夕日を見つめる横顔

ゴロウ・デラックス (2017年12月14日放送分)

ゲスト:清川あさみ

今回のゲストは、作家さんではなくアーティスト。素敵な作品で写真集を出されてのご出演です。

女性採集」と名付けた、女性の写真に刺繍をほどこす作品は14年続いており、およそ200名の女性の作品を手掛けたそう。作品のイメージは佇まいを写真や動画を見て膨らませ、SNSなどを拝見して内面も掘り下げて分析。男性は、歴史上の人物になぞらえ刺繍をほどこしたシリーズがあり、モノクロの写真が多い。

人物だけでなく10年前から絵本の作成も手掛け、名作を現代アートで蘇らせる試み。

第278回課題図書 『千年後の百人一首』  最果タヒ詩・清川あさみ作

Photo 千年前から伝わる百人一首をモチーフに絵札の部分を清川さんが制作。歌の部分は、SNSを中心に活動し詩集が映画化されるなど若者たちから支持を集める詩人、最果さんが書き下ろし。現代の感性と言葉で読み解かれた新しい百人一首。

スタジオに何点か実際の作品を持ってきてくれて説明してくださるのですが、その前に率直な感想を述べる吾郎の感性が清川さんと同じ。さすが、若い頃から美術館などで美を見てきた吾郎だなぁと感心。

詩を担当された最果さんとは、作品について一切打ち合わせはしなかったそうですが、見事に清川さんの作品と合っているのはやはりこのお二人も感性が似ているんだろうなぁと思いました。

吾郎 「ロマンチックだなぁ、昔の人は」
清川 「あれ?!昔の人はですか(笑)?」
吾郎 「でも、ずっと引きずっている恋とかあるよね」
清川 「ありますか?」
吾郎 「ある、ある、ある。別のフォルダーに収まってるよね」
外山 「別に後悔しているわけじゃなくって、っていう意味ですよね?」
吾郎 「でも、それが成就していたら、今の自分はいないわけだし」
外山 「なるほどねぇ・・・吾郎さんが出家する日が来るかもしれないですね」
(百人一首の道因法師が八十歳で詠んだ歌の話から(笑))

そして、吾郎さんの頭の中をのぞいてみたいなぁという気持ちで吾郎のイメージ作品も作ってもらうことに。それに先駆け、清川さんから吾郎にお願いが。
「今、もっとも美しいと思っている人か、モノか、一日を写真で切り取ってきてほしい」

見てすぐにキレイ!と思うものではなく、「なんでキレイなんだろう?」と深読みしそうな写真がいいという意外と難しいお題(笑)
そして、収録後4週間が経ったあと、写真を提出した吾郎のイメージ作品が番組に届く。

12142mpg_20180108_191610995 吾郎が選んだ写真は、長野県のゴルフ場があった場所から見た夕焼け。(例の場所ですね(笑))

この写真に刺繍を入れていくアトリエの清川さんのVTRが流れ、吾郎から写真を受け取ったときはすぐに「イメージどおりだな」と思われたそう。「自分がキレイだなと思うものには、光が当たっている。光は影があるから美しいんじゃないかと話されていた」ということで、その吾郎の言葉を受けたまま作品を完成してくれました。

作品名 『ゴロウさんの自画像

12142mpg_20180108_191645927

吾郎の横顔が映し出された作品、とても綺麗です。
吾郎 「なんかこういう気持ちで夕日を見ていた僕の表情」

「清川さんとすごく共鳴しあっている感じがして嬉しいです」と感想を述べる吾郎。やっぱり、感性が似ているのかもしれないですね。

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イケメンは死んじゃいます(笑)

shine2018年 明けましておめでとうございますshine

クリスマスはおろか、年末になってもブログ更新がなくそんなに風邪が長引いているのかとご心配してくださった方もおられるかもしれませんが(笑)、すっかり完治しのんびりと過ごさせて頂いておりました。クリスマスには、もうひとつの沼の全日本選手権で感動の涙を流し、孤軍奮闘で自分と戦う氷の王子を応援しておりまして(笑)その映像のリピが止まらず、年末年始は久しぶりに自堕落な生活をしてネットを開けることもせず・・・はい、今に至ります(笑)

そんな中で、「新しい地図」の会員証と第一回目の会報を受け取り一人にやけるという周りから見ると少しおかしな人になりながらも、吾郎さんの美しさを愛でる日が続いてレポができず、一旦筆が止まると元に戻すのはなかなか難しいというのを学びました(笑)

少し遅すぎますが、「ゴロデラ」はレポを落としたくないので続きから書かせて頂きます。「72時間」や吾郎さんゲスト出演の番組は、かなり遅くのレポとなりますが、萌えいっぱい落とすので許してください(笑)


ゴロウ・デラックス (2017年12月7日放送分)

ゲスト:西村京太郎

どうやら、いつもより人が多いスタジオだったみたいで、さすがトラベルミステリー界のレジェンドの出演です(笑)

第277回課題図書 『十津川警部 予土線に殺意が走る』  西村京太郎著

Photo 世界的イベント開催者、東海元(はじめ)と、そこに渦巻く陰謀を描いたトラベルミステリー。事件の謎を解くカギは四国の予土線「ホビートレイン」。

外山 「これ(ホビートレイン)乗りたいですもん。四国行ったら」
吾郎 「四国・・・一緒に行く?
外山 「何、言ってんですか?!行きます?これ、乗りに」
吾郎 「四国、行きたいと思った」

吾郎さ~ん、外山さんだからサラリと流してくれるけど、普通の女性なら本気にするぞぉ(笑) 自然に罪深い人ですよね(笑)

