫りの深い顔は影を落として非常に表情が読み取りにくい。もう、欧米人と同じなんだもん(笑) そして、舞台の上の立ち姿のスタイルの良さもあいまって凛として主演のオーラがバリバリだった。

なので、実際に表情まで見て舞台を観劇できたのは千秋楽だけ。もちろん、後方でも二階、三階席でも充分楽しめる舞台だと思います。でも、表情を汲み取って観ているとさらにベートーヴェンの苦悩と孤独がヒシヒシと伝わってきて観ているほうも感情を揺さぶられる。千秋楽での演者さんたちの熱演はものすごくて怖いぐらいでした。吾郎にいたっては、もう汗だくで涙を流し唇を震わせての大熱演で思わず涙がこぼれそうになった。

最後の第九「歓喜の歌」で指揮をするベートーヴェン吾郎。それにあわせて朗々と歌うコーラス隊、共演者の方たち、そしてピアノ奏者お三方も一丸となって劇場を振るわせるほどで、終わったあと3000人近い観客からの「ブラボー!」の声援と大きな拍手に観客席からもその渦に巻き込まれてしまった。本当に無意識にスタンディングオベーションをしてしまう舞台の素晴らしさに心から拍手を送りました。

今回、吾郎はカーテンコールでの挨拶の言葉がないです。それは、どういう理由かわからないけど、あれだけ大熱演したあとに「稲垣吾郎」に戻ってコメントをするのが難しいのではないだろうかと考えた。大島優子さんと手を取り合って笑顔を見せるのが精一杯という感じだったので。二人はお互いを尊重しあって、前に出てこずに毎回二人で可愛くカーテンコールで観客の声援に応えてくれた。吾郎のスタイルの良さも素晴らしいですが、優子ちゃんは、背だけでなく顔も小さくて本当に可愛いお人形さんのようだった。他の出演者の方たちもスタイルいい方ばかりですよね~。

最後に、東京公演でも素晴らしかったけど、大阪ではさらに吾郎のベートーヴェンとしての指揮っぷりが素晴らしくて震えました。身体全体でリズムを取り、全員をリードする堂々とした指揮。表情はとてもクールなのに、熱いものを感じさせる素晴らしい指揮だった。観客に背中を向けているときも、そして振り返って射るような眼で観ているものを惹き付ける様は、まさにベートーヴェンそのもので圧巻でした。

東京に続き大阪でも大好評の舞台だったので、これは再演の可能性が大きいのではないでしょうか。そして、できればDVD化もお願いしたいところ。いままでも、吾郎の舞台のDVD化は要望を出していますが、ジャニーズ事務所の諸事情で舞台の映像化はテレビ放送も含めとても難しいです。でも、これまでも無理だと思ったことに声を出して実現してきたこともあります。何事も声がなければ覆らない。諦めずに再演も含め出していきたいと思いました。

残すは、北九州公演のみ。終わったあとに大きな脱力感を感じるかもしれないけど、最後見届けてこようと思います。きっと、東京、大阪公演同様に大好評で幕を閉じるでしょうね。吾郎が演技で涙するところを、初めて目の前で観た・・・この感動はきっと一生忘れないと思います。

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「No.9 -不滅の旋律-」 赤坂ACTシアター

10月10日に赤坂ACTシアターで幕開けした稲垣吾郎の舞台「No.9 -不滅の旋律-」。私の初日は18日でした(笑)
実際は、東京での二週間強の中で始まりと終わりあたりに行けば完璧だったのかもしれないけど、とにかく関西から東京に向かうのはいろんな面で難しく、そう簡単に行けるわけではない。初日からの好評の嵐の中で自分の中でひそかに高めていた期待、それを見事に花開かせてくれた舞台でした。

No9

舞台の詳細は省きますが、ネタバレも若干入ると思われるので、観るまではあらゆるものも避けたいという方はここからは要注意です(笑)

No9_2 まずは、噂に聞いていた劇場内のロビーでのお花の数。吾郎はもちろん大島優子ちゃんやその他大勢の出演者の方たちへのお花、お花、お花。もう、ロビー中に香り立つお花の匂いにまず圧倒されます。今回、私が観劇した18日に入れ替わりになったこちらの企画のお花はピンクとなりました。

舞台プログラムはVIFと同じくハードカバーでしっかりしていて(今回は色は黒)、写真もモノクロで統一された素敵なものでした。そして、グッズの品揃えがすごかった(笑) 吾郎の舞台でこんなにグッズがあった舞台はなかったのではないでしょうか。Tシャツからトートバックなどなど・・・どれも、意外と可愛い(笑) これは、舞台を観にいけない人のために通販とかあればいいですね。