主人公の東海元は、西村先生によると40歳代らしく「僕なんかどうですかね(笑)?」と軽く自分からアピールする吾郎(笑) 「あ~、いいなぁ。ドラマのプロデューサーが来ているから頼めばいいんじゃない?」とこれまた軽くOKする西村先生。是非、お願いしたいものです。

西村先生のいままで世に出た著作は596作品。累計発行部数は2億。全国の鉄道を乗りつくしたからこそ書ける緻密な列車トリック。40年にもわたって作品を出し続けられたアイデア術とは。

・ 小説のネタ集め - 毎年、11月に12社の出版社の人たちに集まってもらって2社ごとに各地方へ二泊三日で取材旅行。
ネタのために列車の中では死体置き選びなどの調査のために怪しい人に(笑)

・ トリック作成 - 時刻表は必需品。売れるためには、わざと間違えを作り鉄道ファンのクレームで盛り上げてもらう(笑)

発行部数2億部の西村先生は多趣味。運転免許がないのにロールスロイスを買ったり、熱海の実家にスタッフが伺うと書斎には時計やライカのコレクションがガラス棚にぎっしり。人生楽しまれている様子が伺えます。

多忙な西村先生が、なんと「ゴロデラ」オリジナル短編小説を書いてきてくださったので吾郎と外山さんで朗読と撮影した映像が。これは、すごい(笑) しかし、主人公である吾郎は最後殺されるという悲劇。

吾郎 「僕、死んじゃいましたね(笑)」
西村 「イケメンだからね。イケメンは癪に障るんだよ(笑)」
外山 「だから、殺されちゃった(笑)」

西村先生、お茶目だわ。まぁ・・・確かに、吾郎は超イケメンheart04だけどっ(笑)!

何気に見ていたけど、すごい方がゲストだったんですよね。この番組、終わらせたらあかんよ、絶対に(笑)

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真の男とは?

申し訳ない、申し訳ないです、レポが滞っていて(苦笑)
わたくし、人生で経験しなかったひどい風邪に見舞われまして、生まれて初めて「風邪」で病院に行きました(笑) 内科で処方してもらった薬が効かず、耳鼻科にまで行き一週間薬を飲み続けるもずっと微熱が続くという悪夢のような一週間を過ごしました。
その一週間のうちに、吾郎さまの誕生日と名古屋ガイシホールでのイベント(笑)を迎えたのにもかかわらずテンションだだ下がりでした(爆)

そんなこんなでブログでのレポがUPできない中で、吾郎さんのラジオ「編集長 稲垣吾郎」の初生放送!
雑誌祭りに、CM2本の発表と続き寝込んでいる場合ではないと(笑) 「72時間ホンネテレビ」は世紀の大改革なので追ってレポは必ずあげるようにします。

言い訳大魔王になる前に(笑)、溜まってしまっている通常「ゴロデラ」のレポをあげていきます。


ゴロウ・デラックス (2017年11月30日放送分)

ゲスト:みうらじゅん・田口トモロヲ(ブロンソンズ)

オープニングトーク
外山 「男気ってどんなイメージですか?」
吾郎 「僕にまったくないものです」
外山 「ないですか(笑)?」
吾郎 「男気があると言われたことはないです」

まぁ、パブリックイメージはそうでしょうね。でも、吾郎は真の意味で男の中の男ですよ。いわゆる、一般のイメージでいう屈強の男という人ではないですが、メンタルは強く、信念を貫き、他人に優しく自分に厳しい「漢」でございます(笑)

第276回課題図書 『男気の作法~ブロンソンならこう言うね。~』  みうらじゅん・田口トモロヲ(ブロンソンズ)著

Photo 世界一の男気を誇った伝説のハリウッド俳優、チャールズ・ブロンソンに憧れる著書二人が、お互いの悩みに対しブロンソンになりきって男気たっぷりに答えるお悩み相談をまとめた一冊。

チャールズ・ブロンソンは、1960年代、世の男性誰もが憧れた男の中の男。マンガ『サザエさん』や『ブラック・ジャック』にも登場したすごい人なのだ。吾郎も外山さんも彼のことはよく知らない。吾郎にいたっては、銃を撃ちまくっていた俳優はクリント・イーストウッドなんですよね。私は、父親がブロンソンの映画をよく見ていたので存じ上げています(笑)

ゲストのお二人がブロンソンに嵌ったのは、中学時代に大ブームが来たのがきっかけ。
田口 「(吾郎に)あれ?なんか顎についてますよ?」
吾郎、思わず顎をさする)
みうら・田口 「ん~、マンダム」(ブロンソンの「マンダム」のCMより)

これは、当時誰もがやった茶番劇(笑) これは、さすがに吾郎も外山さんも知っているもよう。
日本で大ヒットしたCMの映像が流れますが、CMというよりは一本のイメージビデオ(笑) テンガロンハットから水をザバッ~と顔に被る映像を見て、みうらさんが「テンガロンハットって、水が10ガロン入るところからついたみたいですよ」には、思わず「へ~」ボタン連打でした(笑)

こんなに大ブームを巻き起こしたのに、まったく後世に語られないのでお二人が世界に広めていこうと思って組んだのが「ブロンソンズ」。NO LIFE NO BRONSON(笑)(笑)(笑)

ブロンソン五箇条
一、外見を超える男気を持て
けっしてハンサムではなかったブロンソン。そこがいい。
みうら 「朝起きて、あの顔になってたらどうします?」
吾郎 「いやぁ~、芸能界にはいられない」
しかし、映画『さらば友よ』では、世界一の男前と言われたアラン・ドロンと共演し、彼をくってしまうほどの存在感をアピールしたらしい。

一、仕事は選ぶな
年をとっても、路線変更せずアクションひと筋を貫き通した

一、女房を愛しつくせ
一、ファミリーは命をかけて守れ
愛妻家で、自分の出演した映画のヒロインは必ず妻のジル。後に音楽担当は自分の息子。「公私混同」の走り(笑)

一、たまったら出せ
本気で恋をしろということ・・・はぁ(笑)?! 

ユニット「ブロンソンズ」の活動は、飲み屋活動(笑) 都内の中古ビデオで買いあさり、自分たちで貴重価格をあげる本末転倒さ(笑)
みうら 「テレ東のブロンソン特集では、僕ら解説までやってる」
吾郎 「ほんとですか?! それ、ちゃんと頼まれてやったんですか(笑)?」
みうら・田口 「いやいやいや、それ、おかしいじゃないですか(笑)」
吾郎さん(笑)(笑)(笑)

あとは、「チャールズブロン葬」を命日に慣行。ライブハウスで信者を集め、仏式でおこなったらしい。
吾郎 「お客さんもいらして?二人だけではなくて?」
みうら・田口 「それ、おかしいでしょ(笑)」
吾郎さん(笑)(笑)(笑)

本の中でも書かれているお悩み相談。ブロンソンになりきると、友達にも言いにくい本音が言えるようになるとお二人。
吾郎 「でも、自分がブロンソンになれるんだったら、自分の悩みは自分でそもそも解決できそうですけどね」
みうら・田口 「・・・」
吾郎さん(笑)(笑)(笑)

みうらさんは、今回で3度目の「ゴロデラ」ご出演ですが、毎回思うのは遊び心がいっぱいなんですよね。そして、同じような人が集まってくる。飲んでくだらない話をしてひとつのことをつきつめる。そうやって生きていけば楽しいだろうなぁと思えました。他人からしたらくだらないことでも、スタジオで全員とても楽しそうで微笑ましかったです(笑)

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DIYの醍醐味

ゴロウ・デラックス (2017年11月23日放送分)

ゲスト:竹若元博(バッファロー吾郎)

今週の「ゴロデラ」は、外ロケでございます。それも、ちゅんちゅんと爽やかな鳥の声をBGMにスタート(笑)
DIYで夢のマイホームを建ててしまった方の家前。吾郎がインターホンを鳴らすと、これまた爽やかにマイホームから登場。
吉本興業の芸人さんである「バッファロー吾郎」のことは、ずっと気になっていたと話す吾郎。さてさて、どうなることやら。

第275回課題図書 『家は自分の手でつくる。』  竹若元博著

Photo 自宅の内装のほとんどを竹若さん自身が手がけ、DIYで約500万円分もの建築費を節約し、こだわりのマイホームを実現。

子どもさんが大きくなると住んでいた家が手狭になるので家を買おうと思ったときに、都心は高いので郊外でDIYで作ってしまえ!と考えたのがきっかけ。仕事は都心なため、家との往復で時間を作ってDIY・・・好きじゃなきゃ、できないですよねぇ。

11231mpg_20171125_015052655 さっそく、そのお家へおじゃましてみると・・・まず、玄関を入ると階段意外は竹若さんが手がけた土間が表れます。木の素材を活かした開放感のある玄関で素敵です。竹若さんは文化教室に一度通い、家の壁を自分で塗る術を取得。

キッチンは奥様の要求をすべて入れ込んで作ったそうで、まずは使いやすい高さにキッチン台を設定。水回りはあえて錆で味が出るように鉄製。コンセントは足元ではなく、シンクの横に設置。コンロ周辺の壁は、飛び散った油が模様になるレンガ作り。

11232mpg_20171125_021551540 コストダウンのためのテクニックは、家の中のドアの数を減らすこと。サニタリーへの境目は引き戸。外山さんが「これ、いいわぁ~」と感動。そんな様子を見て、思わず笑ってしまう吾郎。まるで、新しい家探しをしにきた夫婦のよう(笑) トイレにもドアはなく、サニタリールームへの引き戸が閉まっていれば使用中の合図なのだとか。そして、洗濯機の横には外に出ていけるウッドデッキ。すぐに干しに行ける奥様の動線を考えたやさしい造り。

このウッドデッキで使用している木はとても固く、ビスを打つのに3工程が必要。吾郎のマンションも同じウッドデッキで、最近修繕工事があってものすごく時間がかかっていて「なんで、こんなかかるんだろう?!」と不思議だったのが今、ここで解明した模様(笑)

2階にあがると、廊下を利用して本棚を壁に埋め込んだ書斎が出現。趣味のフィギュア棚も同じく壁に。仕切りの板は高さを変えられるように設定してあるのが優秀で、吾郎が「整列フェチには堪らないですねぇ」と感動(笑)

子ども部屋は、天井も高くて広い空間。もう少し大きくなると二人の子どもさんがそれぞれの部屋に分かれられるようになっているというこだわりよう。良い夫、良いお父さんだなぁ。

吾郎も不器用なりに一度やってみたいということで、2階のクローゼットとトイレの見分けがつくように、トイレの表示看板を作ってほしいと竹若さんからリクエストが。作業用エプロン姿になる吾郎さん、とっても素敵ですheart

作業① デザインを決めて板に下書き (シンプルなデザインを意外と躊躇なく引く吾郎)
作業② ドリルで頭の部分を削る (吾郎 「ドリルなんか使ったことない」(笑)(笑)(笑))
作業③ 体の部分をくり抜く (これが難しそう)
作業④ いらない部分をカット
作業⑤ ヤスリで削る
作業⑥ ニスで色塗り

11232mpg_20171125_023332665 不器用だと自分で認識しながらも、やると決めたらとことん真剣に一生懸命に作業する吾郎。こういうところは、昔からひとつも変わっていない。シンプルなデザインとニスだけの色塗りが味わい深い作品になって、お世辞抜きで家の雰囲気に合っています。