No9_3 そして、劇場内のカフェで舞台にあわせて特別ドリンクメニューがありました。アルコールとノンアルコールと用意されているけど、どちらも苺を使った赤い可愛いイメージのドリンク。「No.9」の数字をかたどったオリジナルクッキー付きです(笑) 私は、幕間に「ベリーと白ワインのカクテル」を頂きましたが、さっぱりしていて苺の酸味がほのかに加わって飲みやすかったです。

今回の吾郎の舞台は、正真正銘のド・ストレートプレイ(笑) そして、休憩時間を入れて3時間10分の長丁場の舞台の頭から終わりまで吾郎が出ずっぱりで熱演しています。台詞の量も多いけど、それよりもとにかくベートーヴェンの感情の起伏がものすごくて、それを演じるほうが大変だと感じました。舞台上をそれこそ右へ左へと動き回り、セットの椅子を投げ飛ばしたり、たくさんの楽譜のページを宙に撒いたりと目が離せません。

一幕と二幕の間に月日が流れているため、二幕目からはベートーヴェンのウィッグも白髪が混じっているのですが、これがまた素敵でねぇ(笑) とにかく今回の18世紀の衣装が吾郎にとっても似合っているんです。山高帽や長い黒のロングマント。細い腰や長くまっすぐな脚にぴったりとしたクラシックな衣装。女性陣の衣装もとても素敵だったので、衣装を見ているだけでも楽しめます。

吾郎演じるベートーヴェンに深く関わってくる女性は三人。一人は、大島優子さん演じる歴史上では実在しないマリアという女性。彼女がベートーヴェンとやりあいながらも最後まで彼の音楽を愛し、彼を理解して傍にいてくれた女性。そして、高岡早紀さん演じるベートーヴェンが愛し続けた人妻となってしまったヨゼフィーネ。三人目は、マイコさん演じるピアノ工場でベートーヴェンの要望に最善を尽くしてピアノを造っていたナネッテ。どの女性も形は違えど、ベートーヴェンを愛していたことに変わりなく、それぞれの想いが切なく美しい。

もちろん男性陣が演じた役も素晴らしかったです。ベートーヴェンの弟を演じたJONTEさん、加藤和樹さん。この三兄弟が並ぶと見目麗しかったですねぇ(笑) どの方もとにかく素晴らしかったので書いていくとキリがないのですが、これだけは残しておこうと思ったのがいろんなアイデア品を持ってきてくれるメルツェルを演じた片桐仁さんが、とにかくあらゆる場面で笑いの部分を請け負ってくれて盛り上げてくれたこと(笑)

耳が聞こえなくなってきたことを自覚しながらも、頭に鳴り響く音楽を形にするために苦悩するベートーヴェン。誰かがいる前では強がって悪態をついたりするけれど、一人になったときの苦悩はすさまじく吾郎の渾身の演技に観ているほうもシンクロしてきます。誰もが最後の「第九」の合唱には感動すると思うのですが、個人的にはもちろんそのクライマックスには鳥肌でしたけど実際涙ぐんでしまったところは、マリアが会話帳でベートーヴェンと対話をすることに決めてそれをノートに書いてベートーヴェンに見せる場面でした。

あなたは最低の男です。でも、あなたの音楽は最高です

マリアはきっとベートーヴェンを愛していたんだろうなぁと。でも、音楽で立ち直ってほしかったので敢えてその気持ちは出さずに彼を奮起させたんだろうと。あくまで個人的な見解なので、この辺は観た人それぞれが考えてくれればいいと思います(笑)

友よ、音楽は終わらない!

このベートーヴェンの声と共に最後の「歓喜の歌」での大合唱が鳴り響く劇場は、本当に鳥肌ものです。吾郎の堂々とした、それでいてもの悲しいベートーヴェンの指揮はそのときその場所に自分もいたのではないかという錯覚を呼び起こす。そして、心から自然に拍手が沸き起こる・・・そんな舞台でした。実にすごい舞台だったと思います。白井さんの演出は、海外の舞台のように無理なく場面を変化させ、イチから舞台の脚本を作り上げた中島さんに敬意を表します。

脚本、演出、音楽、出演者たちが完璧に揃った中で、堂々と自分なりのベートーヴェンを演じきった吾郎に感動。演目を聞いた瞬間に、吾郎はきっとやってくれるとは思っていたけど、期待以上のものを見せてくれた。カーテンコールで観客から大声援を浴びてやっといつもの吾郎らしい笑顔を見せてくれて、「あぁ、そうだ・・・これは稲垣吾郎が演じていたんだなぁ」と思い出す、そんな素晴らしい舞台だった。

大阪での公演では、きっとまた進化しているでしょうね。そのときを楽しみにしておこうと思います。


【お知らせ】
こちらの「運命のお花企画」にご参加された方へ
11月18日締め切りで、吾郎さんへのメッセージアルバムに載せるメッセージを募集しております。
140字以内のごくシンプルなメッセージですので、是非忘れずにご参加ください。
詳細は、BBSのこちらに記載されております。
よろしくお願いします。

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