最後に器用さで言うなら、吾郎さんよりダントツで優れている(笑)親太朗くんの消しゴムはんこ披露。ほんと、どんどん上手になる親太朗くん。きっと、かかる時間も短縮されていってるんでしょうね。

吾郎 「尊敬するよ!」
親太朗 「えっ?!4年目にして(汗)?」
吾郎 「今日わかったよ、山田くんの偉大さが」

吾郎と外山さんも素敵ですが、この二人も微笑ましい(笑)

DIYと言えば、男性の趣味という感じですが・・・見ていると、確かにやってみたくなりました。家を作るのは気が遠くなるけど(笑)

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いまだからこその純愛

ゴロウ・デラックス (2017年11月16日放送分)

ゲスト:ビートたけし

どうやら、今回はスタジオの雰囲気が違うようで(笑) ゲストの方の威圧感(笑)? でも、そこは「ゴロデラ」なので、ちゃんといつものように「小説家」としてお招きして番組は回ります。

第274回課題図書 『アナログ』 ビートたけし著

Photo 純愛をテーマにした本作は、出版されると10万部の売り上げを突破。

テレビや映画の頂点を極めた著者が、なぜ純愛をテーマにした小説を書こうとしたのか。

いままでにも、50冊ほど本を出してきたたけしさんですが、実際は自分が話したものを文章におこしてもらっていたので、今回の作品が実質的には自分で書いた初めての作品。きっかけは、同じ芸人の又吉さんが「火花」で芥川賞をとったことに触発されたとたけしさんは言っていますが、本当にそうなんだろうか(笑)

たけしさんが撮る映画はバイオレンスなものが多く、周りから「男と女の話がない」と言われていた。映画の脚本として「アナログ」のようなものがあったので、それを本にしようと思ったのが恋愛小説を書くきっかけになったのだとか。実際やってみると、映画で10秒で撮れるシーンを文章にすると1ページは軽くいってしまうことに大変な作業になったそう。

スタジオに、実際にたけしさんが手書きで下書きしたノート4冊を「自分が本当に書いた証拠品」として持ってきてくれました(笑) ノートにビッシリと書かれた文章。これを、まとめて一冊の本にするだけでも大変そうです。

プラトニックな恋愛を書いたのは、現代の恋愛がネットやLINEなどで連絡を取り合うつまらなさを感じ、連絡を取るにも考えなきゃいけないアナログ時代の恋愛を書こうと思ったら自然とプラトニックな内容になったもよう。

吾郎と外山さんで朗読した箇所には、たけしさんの女性観もつまっています。たけしさんにとって、女性は「母親であり菩薩であり天使である」、そんな存在。自身がマザコンだったと認めるたけしさんは、意外と女性に純粋な人なんだろう。

最後に、新しく転機を迎えた吾郎にアドバイスをくれたたけしさん。

たけし 「あらゆるものは転機で、人類だったら死ぬことで、消滅と生まれ変わるのを繰り返す。転機も同じようなもので、いっぱいあったほうがいいと思う。転機があるっていうことは、進化している証拠。ありがたいしチャンスだと思い、今、いいとこに来てると思ったほうがいいんじゃない

たけしさんは、たまにテレビで見かける吾郎へのコメントに正直不愉快になったことはあります。だけど、とてもいいことも言ってくださったりする。本音はどちらにあるのかわからないけど、もともとは照れ屋の人で真面目に人を褒めることが苦手なのかもしれない。そんな人が、今の吾郎に良いアドバイスをくれたことは感謝しかありません。

アナログ」で吾郎さんが演じるなら何がいいか聞かれたたけしさんが、「主役の男性じゃないの?」と言ったところが放送されなかったのは残念だったなぁ。

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ドラえもんが結ぶ信頼関係

新しい地図の「72時間ホンネテレビ」すごかったですね。
木曜の夜9時から始まったAbemaTVでの生放送。録画できなくて見れなかったコーナーもあると思いますし、物申したいところもあったとは思うのですが(笑)、楽しめた方は多かったのではないでしょうか。残念ながら、放送時の週末は休日出勤でほぼ見られなかったので、AbemaTVで追って動画が放送されているのを見てから、ガッツリ感想はあげさせて頂きます(笑)


ゴロウ・デラックス (2017年11月2日・9日放送分)

ゲスト:むぎわらしんたろう

「ゴロデラ」が二週に渡ってお送りするドラえもんの世界。オープニングに吾郎と外山さんの頭上にはタケコプター(笑)

その小芝居の中に爽やかに入ってこられたのは、漫画家のむぎわらしんたろう先生。むぎわら先生は、ドラえもんの生みの親である藤子・F・不二雄先生の最後の弟子。F先生が亡くなったのは1996年。しかし、むぎわら先生はF先生の遺志を引き継いでドラえもんの新作を発表し続けた方なのです。

今回のロケは、川崎市にある藤子・F・不二雄ミュージアム。ミュージアムにはF先生が描かれた貴重な原画や作業道具や作業机が展示されています。F先生が46年間で手がけた作品は合計330作。累計発行部数は、国内だけでも1億5000万部! むぎわら先生がF先生のアシスタントを始めたのは、ドラえもんの連載開始から19年目の1988年。

自分が幼少の頃に見ていたアニメの原作を、まるで絵画を鑑賞するようにジッと見る吾郎の美しさ(笑)

漫画の中のドラえもんには、よく見ると縦の線が描かれている。大きさによって、定規で調整して手書きで毎回描かれていたらしく気が遠くなりそうな作業。色をつけるようになると、ドラえもんの水色着色は水彩絵の具を使用。とても、珍しいそうです。

第272・273回課題図書 『ドラえもん物語 ~藤子・F・不二雄先生の背中~』 むぎわらしんたろう著

Photo 最後の弟子である著者が綴る、F先生との感動のエピソードやドラえもんのヒミツが詰まった一冊。むぎわら先生がF先生のアシスタントになったきっかけは、子どもの頃から好きだった『ドラえもん』を読んで漫画家を目指し、1987年19歳のときに藤子不二雄賞を受賞し憧れのF先生と対面。そのころ、藤子不二雄がコンビを解消し、編集部よりF先生のアシスタントを打診され、藤子プロに入社。

吹き抜けの壁に設置された本棚に並べられた大量の蔵書は圧巻です。そして、貴重なむぎわら先生自作のスクラップブックには、アシスタントで背景を担当したときに、以前の作品から「野比家」「しずかちゃんの部屋」「スネ夫の家」「ジャイアンの雑貨店」などを貼って参考にしたそう。

外山 「ドラえもんやったら、吾郎さん、のび太くんですね」
吾郎 「うん、そうかも。自分はジャイアンにはなれないし、出木杉くんでもないし。なんにも自分じゃできないし」
外山 「のび太くん・・・優しいのび太くん」
吾郎 「なんか、褒められてるのかなぁ」
外山 「うん、褒めてますよ」
吾郎 「まあね、しずかちゃんと結婚できるもんね

そこ(笑)?! 確かに、吾郎ならのび太をうまく演じそう。

むぎわら先生は、1994年にはチーフアシスタントに。任されるものが多くなったとは言え、F先生がこだわって好きなものには注文は多かったのだとか。恐竜のディテールにはうるさかったらしい(笑) 自分が漫画家だと考える。SMAPの漫画を描きます。アシスタントに背景は任せたとしても、吾郎の服には「それは違う!」とダメ出しをしそうな自分が簡単に想像できて納得(爆)

1996年、むぎわら先生のもとに届いたF先生の訃報。連載途中だった『のび太のねじ巻き都市冒険記』は、F先生が描かれた下絵だけの段階でむぎわら先生たちアシスタントの方が仕上げたそうですが、F先生の描きたいものがラフな下絵だけで伝わるという信頼感に感動しました。

最後にF先生が作業机に残された第3話の下絵全ページとアイデアノートを見せてくれるむぎわら先生。貴重という言葉でも言い表せられないほどのもの。アシスタントと編集者の方たちしか見れないものですよね。

吾郎 「すごくない?!全国放送じゃない?今夜」

本当にそう思います。これが全国放送でないって、ちょっともったいなさすぎて放送できないローカル局を恨むレベル(苦笑)下絵はラフすぎて普通の人には、それぞれのキャラクターの台詞も省略されていてさっぱりわかりません。でも、むぎわら先生にはひとめでF先生が何を描きたかったのかわかったというのに鳥肌が立ちました。

吾郎 「心に寄り添っていくってことですよね。(下絵を)見ただけじゃわかんないもん、やっぱり」
そして、突然・・・
吾郎 「わかった!あのゴミ箱だ!(F先生の机の横のごみ箱には、書き損じた原稿を破り捨てていたものが捨てられていて、むぎわら先生にとっては宝物だったらしい)いつも、このぐらいの状態の原稿を持って帰ってたんだ!絶対、そうだ!」
外山 「金田一さんになってますけど、だいじょうぶですか?」

親太朗くんの、むぎわら先生とF先生の顔が並んだ消しゴムはんこも最高でした。
頭から終わりまで、優しさに包まれた内容だった。F先生の遺志を引き継がれたむぎわら先生の優しさ。『ドラえもん』がどうして感動できる作品になっているのかわかった気がしました。

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SFの中のリアリティ

ゴロウ・デラックス (2017年10月19・26日放送分)

ゲスト:松本零士

二週に渡り放送された「伝説の漫画家シリーズ第5弾!! 」。今回のゲストは、大ヒット作品『銀河鉄道999』や『宇宙戦艦ヤマト』を世に送り出した松本零士先生。いろんなエピソードをお聞きして「へぇ~!」の連続でしたね(笑)

漫画家の方の自宅兼仕事場を訪問する恒例のロケ。あれ?!吾郎さん(笑)? 夜の『零時社』の前でなにやらコスプレ中。『銀河鉄道999』のキャラの扮装をしたお二人。メーテルと鉄郎なのはいいのですが・・・メーテルが吾郎(笑) いや、確かにシルエット的には間違っていない(笑)
吾郎 「普通、逆ですよ」
外山 「ほんとですよね。でも、似合ってますよ」
吾郎 「延々とこんな仕事してるからね。もう動揺しないから。でも、ちょっと久々で、こういう女装嬉しいわheart

第二百七十・二百七十一回課題図書 『松本零士 零次元マンガの描き方』 松本零士著

Photo 著者がマンガの極意を描いた一冊。最初のヒット作品は、1971年に連載された四畳半のアパートに暮らす男たちを描いたギャグ漫画『男おいどん』。その後、1974年にはアニメ『宇宙戦艦ヤマト』の制作に参加し大ヒットを記録。1977年には『銀河鉄道999』の連載を開始し、またたくまに大ヒットとなりアニメ化される。

まずは、『零時社』の様子をレポート。庭に置かれた大きな車輪は、松本先生が上京したときに乗ってきた蒸気機関車SL-D51(通称デゴイチ)のもの。次に車庫に案内されて見せてくれたものは、先生が大事にしている日本への輸入第一号の1960年代クラシックカー・モーガン。

Photo

とにかく、松本先生には好きが高じてこだわりのものがいっぱい。玄関ドアには、映画フィルムのリールを見立てたデザイン。応接間には飛行機の喫煙灰皿がついたビジネスクラスのシート。そして、ショーケースにおさめられたたくさんの戦闘機プラモ。ここで、想像どおり食いつきまくりの吾郎(爆)

ロケを忘れる43歳(笑)(笑)(笑)

他にもいろいろ出てくる、出てくる。時計のコレクション。小学生のときに描いた漫画作品。アニメーションを作りたくて自分で製作した映写機。この映写機は、手塚治虫先生の『鉄腕アトム』の第一話が制作されたときに使われたそう。

松本零士 漫画の極意 その①
SFにおけるリアリティ」 
SFという空想のストーリーながらも、細部にはリアリティを追求。戦艦ヤマトに関しては、実際の設計図をもとに描かれている。

松本零士 漫画の極意 その②
絵のディテール
作中に出てくる計器類は、海外では「レイジメーター」と言われるほど注目されている。さらに、未来都市の描写は先生の憧れが反映されている。

松本零士 漫画の極意 その③
美女
子どもの頃から美女を描きたかったという先生は、特に強い美女への強い憧れがあった。少女漫画雑誌から、男性の漫画家が締め出され、少年漫画はすでに重鎮の漫画家の先生たちがいたので、新しく生まれた青年誌へ活動を移したのが、美女を描きだしたきっかけだったのだとか。

吾郎も松本作品に出てくる強い女性キャラはタイプだそう。(そうなの?!どう考えても、おしとやかな女性が好きですよね(笑)?)
これまた恒例の、漫画家の方からのその場で描いてもらう直筆イラストとサイン。「ゴロデラ」には、過去ご出演してくださった漫画家の方たちの貴重な色紙がたくさんあるんですよね。(もしくは、吾郎の自宅の宝部屋(笑))

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最後の、親太朗くんの鉄郎の消しゴムはんこも素晴らしかった。
松本先生は、ゆっくりと穏やかに話される方で・・・若干、話が長い(笑) でも、吾郎も外山さんも途中で止めることなく聞いて感動していて、本当に良いMCですよね。先生が最後に自ら「長話になりましてすみませんでした」とおっしゃられていて、きっと楽しんでくださったんでしょうね。さすがの「ゴロデラ」でした。

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意外な共通点

ゴロウ・デラックス (2017年10月12日放送分)

ゲスト:燃え殻

デビュー作が発売一か月後で売り上げ7万5000部を突破。デビューのきっかけはTwitter。
吾郎 「外山さんのTwitterもフォロワーさん一万人を超えてるみたいな・・・」
外山 「そうなんですよ!ビックリしちゃったぁ(笑)」
吾郎 「僕も台本読んで、ビックリしたんですよ(笑)」

オープニングは、著者の本を出された話から外山さんのTwitterの話に(笑)
吾郎 「なんで、Twitterやってんの?」
外山 「ラジオの番組でやらされて、そのままになってるだけなんですよ」
吾郎 「あんまり更新してないんでしょ? 一万人が待ってるんだよ?!」
外山 「そんなことよく言いますよね(笑)?」
吾郎 (笑)

外山さんのコメント返しの意図は、私たちと同じであろうか。つまり・・・「他人にそんなこと言ってるけど、あなたなんてまだ呟いてもいないのにフォロワーが34万人を超えてるじゃないか! ちゃんと更新するんですか? 34万人が待ってるんだよ?!」と(爆)

燃え殻さんは実は作家が本業ではなく、テレビの美術製作をされている。この「ゴロデラ」でも課題図書『日本史有名人の身体測定』の際に、実存していた歴史上の人物の等身大パネルを制作されて、とてもお世話になっているのです。

美術さんということで、この番組のためにご自身のプロフィールフリップを持参(笑) なんと、吾郎さんと同年齢。と、いうことで、番組では敢えて二人の人生も比較しながら進めることに。

Twitterでのアカウント名でもある「燃え殻」は、大好きな元キリンジの堀込泰行さんの曲のタイトルから頂いたそう。作家デビューのきっかけとなったTwitterでの燃え殻さんの巧みな文章が出版社の目にとまり本を出版。元々ラジオでのハガキ職人だったので、短い文章で起承転結を作るのに慣れていたのが、140字でおさめるTwitterでうまく表現できのだろうと自己分析。いえいえ、言葉のセンスが大きいですよね。

第二百六十九回課題図書 『ボクたちはみんな大人になれなかった』 燃え殻著

Photo 1990年代を舞台に、当時の流行や情景を織り交ぜながら、大好きな彼女との別れを描いた作品。元カノのFacebookを偶然見つけてしまうエピソードから展開されるストーリーは、多分に著者の恋愛経験が盛り込まれている。90年代から2000年にかけての世の中の混沌とした感じが、自分としては書きやすく選んだテーマだそう。

燃え殻さんは、元カノの彼女から勧められた映画や音楽といったサブカルチャーにものすごく影響を受けたらしい。そんな話を聞いて、吾郎も同じ頃にカメラマンのアシスタントをしていた2歳年上の女性に憧れ、やはりとても影響を受けたらしい。
・・・吾郎さん、そんな話、初耳ですっ(笑)!

燃え殻さんの本の中の名言
男は過去の自分に用がある、女は未来に忙しい

男性である燃え殻さんや吾郎と違い、女性である外山さんは「過去は過去」と言い切れるのがまさに良いたとえでした(笑)

同じ年齢の吾郎さんに、燃え殻さんがどうしても聞きたいこと。それは、ご自分が酷い生活をしていた90年代にどうしていたのか。そこで、これまた燃え殻さん自身が作成してきた二人の比較フリップが登場(笑) 

19歳のときに燃え殻さんが挫折生活をしているとき、吾郎はマセラティを買う(笑)(笑)(笑)
吾郎 「だって、頑張って働いてたもん!」
燃え殻・外山 「まぁ、そう、そうだと思います」
吾郎 「そうだよ!女の子と外でデートもできないしさぁ」
燃え殻 「謝罪ですね」
外山 「それはね、車にいきますよね、お金がね。デートで使うとかじゃないんですもんね」
吾郎 「だって、税金対策しないといけないじゃん?」

22歳の燃え殻さんがエクレア工場で先の不安を感じているときに、吾郎はクラブで夜遊び(笑)(笑)(笑)
燃え殻 「(工場で働いている人は)ほとんど外国の方で、そういう意味では吾郎さんのクラブでの夜遊びと近いんですけど」
吾郎 はははっ(笑)

二人の環境は違えど、不安はあるんだろうけど感じる時間がなかったというのは共通点らしい。不安を感じる前に目の前にあるものをやらなきゃいけない。深刻に悩む時間がなかったから、今の仕事も続けられたんじゃないかなぁという燃え殻さんに、「わかります」と大きく同意する吾郎。やりたくてやっている仕事でも、日々忙しくて過ぎていくというのは誰しもそうなのかもしれない。

燃え殻さんが、この「ゴロデラ」の収録語にTwitterでこう呟かれていた。
稲垣吾郎さんはすべてがスマートで美しい方でした。そしてとにかく優しかった。優しすぎて失礼なことを言ってしまったような気がして、日々心配してるくらい優しかった。

同い年ということで初対面だけど言いたいことを楽しく話してしまったことを思い出されたのかなぁと。吾郎さん、マセラティのところで恨み節だったし(笑) でも、吾郎もすごく楽しんでいたのがわかる。また、ゆっくり対談してほしいなぁと思いました。

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第157回芥川賞受賞作品 『影裏』

ゴロウ・デラックス (2017年10月5日放送分)

ゲスト:沼田真佑

番組恒例の芥川賞受賞作家をお招きした今回の「ゴロデラ」。いつものように、オープニングで吾郎から沼田さんに花束が贈られます。ある意味、とても作家さんらしい物静かでシャイな沼田さん。これは、MCのお二人の腕の見せどころですね(笑)

沼田さんからお話を聞く前に、いままで番組に来てくださった芥川賞・直木賞を受賞された作家さんたちのダイジェストが少し流れます。こうやって見ると、なかなかに濃いキャラクターの方たちが多いですね(笑)

デビュー作で芥川賞を受賞された沼田さん。まさに彗星のごとく文豪界の仲間入り。受賞した報告は、編集者の方から聞いたそうですが・・・実は、本人に直接電話があったのに受賞するとは思わず携帯電話を鞄の中に入れていて気づかなかったというエピソード(笑) そして沼田さんも、授賞式は普段着で参加(笑) 

第二百六十八回課題図書 『影裏』 沼田真佑著 (第157回芥川賞受賞作)

Photo 首都圏から岩手県へ転勤した三十代の会社員、今野。同僚で釣り好きの日浅と知り合い友情を育むが、日浅の転職をきっかけに疎遠。そうした中、東日本大震災が起こり、営業で釜石にいた日浅が被災したかもしれないと知る。

『影裏』を読み解くためのキーワード
1. 描写力
岩手在住の沼田さんが、実際に見て感じる岩手の自然を描く筆力。VTRで沼田さん自身が、作品に投影された里川となる「生出川」にスタッフを連れて行ってくれます。自然の穏やかな川。作品に描かれている景色のままと吾郎も外山さんも話しています。

2. マイノリティ
作中に、セクシャル・マイノリティが恋愛や性愛を通さずに書かれている。主人公今野の元恋人で性同一性障害を抱える副島和哉が、SRS(性別適合手術)を受け女性として登場する。
作品に入れ込んだ理由は、沼田さんがそういった方たちと友達になったことがあり、大変だろうなぁという想いからすくいとりたいと思った。それが、文学のひとつの役割だと思うと話されていて、しっかりした想いがあってのことなんですね。

沼田 「ある程度、(小説の)大枠は決めるんですけど、そこから自然とそれていくんですね。「小さくまとまるなよ」という呼びかけが聴こえてきて、失敗を覚悟でそっちのほうへ行ってみるんですね」
吾郎 「そのコントロールができなくなったときっていうのが、一番いいパフォーマンスができますよね」
沼田 「あぁ、そうですよね」

沼田さんの考えも素晴らしいと思いますが、それを聞いてすぐにこういったコメントが出てくる吾郎の感性にすごいなぁと思いました。

3. 東台日本大震災
震災を全面に押し出したわけではなく、人間関係を描くことでそれを取り囲む自然の怖さを言及している。
この作品は、2010年~2011年の話を描いたので、あの時代の人や社会を書けばおのずと震災のにおいがしてきて書いた。時代が先だったというお話。

影裏』というタイトルは、作中に出てくる70代の方が毛筆で書いた字を自分の部屋に飾っていて、その中のひとつの語という印象でつけられたそう。なにごとも、偶然のものが集まってできた作品なんですね。

そんな沼田さんは、岩手での初めての芥川賞受賞作家ということで、地元でサイン会が催されました。VTRには、たくさんの方が参加してとても嬉しそうに沼田さんとひと言お話されている様子が。
吾郎 「嬉しいんですね、岩手の方」
外山 「ほんとですよ、岩手県民として誇りに思うって」
吾郎 「そっとしておいてほしいタイプの方なのにね」
沼田 「ほんとに、ほんとにそうなんです(苦笑)」
吾郎 「しょうがないですよ。だって、芥川賞とっちゃったんだもん!
沼田 「はい、そうですね(笑)」

うつむいて恐縮する沼田さん(笑)

吾郎 「次、会ったら、羽田さんみたいになってたらビックリしますよ、僕」
沼田 「いえいえ(汗)」

影裏』で、新人純文学作家の登竜門である文學界新人賞も受賞されてダブル受賞の快挙。賞金については、車検、自動車税、滞納していた国民年金の支払いでほとんど消えてしまったそうで、なかなか面白い方でした(笑)

最近の作家さんたちは、話術も上手な方が多くてそれに慣れてしまっていたけど、本来は沼田さんのように寡黙でシャイな作家さんたちも多くいるんだろうなぁと。それでも、テレビはこの「ゴロデラ」が初めての出演というのはありがたいです。吾郎と外山さんなら、ちゃんと作品の話をして、トークも回してくれます。どんな作家さんたちも出てみたいと思われるのは当然かもしれない。

吾郎のラジオはradikoでエリアフリーとタイムフリーが今週から可能になり、radikoのプレミアム会員になれば未放送地域でも聴けるようになりました。この「ゴロデラ」もTBSさんのTverやオンデマンドサービスが始まるよう声を出していってくれるとありがたいです。ジャニーズ事務所を出てやれることのひとつがまた増えました。要望は出していきたいですね。

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自然との共生

ゴロウ・デラックス (2017年9月28日放送分)

ゲスト:安藤忠雄

オープニングトーク
外山 「さて、今夜はですね、あの表参道ヒルズを設計された方がいらっしゃいます」
吾郎 「よく行きますよ。気持ちいいじゃないですか、なんか。吹き抜けになってて。渋谷近辺はテリトリーなので(笑)」

渋谷の街を歩いていれば、吾郎にあたる・・・のかな(笑)?

第二百六十七回課題図書 『安藤忠雄 仕事をつくる~私の履歴書~』 安藤忠雄著

Photo_6 建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞をはじめ、その受賞歴はまさに前人未踏の領域。代表作品は、表参道ヒルズ東急東横線渋谷駅など身近な建築物にとどまらず、世界でも活躍。精力的に世界を飛び回る著者の半生を綴った一冊。

スタジオに入ってきてすぐ、「絶望的なセットやねぇ」と笑っていわれる安藤さんに、「僕ら、自慢のセットなんですけど」と答える吾郎(笑) シンプルで無装飾なデザインをされる安藤さんには、きらびやかすぎるよう。セットはまだしも、金ダルマがねぇ(爆)

安藤さんが今抱えているお仕事は、生まれ故郷である大阪に1件、日本全国で20件、海外で35件という超多忙なスケジュール。設計する作品には、安藤さんのこだわりが詰まっています。

表参道ヒルズ(2006)
長年、表参道のランドマークとして親しまれてきた同潤会青山アパートメントを建て替えたもの。歴史ある景観を守るため、ケヤキ並木の高さを越えないよう設計。建物前は、約7度の勾配になっているので、その坂を中に引っ張ってきたので、ヒルズの中は坂になっているらしい。さらに、昔のアパートメントの一部も残したデザイン。

Photo_2

安藤 「建築というものは、いかに周囲の環境をどう味方にするか。そして、そこにあったものを残すことも大事」

そんな安藤さんは、マネージャーはいずスケジュールもすべて自分で把握。それを聞いて、「(自分は)マネージャーに起こしてもらうので、甘えちゃいけないな」と反省(笑) さらに、内臓はほとんど手術でとられているけど、とても仕事に意欲的。先の希望を見ていると元気になれるそう。

安藤さんの人生は、建築家ながらなかなか面白い。
・ 17歳のときはプロボクサーを目指していた
・ 師匠は自分
・ 飲み仲間には、サントリーやアサヒビールの社長

Photo_3 高校卒業後、独学で一級建築士の資格を取得した安藤さんは、自分の足でいろんな有名な建築物を見て歩くのがモットー。
自分で事務所を立ち上げ独立するも、コンペには落選し仕事もこない。そんなときに、飲み仲間の社長さんたちから大きな仕事を受ける。それが、大阪天保山のサントリー美術館(1994)と京都のアサヒビール大山崎山荘美術館(1995)。同時期に頼まれた仕事は、同業者同士ということで波紋を呼んだらしいですが、当の社長さんたちは良いものを作ってくれたらそれでいいと言ってくれたそう。やはり、人の上に立って成功する人たちは、器が大きい。

Photo_4 安藤さんを一躍有名建築家として知らしめたのが、1974年の日本建築学会受賞作品『住吉の長屋』。コンクリート打ち放しという発想で、その後の建築家たちに多大なインパクトを与えた。窓や空調設備は一切無く、玄関や家の真ん中にある中庭に屋根がない。ちなみに、吾郎のマンションの中庭には水が張ってあって、キラキラして吾郎はとても気に入っているそう。

Photo_5 周囲の環境と共生するという安藤さんのこだわりは、すべての作品に一貫している。香川県直島の地中美術館(2004)は、瀬戸内の景観を守りたいという理由で、一度建てた美術館を地下に埋め戻すという徹底ぶり。『光の教会』では、依頼主と壁一面にくりぬいた十字架の型に窓を張りたくないと大激突。(結局、依頼主の意志が重要ではガラスは嵌められている(笑))

このデザインと同じ大きさで作った作品が、東京六本木の国立新美術館『安藤忠雄展-挑戦-』に展示されています。12月18日まで開催されているので、見に行けそうな方は訪問してみるといいかもしれないですね。

自然と共生することをモットーとしている安藤さんご自身は、便利なマンションに住んでおられるという終わり方もナイスでした(笑)

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